2005年7月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2005年7月主催行事


05-1高分子学会講演会

主題=ポリマーサイエンスの挑戦:七夕に夢を語る
<趣旨>「ナノテクノロジー」が,現在大ブームを巻き起こしていますが,ポリマーサイエンスの最前線ではもうすでに「ナノテク」の次に来るもの,出番を待つトリビアの種が芽を吹こうとしています。多くの分野に波及効果の期待される新しいコンセプト,成熟したかに見える分野に新たな可能性をもたらすブレークスルー,ポリマーサイエンスのパラダイムを変革しうるオリジナルな基礎研究,など,わが国のポリマーサイエンスの最前線で輝く「スター」による夢の競演(大風呂敷)で,夏の一日をお楽しみください。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会
会 期 7月7日(木)10 : 20 - 16 : 45
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館フェライト会議室(3階)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩約1分 http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム
<10 : 20 - 12 : 35>
挨拶 行事委員長 相田 卓三
<10 : 30 - 12 : 35>
  1. ヘテロ元素の特性を活かしたハイブリッドポリマーの創成 (京大院工)中條 善樹
    有機高分子にヘテロ元素を積極的に導入することにより,新しい特性を有する高分子が得られる。このような考え方で,ホウ素やリン,ヒ素,硫黄などのヘテロ元素を主鎖に含む数々の新しいπ共役系高分子を合成した。
  2. シクロデキストリンを用いた高分子合成(阪大院理)原田 明
    最近,演者らはグルコースの環状オリゴマーであるシクロデキストリン(CD)とラクトンと混ぜて加熱するだけで,末端にCDが結合したポリエステルが得られることを見いだした。触媒も生成物も生分解性の自然共生型である。
<13 : 35 - 16 : 45>
  1. 明滅する分子 (京大院工)木村俊作
    基板上に分子組織化したへリックスペプチドの単分子観察をSTMを用いて行ったところ,明滅することがわかった。単分子観察により明らかとなってきた分子の新たな特性について考察する。
  2. 高分子物性・加工における表面・界面の重要性 (九大先導物質研)高原 淳
    高分子材料の表面・界面の物性や機能特性において,最表面から数nmの深さの層の分子鎖凝集状態と化学的特性がきわめて重要な役割を果たす。本講演では表面・界面における高分子物性の特異性,表面・界面を利用した高分子ナノ加工について解説する。
  3. “強相関ソフトマテリアルの動的制御”から出てきた夢 (東工大院理工)西 敏夫
    文部科学省特定領域研究(A)として,平成12 - 15年度に「強相関ソフトマテリアルの動的制御」を実施した。35研究機関,100名近くの参加者により多くの成果をあげ,高い評価を受けた。この中から夢につながる成果を紹介する。
参加要領 1) 定員100名 2) 参加費 (1)企業10,500円 (2)大学・官公庁5,200円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)年会費会員※1)の団体からのご参加は,何名様でも割引料金となります。a)企業8,400円b)大学・官公庁4,200円 (※1詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/2005nenkaihisei.htmをご覧ください) 3) 申込方法 申込用紙(386頁)にご記入の上,FAXまたは郵送にて送付ください。開催約1カ月前より参加証,請求書を送付いたしますので,請求書到着後,ご送金ください。
申込先 高分子学会 05-1 高分子学会講演会係

第18回 グリーンケミストリー研究会講演会

主題=プラスチックリサイクルと評価-現状と将来に向けた提言-
<趣旨> 1995年に施行された「容器包装リサイクル法」を皮切りに,この10年間で「家電リサイクル法」,「パソコンリサイクル法」,「建設リサイクル法」が施行されて,「循環型社会形成推進基本法」と「グリーン購入法」のもと,循環(リサイクル)型社会システムが一気に構築されてきました。さらに本年はじめに「自動車リサイクル法」が施行されましたが,本年は10年を経過する「容器包装リサイクル法」の見直しの年でもあります。そうした観点から,「本年は循環型社会が第二世代に入った年」と位置づけることができましょう。
 そこで当研究会では,官・学・産の第一線でご活躍されておられる方々にお願いして,主題に関連した内容についてご講演いただき,よりよき循環型社会実現のためのご提言をいただくことといたしました。多数の方々のご参加を期待いたします。
主 催 高分子学会 グリーンケミストリー研究会
協 賛 (予定)日本化学会 廃棄物学会 プラスチック化学リサイクル研究会
日 時 7月19日(火)10 : 00 - 17 : 30
会 場 日本大学理工学部駿河台校舎1号館121会議室(東京都千代田区神田駿河台1-8-14)
交 通 JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅下車 聖橋口改札出口より徒歩3分
講 演
<10 : 00 - 10 : 05>
委員長挨拶 (近畿大分子研)西田治男
<10 : 05 - 12 : 05>
  • 1) 行政の方針
  • 1-1) 行政の方針-リサイクルと化学品の処理について- (経産省製造産業局)豊島賢治
  • 2) リサイクルの評価方法
  • 2-1) LCAによる評価と将来への提言 (産総研)稲葉 敦
<13 : 15 - 17 : 30>
  • 2-2) リサイクルの評価方法(4軸法)と将来への提言(国連大)安井 至
  • 3) プラスチックリサイクルの現状と将来に向けた提言
  • 3-1) リサイクルへの提言と究極の環境ポリマー-自己修復性ポリマー- (名大高等院)武田邦彦
  • 3-2) プラスチックリサイクルのエコ効率分析-エコロジー/環境とエコノミー/経済性- (プラ処理協)豊島元敬
  • 3-3) 自動車のASR処理の現状と将来展望(含・新車設計からの対策) (日産自動車)寺田暁彦
参加要領 1) 定員70名 2) 参加費(銀行振込,含協賛学協会会員) (1)企業13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4) グリーンケミストリー研究会メンバー (a) 企業10,500円 (b) 大学・官公庁4,200円 3) 申込方法 申込書こちらをダウンロードしてご記入の上に必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用をご送金ください。開催約1カ月前より参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 第18回グリーンケミストリー研究会講演会係