2004年7月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2004年7月主催行事


第28回高分子錯体若手懇談会

主題=機能高分子と電子/光デバイス
<趣旨>本懇談会は大学・企業・官公庁の若手研究者を対象とした合宿形式のセミナーで,第一線でご活躍されている先生をお招きして,最近の研究をご講演いただきます。今回は「機能高分子と電子/光デバイス」と題し,幅広い講演を企画しています。参加者によるポスターセッションも企画しており,先生方との活発な討論と幅広い交流から皆様方の研究および研究生活に大いにプラスになることと思います。大学院生や若手研究者の方々の積極的な参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子若手錯体懇談会
日 時 7月7日(水)14 : 00〜7月9日(金)12 : 00
会 場 いわき市国民宿舎 勿来の関荘(いわき市勿来町関田関山59)
講 演
  1. プロトン電導膜と燃料電池(産総研)岡田達弘
  2. 高分子ナノ集積体を用いた光機能デバイス(東北大多元研)宮下徳治
  3. 金属錯体を含む半導体/高分子ハイブリッド固体膜中の高速電荷輸送機構と分子デバイスへの応用(新潟大教育)八木政行
  4. 材料ナノテクノロジーの可能性(日立基礎研)山田真治
  5. イオン液体とイオンゲル-その可能性と展望-(横国大院工)渡邉正義
ポスターセッション
 参加者による約30件の研究発表を予定
参加要項 1) 定員 40名 2) 参加費(当日徴収) (1)一般 10,000円,(2)大学・官公庁 7,000円,(3)学生 3,000円 3) 宿泊費(当日徴収) 17,000円 (2泊4食) 4) 懇親会費(当日徴収) 5,000円 5) 申込方法 氏名,所属,住所,電話,FAX,E-mail,ポスター発表の有無を明記の上,下記までお申し込みください。 6) 申込締切 5月末日まで
申込先 [310-8512] 水戸市文京2-1-1 茨城大学理学部 金子研究室 上野寛仁
E-mail: nd3502r@mcs.ipc.ibaraki.ac.jp

04-1高分子学会講演会

主題=高分子1本のサイエンス 「みる,はかる」
<趣旨>これからの未来を拓く先端材料は,ナノ・バイオテクノロジーという言葉に象徴されるような,分子ひとつひとつの特性に立脚した革新的技術に基づく材料開発が求められています。このような時代だからこそ,もう一度高分子鎖1本1本のサイエンスを改めて再認識・再検討することが肝要なのではないでしょうか。本講演会では,まず高分子鎖1本1本を「みる」「はかる」ことによる,今の時代に相応しい高分子鎖1本を対象としたサイエンスの現状と将来をかいま見ることを目的に企画いたしました。
主 催 高分子学会行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会 ほか
日 時 7月8日(木)10 : 20〜17 : 20
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館フェライト会議室(3階)(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線「大岡山駅」下車 徒歩1分
プログラム
<10 : 20〜12 : 20>
  1. ポリマー1分子の直視:π共役高分子1本の構造と機能イメージング
       (北陸先端大院材料)篠原健一
     高分子1本の構造と機能を明らかにすることができれば,高分子の本質を深く理解することができ,ひいては分子デバイスの創製に発展するであろう。本講演では,新規に合成したπ共役ポリマー1分子の構造の高分解能SPMイメージングと液中高速AFMによるナノ運動のイメージング,さらにポリマー1分子の光機能との同時イメージングに関する基礎研究を紹介する。
  2. 高分子鎖1本の粘弾性
       (東工大院理工)°中嶋 健,西 敏夫
     通常の原子間力顕微鏡(AFM)を用いた単純な静的引張試験(ナノフィッシング)によって調べた高分子1本鎖の力学・破断特性についてまず紹介し,さらにわれわれが開発したナノレオロジーAFMを用いた動的測定によって得られた高分子1本鎖の粘弾性的挙動について概観する。
<13 : 10〜17 : 20>
  1. MALDI-TOF MSを主体とした高分子の微細構造解析
       (東レリサーチセンター)佐藤信之
      MALDI-TOF MSは高分子の繰返し単位が同じでも末端官能基の質量数の相違により分子を識別することが可能な分析手法である。この特徴を活かし,反応性官能基を末端に導入した高分子の末端構造を解析した例を紹介する。さらに熱分解GC/MS,NMR,LCなどを併用して高分子の微細構造解析に活用した例についても紹介する。
  2. 分子シミュレーションで見る高分子鎖の熱運動
       (豊田中研)山本 智
      1本の高分子鎖の熱運動の様子を分子動力学シミュレーションにより解析し,自由高分子鎖の広がりとガラス転移温度の関係,および両端を拘束した高分子鎖の示す弾性について調べた研究を紹介する。
  3. 導電性および極性高分子鎖1本の単離と物性評価
       (東工大資源研)山口 勲
      本講演ではナノ空間を利用して種々の導電性高分子やポリウレタンなどの極性高分子鎖1本を単離して電気的,光学的,熱的物性を調べ,これらの高分子のバルク状態における物性と比較した結果を報告する。
  4. 半導体高分子単一鎖のサイエンスとナノテクノロジー
       (NTT物性科学基礎研)古川一暁
      ナノテクノロジーの発展により,従来の主に薄膜デバイスをターゲットとした有機エレクトロニクス研究は,ナノスケールへと展開し,究極的には単一分子を直接扱おうとする,ナノ分子科学へと向かっている。本講演では,半導体高分子ポリシラン単一鎖の単離と可視化,さらに単一鎖に特徴的な光・電子物性の評価について,演者らの最近の研究を紹介する。
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費(1)会社10,500円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)年会費制登録団体※1 1) 会社8,400円 2) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付ください。開催約1カ月前より参加証,請求書を送付いたしますので,請求書到着後,6月末日までに必ずご送金ください。
※1 詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/2004nenkaihisei.htmlをご覧ください。)
申込先 高分子学会 04-1高分子学会講演会係

第23回無機高分子シンポジウム

主題=無機高分子を利用したナノストラクチャー制御による機能発現-ハイブリッド材料からポーラス材料まで-
<趣旨>近年,材料の機能発現に向けた構造の制御,とくにナノストラクチャーの制御が注目を集めています。こうしたアプローチの中では無機高分子が広く用いられており,その分子構造や有機-無機相互作用の設計が材料の構造や機能に重要な役割を果たしております。そこで本シンポジウムでは,有機-無機ハイブリッド材料からポーラス材料までさまざまな機能材料を取り上げ,無機高分子を利用したナノストラクチャー制御について,産業界・学界の第一線でご活躍の研究者にご講演をお願いいたしました。また,意見交換の場としてご利用いただけるようコーヒーブレイクの時間も設けさせていただきました。皆様のご参加をお待ち申しあげております。
主 催 高分子学会無機高分子研究会
協 賛 (予定)応用物理学会 ケイ素化学協会 日本化学会 日本ゼオライト学会 日本セラミックス協会 電気化学会
日 時 7月9日(金)10 : 30〜17 : 10
会 場 早稲田大学(大久保キャンパス)理工学部55号館S棟 第三会議室(2階)(東京都新宿区大久保3-4-1 TEL: 03-3203-4141 内線73-2293)http://www.waseda.ac.jp/koho/guide/univ18.html
交 通 JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」下車 徒歩12分 都バス[高田馬場駅-九段下]行き,[池袋駅東口-渋谷駅]行き,[新宿駅西口-早稲田]行き,都立障害者センター前 下車1分
講 演
<10 : 30〜11 : 50>
  1. 歯科用コンポジットレジンの組成設計と物性制御(トクヤマデンタル)風間秀樹
  2. カチオン硬化型無機-有機ハイブリッド材料(東亞合成)佐々木 裕
<13 : 00〜15 : 00>
  1. ゾル-ゲル法によるナノ構造制御カーボンゲルの作製と応用(京大院工)田門 肇
  2. メソポーラス有機シリカの導入有機基の拡張と機能(豊田中研)稲垣伸二
<15 : 00〜15 : 30> コーヒーブレイク
<15 : 30〜17 : 10>
  1. メソ構造体薄膜の構造制御(キヤノン)宮田浩克
  2. ミネラリゼーションによる有機・無機複合体(京大院工)中 建介
参加要領 1) 定員70名 2) 参加費(銀行振込)(1)会社13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)無機高分子研究会メンバー a 会社10,500円 b 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 こちらをダウンロードして記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を7月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は開催約1カ月前から順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 第23回無機高分子シンポジウム係