2002年2月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2002年2月主催行事


第20回医用高分子研究会講座

主題=医用高分子研究のバイオ技術と融合した展開
<趣旨>医用高分子研究は,人工臓器材料,医療デバイス材料,ドラッグデリバリーシステム材料の開発として行われてきました。そして最近は,より広くバイオチップ素材としても注目を集めるようになってきました。医用高分子研究会は,高分子合成とバイオテクノロジーを融合させて,的確な応用を志向するバイオ材料を基礎技術から考える最適な研究会です。本講座では,医用高分子研究の基盤技術から,医療・バイオ産業における展望までを解説いただき,これからの医用高分子研究の展開を考えます。
主 催 高分子学会 医用高分子研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本人工臓器学会 日本農芸化学会 日本バイオマテリアル学会 日本薬学会
日 時 2月3日(月),4日(火)
会 場 東京大学山上会館大会議室(東京都文京区本郷7-3-1 TEL 03-3818-3008)会場案内はHPを参照下さい。http://www.u-tokyo.ac.jp/jpn/campus/map/
プログラム
第1日=2月3日
<10 : 00〜12 : 00>
  1. 医用材料の展望 (東大院工)石原一彦
  2. 1分子1細胞操作 (東工大院生命理工)猪飼 篤
<13 : 10〜17 : 30>
  1. ゲノム創薬・細胞治療 (東大医科研)新井賢一
  2. 血液代替物開発 (東京医科大)池淵研二
  3. 幹細胞と再生医療 (京大院医)中畑龍俊
  4. バイオチップ応用技術 (農工大工)松永 是
第2日=2月4日
<9 : 30〜11 : 30>
  1. 糖鎖工学の展望 (名大院工)小林一清
  2. バイオチップ・マイクロ流体 (神奈川アカデミー)渡慶次 学
<12 : 30〜17 : 00>
  1. バイオチップ・マイクロアレイ (神奈川アカデミー)伊藤嘉浩
  2. ティッシュ・エンジニアリングの展望 (産総研 ティッシュエンジニヤリング研究セ)三宅 淳
  3. 抗体および細胞マイクロアレイ (東大院工)長棟輝行
  4. バイオ産業の展望 (タカラバイオ)加藤郁乃進
参加要領 1)定員100名 2)参加費(銀行振込,含協賛学協会員) (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)医用高分子研究会メンバー (a)会社22,050円 (b)大学・官公庁7,350円 3)申込方法 申込用紙(987頁)に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費をご送金下さい。参加証は順次発送いたします。
申込先 高分子学会 第20回医用高分子研究会講座係

02-2高分子学会講演会

主題=リーディングカンパニーの研究開発戦略:新技術立国「NIPPON」創生のために
<趣旨>バブルが崩壊し10年余り。日本は米国に後れをとり,アジア諸国からは追い上げられ,国内は産業の空洞化が進行しています。研究開発はこれからも日本の生命線であり,この戦略の可否が日本の将来を左右するといってよい。もはやキャッチアップ戦略では日本は生き残ることはできません。では,どのような戦略をとるべきなのか。本講演では各産業界を代表する企業の方々にこれからの研究開発戦略を語っていただくことにしました。新技術立国「NIPPON」創生のために,次世代を担う研究開発者達にこそ本講演のメッセージを受け止めていただきたいと思います。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会
日 時 2月7日(金)9 : 50〜17 : 00
会 場 東京大学山上会館大会議室(2階) (東京都文京区本郷 7-3-1 TEL 03-3818-3008)
http://www.u-tokyo.ac.jp/jpn/campus/map/map01/e11-j.html
交 通 地下鉄:(1)丸ノ内線 本郷三丁目駅下車 (2)千代田線 湯島・根津駅下車 (3)南北線 東大前駅下車
プログラム
<9 : 50〜11 : 50>
  1. 新しい産業技術立国「NIPPON」を目指して (経済産業省 製造産業局)河本光明
[グローバル技術革新競争時代にわが国が産業技術立国として生き残っていくためには,国家や地域,企業,そして個人に至るまで国際競争を意識し,個々の組織や個人が自立しつつ協調・連携を進める必要がある。]
  1. 自動車用材料の研究開発戦略(トヨタ自動車 第5開発セ)鈴木茂樹
[今,自動車用産業においては,燃料向上(CO2低減)リサイクル向上などの「地球にやさしい車づくり」と安全性快適性など「人にやさしい車づくり」が求められている。本講演ではこれらの課題に対する材料技術面からの取組みを概説する。]
<12 : 50〜17 : 50>
  1. 材料素材産業の研究開発戦略 (旭化成)瀬田重敏
[世界の化学産業はRCとGSCの2つの基本理念をもって経営と研究開発を行っている。GSCの理念は「新たな視点を前提条件とした創造活動」であり,素材産業も避けては通れない。GSCに対する取組みの一端を,実例を混じえて紹介する。]
  1. 情報通信産業の研究開発戦略〜ナノテクノロジーを基礎とした次世代情報通信技術の開発 (NTT 物性科学基礎研)森田雅夫
[速度やサイズといったネットワークの壁,言語や文化などのコミュニケーションの壁を越えて人と環境にやさしい豊な社会を実現するための情報通信技術について,研究開発の現状と将来について概説する。]
  1. バイオ産業の研究開発戦略 (タカラバイオ)仲尾功一
[バイオ産業全体をひとつの大きな実験室としてとらえてみる。そこでの研究開発戦略のキーワードは,「選択と集中」ではなく「プロジェクト(またはテクノロジー)の融合」ではないかと考えている。]
  1. 商社の研究開発戦略 (三井物産 ナノテク事業室)加藤 誠
[ナノテクノロジー関連研究所を昨年設立し,1年経て,ますます加速している研究開発への取組み状況,混迷の時代に必要とされるイノベーション創出のための最適プラットフォームづくりへの挑戦について概説する。]
参加要領 1)定員100名 2)参加費(銀行振込,含協賛学協会員) (1)会社10,500円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 3)申込方法 申込用紙(987頁) に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を3月末日までにご送金下さい。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1カ月前から順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 02-2高分子学会講演会係

2002年度印刷・情報記録・表示研究会講座

主題=新イメージング技術の創造
<趣旨>印刷・情報記録・表示を含むイメージング技術は,日進月歩の発展を遂げています。本講座では,昨年に引き続き,最近のイメージング技術における大きな関心事である次世代薄膜ディスプレイとしての有機ELと電子ペーパーおよび関連技術に焦点をあてました。新技術の芽となるものを含め新イメージング技術の創造に向けた最新の技術動向についての講演と討論を行います。
主 催 高分子学会 印刷・情報記録・表示研究会
協 賛 紙パルプ技術協会 色材協会 日本化学会 日本印刷学会 日本写真学会 画像電子学会 電子写真学会
日 時 2月20日(木),21日(金)
会 場 化学会館ホール(東京都千代田区神田駿河台 1-5 TEL 03-3292-6161)
プログラム
第1日=2月20日
<10 : 00〜14 : 15>
[有機EL]
  1. 低分子系および高分子系材料を用いる有機エレクトロルミネッセンス素子―研究の進展と課題〓(阪大院工)城田靖之
  2. 蒸着重合膜の作製と有機ELへの応用〓(農工大工)臼井博明
  3. DNAをテンプレートに用いる有機EL (千葉大院自然科学)小林範久
  4. 高効率有機LEDの光物理過程 (千歳科技大光科学)安達千波矢
<14 : 15〜16 : 50>
[電子ペーパー]
  1. 異方性流体を用いた微粒子ディスプレイ(MFPD) (工学院大電子工学)高橋泰樹
  2. マイクロレンズアレイ電気泳動ディスプレイ (九大院システム情報)服部励治
  3. エレクトロディポジション・ディスプレイ (ソニーディスプレイ研)篠崎研二
第2日=2月21日
<10 : 00〜12 : 15>
[表面/パターンニングおよびディスプレイ]
  1. 有機シラン単分子膜を用いた材料表面のマイクロパターニング (九大有機研究セ)高原 淳
  2. 機能分子によるナノ・パターニング (早大理工)逢坂哲彌
  3. ナノサイズ印字 (東大院工)山口由岐夫
<13 : 30〜16 : 50>
  1. 超撥水・超親水 (名大理工科学研究セ)高井 治
  2. 次世代モバイル用表示材料の研究とビジネスコンソーシアム (次世代モバイル研究組合)藤枝一郎
  3. 未定
  4. 粒子の移動を利用したトナーディスプレイ (千葉大工)北村孝司
参加要領 1)定員100名 2)参加費(銀行振込,含協賛学協会員) (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)印刷・情報記録・表示研究会メンバー (a)会社21,840円 (b)大学・官公庁7,560円 3)申込方法 申込用紙(987頁)に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費をご送金下さい。参加証は順次発送いたします。
申込先 高分子学会 2002年度印刷・情報記録・表示研究会講座係

02-2高分子錯体研究会

主題=固体高分子型燃料電池-基礎と課題-
<趣旨>1965 年に GE 社の固体高分子型燃料電池 (PEFC) を搭載したジェミニ5号が燃料電池実用化の第1号として打ち上げられ, 燃料電池が実用電池として注目を集める引き金になりました。その後,1970 年代から 1980 年代にかけて世界各国がエネルギー危機や環境問題に直面し,環境にやさしく高効率なエネルギーシステムの開発が求められるようになり,燃料電池はまさにこの要求に適した発電システムとして脚光を浴び始め,そして1990年代に入って自動車用,家庭用,さらにはパソコン用のクリーンな動力源としての実用化開発研究が急速に推進されています。しかしながら,実用動力源とするには解決しなければならない多くの課題が残されており,たとえば高分子電解質,電極触媒など高分子・錯体化学がその解決に貢献できる課題が多い。本研究会では,固体高分子型燃料電池の基礎および技術開発上の課題について,“燃料電池の初心者”のための講演および討論を行います。
主 催 高分子学会 高分子錯体研究会
協 賛 電気化学会 日本化学会
日 時 2月24日(月)13 : 00〜16 : 40
会 場 東京工業大学百年記念館2階第1会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-3726-1111)
交 通 東急大井町線・東急目黒線 大岡山下車 徒歩1分
プログラム
<13 : 00〜16 : 40>
  1. 高分子電解質型燃料電池の現状と展望 (豊田中研 第41研究領域)河原和生
  2. 導電性高分子/汎用プラスチック複合膜の作製とDMFC電解質膜の可能性 (早大院理工研)門間聰之
  3. 有機金属錯体を用いたメタノール酸化電極触媒 (産総研 環境調和技術部門)戸田貴子・岡田達弘
  4. 宇宙用燃料電池技術と最新の動向 (宇宙開発事業団)曽根理嗣・上野三司・桑島三郎
参加要領 1)定員40名 2)参加費(銀行振込,含協賛学協会員)(1)会社3,150円 (2)大学・官庁2,100円 (3)学生・ゴールド・シルバー1,050円 (4)高分子錯体研究会メンバー 無料 3)申込方法 申込書(987頁)に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費をご送金下さい。参加証を順次送付します。
申込先 高分子学会 高分子錯体研究会係