<趣旨>レンズ,光ファイバーに代表される光学部品は無機ガラスの独壇上場であったが,ポリマー材料の軽量性,柔軟性,易加工性を活かした応用展開,実用化が着実に進んでいます。今回はオプティカルポリマー材料の開発の動向,レンズ,光通信用媒体等の光学部品開発の進展をはじめとして,可視光領域で透明なポリマーのみならず,ポリマーの光物性の新たな応用技術に至るまで第一人者の方々に解説していただきます。 |
主 催 |
高分子学会 行事委員会 |
協 賛 |
(予定)応用物理学会 近畿化学協会 電気学会 電子情報通信学会 日本化学会 |
日 時 |
6月11日(水)10 : 20 - 17 : 15 |
会 場 |
東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL: 03-3726-5593) |
交 通 |
東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩約1分 http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html |
プログラム |
<10 : 20 - 12 : 15> |
- 高速大容量伝送ポリマー光ファイバーのブロードバンドネットワークへの展開
一般家庭までの真のブロードバンド化を実現するためには高画質・リアルタイムコミュニケーションがキーテクノロジーとなる。これを可能にする,広帯域GI型ポリマー光ファイバー (GI POF) およびギガビットPOFネットワークの現状を紹介する。 (慶大理工)石榑崇明・小池康博
- 有機機能性材料の微細加工と機能性フォトニック結晶への応用
有機材料のもつ多彩な機能性をフォトニック結晶(PhC)に利用することは素子の可能性を広げる。一方,従来の微細加工技術は必ずしも有機材料に適したものではない。ここでは,ナノプリント技術による有機材料の微細加工と,機能性ポリマーなどのPhCへの応用を紹介する。 (NTT物性研)横尾 篤
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<13 : 20 - 17 : 15> |
- 液晶ディスプレイ用光学フィルムの現状と今後の展開
液晶ディスプレイに用いられる光学フィルム,特に,視野角拡大フィルムなどの光学補償フィルムや反射防止フィルムの技術について紹介する。また,高分子を用いた液晶ディスプレイ用光学フィルムの可能性,今後の展望について述べる。 (富士写真フイルム)森 裕行
- シクロオレフィン系オプティカルポリマー
レンズ,プリズム,光学フィルムや導光板などの光学用途に市場展開されているシクロオレフィン系オプティカルポリマーについて「ZEONEX, ZEONOR」を例にとり,その特性と用途展開について紹介する。 (日本ゼオン)大島正義
- 光通信用ポリマー材料の開発と素子応用
光通信技術の普及が進むなか,ポリマー光導波路素子への注目が高まっている。透明性,屈折率の高精度制御,低複屈折化など光導波路材料としての要求を考慮したポリマー材料開発と素子応用についてシリコーンポリマーを例に紹介する。 (NTTフォト研)大庭直樹
- 高輝度光散乱ポリマー導光体とゼロ複屈折性光学ポリマー
液晶ディスプレイには,多くのポリマー部材が用いられている。本講演では,将来の高画質液晶ディスプレイを支えると期待される,高輝度光散乱ポリマー導光体を用いた液晶ディスプレイ用バックライトとゼロ複屈折性光学ポリマーによる低複屈折性光学フィルムについて紹介する。 (科技振興事業団)多加谷明広
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参加要領 |
1)定員100名 2) 参加費 会員(銀行振込,含協賛学協会員) (1)会社21,000円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生・ゴールド・シルバー 3,150円 定員となりましたので、参加募集を締め切りました。お申込ありがとうございました。 |
申込先 |
高分子学会 03-2ポリマーフロンティア21係 |