2003年12月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2003年12月主催行事


2003年度燃料電池材料研究会講座

主題=固体高分子形燃料電池の劣化要因とその課題克服に向けて
<趣旨>燃料電池は,温室ガスや有害物質を発生しないクリーンな次世代エネルギー源として有望視されています。特に,固体高分子形燃料電池(PEFC)は小型軽量化が可能で,電気自動車や家庭用,携帯機器用の電源として最も適しており,実用化に向けた研究開発が急速に行われています。PEFCの本格的な実用化のためには長期にわたる安定性の確立が不可欠で,電解質膜,膜電極接合体,電極触媒,セパレータなどの構成材料について,劣化要因の解明とその克服が重要な課題となっています。
 本講座では,PEFCの研究開発に最前線で携わっておられる講師陣をお招きして,技術課題と将来展望についてご講演いただきます。
主 催 高分子学会 燃料電池材料研究会
協 賛 (予定)応用物理学会,化学工学会,画像電子学会,石油学会,電気学会,電気化学会,日本化学会,日本エネルギー学会,日本機械学会,日本分析化学会
日 時 12月2日(火)9 : 30〜19 : 30(懇親会含む),3日(水)9 : 30〜15 : 00
会 場 早稲田大学 国際会議場第一会議室(東京都新宿区西早稲田1-20-14 TEL 03-5286-1755)
交 通 (1)JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅」下車→都バス早大正門行終点下車徒歩5分 (2)地下鉄東西線「早稲田駅」下車徒歩5分
講 演
第1日=12月2日(火)
<9 : 30〜11 : 30>
  1. 燃料電池の実用化に向けて:産学研究・開発者による材料問題の共通認識と解決への協力    (山梨大学クリーンエネルギー研究センター)渡辺政廣
  2. パーフルオロ膜開発の経緯およびFC実用化に向けての現状と課題    (旭硝子)吉武 優
<13 : 00〜17 : 20>
  1. 燃料電池膜物性と触媒界面における劣化挙動    (産総研環境調和技術研究部門)岡田達弘
  2. 燃料電池用電極触媒開発の現状と課題    (田中貴金属)多田智之
  3. セパレータとスタックの劣化要因と技術課題    (三菱電機)光田憲朗
  4. 固体高分子形燃料電池用金属セパレータの材料とそれで用いたスタック開発    (日立製作所)山内博史
<17 : 30〜19 : 30>懇親会
第2日=12月3日(水)
<9 : 30〜11 : 30>
  1. 固体高分子形燃料電池膜電極接合体の劣化要因    (同志社大工)稲葉 稔
  2. 高耐久性MEA (PRIMEA?)の開発    (ジャパンゴアテックス)加藤 博
<13 : 00〜15 : 00>
  1. 高耐久性固体高分子形燃料電池の開発    (三洋電機)゚坂本 滋・伊藤靖彦
  2. 自動車用燃料電池の現状と課題    (日産自動車)篠原和彦
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込,含協賛学協会会員)会員 (1)会社27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)燃料電池材料研究会メンバー a)会社21,840円 b) 大学・官公庁7,560円 3)懇親会費2,000円 4)申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAX: 03-5540-3737, E-mail: doi@spsj.or.jp, 郵送のいずれかにて送付の上,参加費用を11月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1ヶ月前から順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 2003年度燃料電池材料研究会講座係

第21回医用高分子研究会講座

主題=最先端バイオ医療における生体適合性マテリアル
<趣旨>バイオ関連技術が広範囲で進み,21世紀,日本のバイオ技術立国を支えるであろう期待が寄せられてきており,産官学の研究も活発になってきている。一方で,マテリアルという観点から見ると,いまだにこの技術革新に対応するための開発が遅れており,これまでのポリマーの応用がなされている現状である。バイオ関連技術は生体関連成分を対象としており,これらとマテリアルとのかかわりを理解することがきわめて重要であることはいうまでもない。
 医用高分子は医療デバイスの開発の過程で“生体適合性”と言う機能をもたせることに着目されて開発が進んできたが,多様なバイオ関連技術に適応できる設計概念が多分に含まれている。本講座では最先端バイオ医療に関連した,細胞工学デバイス,DDS,バイオチップあるいは高機能医療デバイスなどの研究開発の基盤技術である生体適合性マテリアルについて,各分野の最前線で活躍する研究者に解説いただくこととした。生体適合性マテリアルは,バイオ関連技術とともにさらなる飛躍的発展が期待できるといえよう。
主 催 高分子学会 医用高分子研究会
協 賛 (予定) 日本化学会 日本人工臓器学会 日本農芸化学会 日本バイオマテリアル学会 日本薬学会
日 時 12月4日(木),5日(金)
会 場 東京大学山上会館 大会議室(文京区本郷7-3-1 03-3818-3008)
<会場案内はHPを参照下さい。http://www.u-tokyo.ac.jp/jpn/campus/map/>
講 演
第1日=12月4日
<10 : 00〜12 : 00>
  1. 細胞工学のスキャホールドにおける生体適合性マテリアル    (東大院工)渡邉順司
  2. 生体適合性バイオデグラダブルゲル    (東京医歯大生材工研)岩崎泰彦
<13 : 20〜17 : 30>
  1. 超分子バイオマテリアルの生体適合性    (北陸先端大)大谷 亨
  2. タンパク質吸着の測定とマテリアル設計    (北大電子研)田中 賢
  3. 生体適合性の難溶性薬物可溶化マテリアル    (神奈川科学アカデミー)金野智浩
  4. 生体適合性マテリアル表面と細胞応答挙動    (京工繊大)青木隆史
第2日=12月5日
<9 : 30〜12 : 30>
  1. バイオチップ用マイクロセンサーにおける生体適合性マテリアル    (東大院工)高井まどか
  2. マイクロ流路内の生体適合化マテリアル    (物質・材料研究機構)゚沖 明男・堀池靖浩
  3. 人工臓器の表面を生体適合化するマテリアル    (国立循環器病センター研究所)岸田晶夫
<13 : 30〜16 : 40>
  1. 埋込み医療デバイスの生体適合性とマテリアル設計    (都立大院工)川上浩良
  2. 遺伝子デリバリーシステムでの生体適合性マテリアル    (東工大院生命理工)丸山 厚
  3. 細胞接着性と活性化の測定    (慶応大理工)藤本啓二
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込)(1)会社27,300円,(2)大学・官公庁9,450円,(3)学生/ゴールド・シルバー3,150円 (4)医用高分子研究会メンバー a会社22,050円,b大学・官公庁7,350円 3)申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費をご送金下さい。参加証は順次発送いたします。
申込先  高分子学会 第21回医用高分子研究会講座係

2003年度高分子の崩壊と安定化研究討論会

<趣旨>「高分子の崩壊と安定化」に関連する研究課題は,高分子分解反応の速度論と機構論を基礎として,高分子材料の劣化評価と寿命予測の方法論,汎用プラスチックの安定化技術と安定剤の開発,高分子材料の高機能化に向けた技術展開,さらには高分子の難燃化やリサイクル技術と関連する添加剤の開発まで,きわめて広範多岐にわたっています。『高分子の崩壊と安定化研究討論会』は,これらの課題について基礎研究だけでなく,応用技術の展開,あるいは未完成でも興味ある結果や考え方を発表するフォーラムとして活用されてきました。今年度も多数の研究者・技術者ならびに学生諸君のご参加を得て,活発な討論と交流の輪が拡がることを期待しています。
主 催 高分子学会 高分子の崩壊と安定化研究会
協 賛 日本化学会 日本合成樹脂技術協会 強化プラスチック技術協会 化学工学会
日 時 12月9日(火)9 : 30〜17 : 00
会 場 工学院大学新宿校舎28階会議室 (東京都新宿区西新宿1-24-2 TEL 03-3342-1211)
交 通 JR新宿駅西口徒歩5分,京王プラザホテル前
プログラム
 (研究発表12分・討論3分)
<9 : 30〜10 : 30> [座長 白井正充]
  1. 流通操作の高分子熱分解に関する研究−液相・気相間の温度差について−    (K. MURATA) 村田 勝英
  2. 流通操作の高分子熱分解に関する研究-Kinetic Study on Thermal Degradation of Polymers-    (K. MURATA) 村田勝英
  3. 流通操作の高分子熱分解に関する研究-高分子の触媒分解について-    (K. MURATA) 村田勝英
  4. 多価フェノール添加PETのタフネス改善    (東北リコー)゚日下石進,(山形大工)上田洋之・石川 優
<10 : 30〜11 : 15> [座長 藤林俊生]
  1. HALSニトロキシドとフェノールの相互作用    (工学院大院工)大勝靖一・゚藤原貴文
  2. PPの耐候・耐熱性に及ぼすHALSと酸化防止剤の相互作用    (旭電化工業)゚堀越隆裕・根岸由典・福島 充・飛田悦男
  3. フェノール塩の酸化防止活性    (工学院大院工)大勝靖一・゚松崎樹憲
<11 : 15〜12 : 00> [座長 日下石進]
  1. 窒素置換フェノールの酸化防止活性    (工学院大院工)大勝靖一・゚森 大輔
  2. 高分子の熱分解における律速過程    (防衛大応化)゚小島敬和
  3. 高分子材料のシミュレーションによる熱分解解析    (芝浦工大院工)゚越塚朋和,(名大工)西澤一樹,(名大院工)石川朝之・武田邦彦
<12 : 00〜13 : 15> 昼食
<13 : 15〜14 : 00> [座長 児島史利]
  1. ポリカーボネートの架橋形成による難燃化メカニズムの解明    (名大院工)゚林田研一・大谷 肇
  2. 高分子の熱分解と難燃材料の設計    (名大院工)゚石川朝之,(名大工)木田伸也,(名大院工)牧 育広,(芝浦工大院工)越塚朋和,(名大院工)武田邦彦
  3. 燃焼挙動変化によるPETの難燃化    (福島県原子力セ)゚紺野慎行,(東北リコー)日下石進
<14 : 00〜15 : 00> [座長 高谷克彦]
  1. 高度制御熱分解によるケミカルリサイクル-高付加価値末端反応性オリゴマーの製造と新規高分子材料の開発-    (三栄興業)゚佐々木大輔・鈴木義弘,(日大理工)澤口孝志・萩原俊樹・矢野彰一郎
  2. 高分子材料の分解による毒性物質の発生と環境への影響    (名大院工)゚橋本 淳・那須昭子・武田邦彦
  3. フェノール系樹脂の分解反応とリサイクルの可能性    (金沢大工)゚小西玄一・尾関夏紀・小林 郷・山岸忠明・中本義章
  4. 熱分解により水に溶解する光架橋高分子    (阪府大院工)゚川上晃也・岡村晴之・白井正充
<15 : 00〜15 : 15> 休憩
<15 : 15〜16 : 15> [座長 大石不二夫]
  1. PETの結晶化度が及ぼす動的粘弾性の変化    (東北リコー) ゚日下石進,(福島県原子力セ)紺野慎行,(山形大工)上田洋之・石川 優
  2. シリカ粒子/PET複合材の多価フェノール添加による高次構造の安定性    (福島県原子力セ)゚紺野慎行,(東北リコー)日下石進
  3. ポリプロピレンの熱および光劣化開始反応に与える触媒および助触媒残渣の影響    (金沢工大)゚中谷久之,(北陸先端大院)上田 紘・劉 柏平・寺野 稔
  4. メタクリル酸とメタクリル酸メチルの共重合体のアクリジン光反応による分解    (防衛大応化)゚土屋雅大・小島敬和
<16 : 15〜17 : 00> [座長 飛田悦男]
  1. ポリブチレンナフタレート-ポリブチレングリコール系熱可塑性ポリエステルエラストマーの光劣化機構    (神奈川大理) ゚中村大介・永井靖隆・大石不二夫,(東洋紡)上乃 均・松本直美
  2. ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)と紫外線吸収剤の相互作用    (工学院大院工)大勝靖一・゚溝川茂雄
  3. 2-ヒドロキシベンゾイル化合物の光酸化防止活性    (工学院大院工)大勝靖一・゚土橋愛由
<17 : 15〜19 : 00> ミキサー
参加要領 1)定員100名 2)参加費(含協賛学協会会員・銀行振込)(1)会社・大学・官公庁4,200円 (2)学生2,100円 (3)崩壊と安定化研究会メンバー3,360円 3)ミキサー会費3,000円 4)申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAX 03-5540-3737,E-mail: doi@spsj.or.jp,郵送のいずれかにて送付の上,参加費用を11月末日までにご送金下さい。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1カ月前から順次ご送付いたします。
申込先  高分子学会 2003年度高分子の崩壊と安定化研究討論会係

第41回高分子と水に関する討論会

主 催 高分子学会 高分子と水に関する研究会
協 賛 (予定)応用物理学会 化学工学会 繊維学会 電気化学会 日本化学会 日本機械学会 日本繊維機械学会 日本農芸化学会 日本膜学会 日本水環境学会 日本薬学会 日本分析化学会 プラスチック成形加工学会
日 時 12月12日(金)10 : 00〜17 : 30
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-3726-1111)
プログラム
 [研究発表 1件20分(発表15分,討論5分)]
<10 : 00〜10 : 40> [座長 箕浦憲彦]
  1. 3種の水酸基を有する新規親水性高分子の調製とゲル化挙    (東工大院理工)゚八幡 徹・加太章生・佐藤 満
  2. 表面修飾ポリウレタン多孔膜を用いた末梢血からの血球分離    (成蹊大工)゚林 遼子・山宮慎一・原 万里子・樋口亜紺
<10 : 40〜11 : 20> [座長 佐藤 満]
  1. 荷電性ポリマーブラシへのタンパク質の多層吸着    (千葉大工)゚米津慎二・斎藤恭一・杉田和之,(東大医科研)片山栄作・東條 正,(原研崎)玉田正男・須郷高信
  2. 両性イオン交換ポリマーブラシを取り付けた多孔性中空糸膜のタンパク質吸着特性    (千葉大工)゚三好和義・斎藤恭一・杉田和之, (原研高崎)玉田正男・須郷高信
<11 : 20〜12 : 20> [座長 吉川正和]
  1. エレクトロスプレーデポジション法による生体高分子ナノファイバーファブリックの作製    (東工大院理工)゚水越智哉・松本英俊・皆川美江・谷岡明彦,(理研)山形 豊,(フューエンス)井上浩三
  2. DNA選択的認識表面を持つ分子インプリンティングポリマーゲルの特性    (産総研)゚小木曽真佐代・Olena Slinchen-ko・Alexandre Rachkov・宮地寛登・箕浦憲彦
  3. DNA固定化セルロース膜によるアミノ酸の光学分割    (成蹊大工)゚林 晃行・樋口雄一郎・原 万里子・樋口亜紺
<13 : 30〜14 : 10> [座長 福田光完]
  1. マイクロ波照射による高分子膜の気体透過性の促進    (名工大院工)゚中井祐介・辻田義治・吉水広明・岡本 茂
  2. セルロースの構造異方性と構造異方性に起因する2つの異なった表面ぬれ性    (神戸女子大)゚山根千弘,(旭化成)岡島邦彦
<14 : 10〜14 : 50> [座長 辻田義治]
  1. イオン照射による新規ポリイミド炭素化膜の作製と気体透過特性    (都立大院工)川上浩良・゚岩瀬美樹己・長岡昭二,(理研)鈴木嘉昭・岩木正哉
  2. 高分子マトリックス中の低温結晶化水の振動分光学的研究    (富山大工)井出 誠・小林麻美・辻 和俊・北野博巳
<14 : 50〜15 : 30> [座長 樋口亜紺]
  1. Torlon膜による水/2-プロパノール混合液の蒸気透過ならびに浸透気化    (京工繊大)樋口亜子・゚吉川正和
  2. 水素イオン-アルカリ金属イオン混合水溶液系における荷電膜を通しての水の異常浸透    (信州大院工)゚内堀友紀・石井俊太朗・清野竜太郎・田坂雅保
<15 : 50〜16 : 30> [座長 谷岡明彦]
  1. 表面処理による新規NF膜の作製とその評価    (都立大院工)川上浩良・゚佐々木貴史・三宮 啓・長岡昭二,(理研)鈴木嘉昭・岩木正哉
  2. 高分子薄膜モデルを用いた水拡散シミュレーション    (兵庫教育大)゚福田光完,(NOK) 菊地洋昭
<16 : 30〜17 : 30> [座長 斎藤恭一]
  1. 固体高分子型燃料電池電解質膜の含水状態と性能    (旭化成)゚橋本康博・坂本直紀・山崎 悟・飯嶋秀樹
  2. 荷電膜の電流−電圧特性に及ぼす導電性界面の効果    (東工大院理工)゚若松佑至・皆川美江・松本英俊・谷岡明彦
  3. 疎水性水和に及ぼすイオン効果-量子化学計算によるアプローチ-    (東工大院理工)゚竹田俊介・佐藤 満
参加要領 1)定員100名 2)参加費(銀行振込,含協賛学協会員)(1)会員4,200円 (2)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (3)高分子と水に関する研究会メンバー割引料金3,150円 3)申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用をご送金下さい。参加証は順次ご送付いたします。
申込先  高分子学会 第41回高分子と水に関する討論会係