2006年3月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2006年3月主催行事


第56回医用高分子研究会

主題=デリバリー技術の最先端
<趣旨>「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」の概念が提出されてすでに四半世紀を超え,広い範囲の学問領域にDDS研究者が存在し,また,ありとあらゆる物質がDDSの対象となっている。近年では,再生医療の基盤技術のひとつとして,あるいは遺伝子治療の必須技術として新たな注目を集めている。本研究会では,各方面でDDS技術に関与している若手研究者を講師に迎え,個々の研究領域の最先端についてのレビューと研究者自身の最新の研究成果についてお話を伺う。若手研究者,大学院生,企業研究者各位にとって,専門分野の概要と最新動向が得られる研究会である。
主 催 高分子学会 医用高分子研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本人工臓器学会 日本バイオマテリアル学会 日本薬学会 日本DDS学会
日 時 3月8日(水)10 : 10〜16 : 50
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-5734-3331)
交 通 東急目黒線・大井町線 大岡山駅下車 徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
講 演
 <10 : 10〜12 : 00>
  1. デリバリー目的物質別
    1. (低分子)ドラッグデリバリー(京大院薬)川上 茂
    2. 遺伝子デリバリー(首都大都市環境)朝山章一郎
<13 : 10〜16 : 50>
  1. タンパク質デリバリー(阪大院薬)中川晋作
  2. 細胞デリバリー(東医歯大生体材料研)岸田晶夫

  1. デリバリーデバイス
    1. 皮膚を介する薬物デリバリー(城西大薬)杉林堅次
    2. デリバリーカテーテル(テルモ)斉藤岳彦
参加要領 1) 定員60名 
2) 参加費 (1)企業5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4)医用高分子研究会メンバー 無料 
3) 申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を3月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
申込先 (社)高分子学会 第56回医用高分子研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町東急ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737

第19回 グリーンケミストリー研究会講演会

主題=石油系高分子材料のグリーン化:バイオベースポリマーの最前線
<趣旨>循環型社会形成推進基本法とこれに関連する個別物品リサイクル法が制定され,循環(リサイクル)型社会の構築が加速しています。グリーンケミストリー研究会はプラスチックのリサイクルの推進を目標に幅広く活動してきました。しかしプラスチックの資源である石油などの化石資源はいずれ枯渇するため,生物由来の再生可能資源からの高分子材料合成とその高性能化,さらにはそのリサイクルが今後ますます重要になってくると予想されます。本研究会講演会では,石油系高分子材料のグリーン化の観点からシリーズ第一弾として,まず再生可能資源から合成されるバイオベースポリマーの応用,そしてバイオベースポリマーをリサイクルすることの評価について,それぞれの分野において第一線でご活躍されている方々に講演をお願いしました。多数の方々のご参加をお願い申し上げます。
主 催 高分子学会 グリーンケミストリー研究会
協 賛 (予定)日本化学会 廃棄物学会 プラスチック化学リサイクル研究会
日 時 3月8日(水)10 : 40〜17 : 10
会 場 日本大学理工学部駿河台校舎1号館121会議室(東京都千代田区神田駿河台1-8-14)
交 通 JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅下車 聖橋口改札出口より徒歩3分
プログラム
 <10 : 40〜13 : 00>
委員長挨拶(近畿大分子工研)西田治男
  1. バイオベースポリマーの応用
    1. 多糖類の無機複合材料(日大理工)矢野彰一郎
    2. セルロース系グリーン材料 -イオン液体・脂肪族エステルとの複合化を中心に-(京大院農)西尾嘉之
    3. バイオマス(ミクロおよびナノ)ファイバーを用いた高植物度複合材料の開発(京都市産技研)北川和男
<14 : 00〜17 : 10>
  1. 自動車用バイオベースプラスチックの開発(豊田中研)高橋治雄
  2. ポリ乳酸の高性能化技術の開発―電子機器への応用(東レ)大目裕千

  1. バイオベースポリマーのグリーン度に関するさまざまな観点からの評価
    1. グリーンプラの展開と可能性(バイオインダストリー協)大島一史
    2. バイオベースポリマーは本当に環境にやさしいか(生産開発科学研)奥 彬
参加要領 1) 定員70名 
2) 参加費(1)企業13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生・ゴールド・シルバー2,100円 (4)グリーンケミストリー研究会メンバー (a) 企業10,500円 (b) 大学・官公庁4,200円 
3) 申込方法 こちらの申込用紙に必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を3月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 (社)高分子学会 第19回グリーンケミストリー研究会講演会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町東急ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737

05-2高分子科学におけるフロンティアシンポジウム-連携から融合へ-

<趣旨>「産官学」連携や学際連携を含む「異分野」融合は,単なる流行ではなく,大学や学問のパラダイム変換を問い掛けているという視点で本シンポジウムを企画しました。「既存の科学・技術体系の延長で明るい未来を創れるか?」これも私たちの問いのひとつです。本シンポジウムでは,高分子科学の最先端と異分野との連携の現状を,一流の研究・技術者にご紹介いただき,この問いに対する答えを探りたいと思います。
主 催 高分子学会 研究推進委員会
日 時 3月10日(金)9 : 55〜17 : 00
会 場 タワーホール船堀 2階瑞雲 (東京都江戸川区船堀4-1-1)
URL: http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsu/bunka/bunka1.html
プログラム
 <9 : 55〜12 : 30>
開会の挨拶(横国大院工)渡邉正義
[座長 明石 満]
  1. 高分子化学研究の最先端(名大エコトピア研)岡本佳男
基調講演
[座長 下村政嗣]
  1. 第三次科学技術基本計画について(文科省科学政策研)小中元秀
  2. 高分子科学における理論の役割(東大院工)土井正男
<13 : 30〜17 : 00>
[座長 加藤隆史]
  1. エレクトロニクスと高分子 -物理工学・電子工学の立場から(東大院工)染谷隆夫
[座長 渡邉正義]
  1. エネルギーと高分子(ソニー)西 美緒
  2. 医療と高分子(東女医大)岡野光夫
[座長 渡辺敏行]
  1. 産学連携への道(東医歯大技術移転セ)前田裕子
参加要領 1) 定員 先着順150名 
2) 参加費 無料(高分子学会員),5,000円(非会員,会場にて徴収) 
3) 申込方法 氏名,会員番号,勤務先,連絡先,電話番号,FAX番号,E-mailを明記の上,oh-hashi@spsj.or.jpまでお申込みください。
申込先 高分子学会 研究推進委員会

05-1高分子と水・分離に関する研究会

主題=進化する遮断・除去・徐放材料
<趣旨> 高分子と水・分離に関する研究会では,幅広く「高分子と低分子の相互作用」 に関する研究を対象としてきました。高分子材料におけるガスバリヤー性,対象物質の選択的分離・除去などは時代のニーズにあわせて常に進化しております。今回は,「進化する遮断・除去・徐放材料」という主題を設け,このような分野の最新の成果を知るために研究会を企画しました。とくに今回は第一線でご活躍の産業界から研究者をお招きし,現在の実質的な高分子材料の状況と今後について語っていただくことにしました。
主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本農芸化学会 日本分析化学会 日本膜学会
日 時 3月16日(木)13 : 30〜16 : 40
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-5734-3331)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
講 演
<13 : 30〜16 : 40>
  1. 包装容器におけるバリヤー技術(東洋製罐グループ綜研)菊地 淳
  2. 水中のナノグラム不純物除去-超純水の性質と作り方(オルガノ)山中弘次
  3. 高分子膜を介した生理活性物質の徐放(リンテック)星 優
参加要領 1) 定員60名 
2) 参加費 (1)企業3,150円,(2)大学・官公庁2,100円,(3)学生・ゴールド・シルバー1,050円 (4)高分子と水・分離に関する研究会メンバー 無料 
3) 申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を3月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
申込先 (社)高分子学会 05-1高分子と水・分離に関する研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町東急ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737

05-6ポリマーフロンティア21

主題=進化するエコマテリアル=環境調和型高分子材料の最新開発動向
<趣旨>地球規模で進む環境破壊に歯止めをかけ,かつ持続的経済発展の足元を支えてくれる高分子エコマテリアルの開発が加速してきています。環境にやさしいポリマーは,21世紀循環型社会の主役を担うEnvironment Conscious & Recyclableな高機能材料へと進化し,近年では意外な分野での応用展開や物性改良による優れた使いこなしに驚かされることも少なくありません。今回は環境調和型高分子開発の最前線から,最新技術の紹介と近未来の動向について解説いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会
日 時 3月17日(金) 10 : 20〜16 : 40
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館フェライト会議室(3階)
交 通 東急目黒線・東急大井町線大岡山駅下車 徒歩約1分
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.html
プログラム
 <10 : 20〜12 : 20>
  1. 総論:バイオプラスチック研究の現状と近未来の展望
    (理研)土肥義治

     再生可能資源であるバイオマスを化学産業原料に活用する社会が10〜20年後に実現すると考えられている。循環型のバイオプラスチックを微生物生産する最新技術を紹介する。バイオプラスチックの物性向上技術を述べる。

  2. ポリ乳酸系材料開発の最新動向と技術
    (三井化学)荒井 隆

     環境負荷低減の材料として「植物由来プラ」への期待が高まってきている。ポリ乳酸の用途拡大には耐熱・耐衝撃性の改良が必須で,植物度の概念を導入した高機能化品の用途開発事例ならびに技術動向について紹介する。
<13 : 20〜16 : 40>
  1. ポリ乳酸の成形性,材料特性に及ぼす造核剤とその効果
    (旭電化)飛田悦男

     ポリ乳酸は結晶性の樹脂であるがポリオレフィンと比較すると結晶化は遅く,力学特性の改善や実用的条件での成形品取得のための高性能な造核剤が求められている。その開発状況と改良効果について紹介する。

  2. コーティング剤用樹脂としての機能性ポリ乳酸の展開
    (東洋紡)宮本貴志

     インキ・接着剤・塗料等のコーティング剤用樹脂として好適な非晶性ポリ乳酸系樹脂(バイロエコール®)を開発した。共重合技術を用い,用途に応じた分子設計を実施している。水系化も可能である。

  3. バイオマックスが目指すデュポンの世界戦略/バイオ戦略
    (デュポン)谷渕修平・小林正樹

     生分解性を有するポリエチレンテレフタレート共重合体バイオマックスを,その特徴を活かしてさまざまな用途に展開。一方,コーンから抽出した糖を原料に,バイオ触媒による発酵技術で,3Tポリマーを来年より製造開始。
参加要領 1) 定員100名 
2) 参加費(1)企業21,000円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生・ゴールド/シルバー3,150円 (4)年会費制会員※の団体からのご参加は何名様でも割引料金となります。(※グループ・関係会社除く。詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/2005nenkaihisei.htmlをご覧ください) a) 企業16,800円 b) 大学・官公庁8,400円 
3) 申込方法 こちらの申込用紙にご記入の上,FAXまたは郵送にて送付ください。参加証,請求書を随時送付いたしますので,請求書到着後,3月末日までに参加費をご送金ください。
申込先 (社)高分子学会 05-6ポリマーフロンティア21係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町東急ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737