2006年5月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2006年5月主催行事


第26回高分子の安定化入門講座

<趣旨>近年,高分子材料については構造の多様化や用途の拡大に対応し,またリサイクルやリユースまでを念頭に置いた新しい材料設計が必要とされています。本講座は,このような設計を行う上で必須と考えられる高分子材料の安定化について2日間にわたって基礎的かつ総合的な解説を行なうものです。「入門講座」とはなっていますが,1日目の学術的・基礎的な内容に加えて,2日目には実際に企業で担当されている専門家から安定化剤の配合技術や難燃化技術,解析評価手法,各種用途における高分子材料の動向や安定化についても解説していただきます。これから高分子材料を取り扱おうとしているフレッシュマンから経験豊富なエキスパートまで,基礎知識の修得や拡充,最新情報の収集の場として幅広くご活用いただける内容となっています。ぜひ皆様の積極的なご参加をお待ちしています。
主 催 高分子学会 高分子の崩壊と安定化研究会
協 賛 (予定)日本化学会,日本合成樹脂技術協会,化学工学会,強化プラスチック協会,色材協会,繊維学会,日本機械学会
日 時 5月9日(火),10日(水)
会 場 工学院大学28階会議室(東京都新宿区西新宿1-24-2 TEL 03-3342-1211)
交 通 JR新宿駅西口 徒歩5分,京王プラザホテル前
講 演
第1日=5月9日(火)
<10 : 30〜12 : 30>
  1. 高分子の熱酸化と安定化
    (工学院大工)大勝靖一
  2. 高分子の光酸化と安定化
    (阪府大院工)白井正充
<13 : 30〜16 : 30>
  1. 高分子の燃焼と難燃化
    (名大高等研)武田邦彦
  2. ポリオレフィンの製造と安定化
    (北陸先端大院)寺野 稔
  3. 高分子の成形と変色防止
    (旭電化工業)飛田悦男
<16 : 30〜18 : 00>
懇親会

第2日=5月10日(水)
<10 : 20〜12 : 00>
  1. 高分子用安定化剤と基礎配合技術
    (住友化学)木村健治
  2. 高分子の劣化と安定化剤に関わる分析技術
    (住友電装)真鍋礼男
<13 : 00〜16 : 30>
  1. PVCと安定剤の役割
    (東ソー分析センター)香川信之
  2. 家電・OA機器と難燃化
    (東北リコー)日下石進
  3. 自動車用高分子材料と安定化
    (日産自動車)大西達海
  4. 住宅用高分子材料と安定化
    (旭化成)今井秀秋
参加要領 1) 定員100名 
2) 参加費 (1)企業27,300円 (2)大学・官公庁9,450円 (3)学生・ゴールド・シルバー3,150円 (4)高分子の崩壊と安定化研究会メンバー a) 会社22,050円 b) 大学・官公庁7,350円 
3) 懇親会費 2,000円 
4)申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を5月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 第26回高分子の安定化入門講座係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737

第1回関西若手高分子セミナー@阪大

<趣旨>昨年まで「関西支部地区講演会」および「次代の高分子研究者のための講演・見学会」として行われていた2つの会が統合され,本年より新たに「関西若手高分子セミナー」として開催されます。高分子研究の基礎から応用まで幅広いフィールドにおけるトピックスについて講演を企画するとともに,開催地での見学会を予定しております。多くの方々の参加を期待しています。
主 催 高分子学会関西支部
日 時 5月12日(金)13 : 00〜17 : 00
会 場 大阪大学理学部F棟6階会議室(豊中市待兼山町1-1)
交 通 大阪モノレール柴原駅より徒歩5分。あるいは阪急宝塚線石橋駅より徒歩20分。詳細はhttp://www.osaka-u.ac.jp/jp/accessmap.htmlをご覧ください。
プログラム
<13 : 00〜13 : 15>
挨 拶
(高分子学会関西支部・支部長)増田俊夫
<13 : 15〜15 : 25>
講 演
  1. 世界の標準品となったアクアリックCA(高吸水性ポリマー開発物語)
    (日本触媒)下村忠生
  2. 高分子集合体の溶液中での構造と物性
    (阪大院理)佐藤尚弘
<15 : 30〜17 : 00>
見 学
阪大豊中キャンパス/理学部
参加要領 参加費無料(当日受付)
問合せ先 [560-0043] 豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻原田研究室
TEL/FAX 06-6850-5447
E-mail: hiroyasu@chem.sci.osaka-u.ac.jp
最新情報はhttp://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/harada/info.htmにてご案内いたします。

06-1 超分子研究会

主題=分子集合による高次構造体構築法
<趣旨>「高分子錯体研究会」は本年4月1日をもちまして「超分子研究会」に名称を変更しました。「高分子錯体研究会」は1976年に発足しそれ以来,高分子がつくる「錯体」の基礎・応用研究に至る情報を交流する場として活発な活動を行ってきました。創立30年の節目を迎えるにあたり,研究会の意義,活動を見直しさらなる飛躍を目指して「超分子研究会」に発展的に名称を変更するにいたりました。

 さて,今回の「06-1超分子研究会」は名称変更になった「超分子研究会」が主催する第1回目の講演会になります。主題は「分子集合による高次構造体構築法」です。サイズのそろったナノ微粒子を思いどおりに集積させる技術,あるいは逆にさまざまな物質を取り込むことのできる規則的な微細ナノ空間をつくりだす技術など「分子集合による高次構造体構築」は,これからのナノテクノロジーの発展のカギを握る基幹技術と言えます。本研究会では,有機・無機という従来のカテゴリーを取り払い,「分子集合による高次構造体構築法」というキーワードで討論することを企画しました。各分野でのパイオニアの先生方にご講演いただくことで,元素の種類を問わず(有機分子,金属微粒子,シリカのような無機物質,あるいはそれらのハイブリッド),分子が集合して形成される構造体の合成法と機能について理解を深めます。
主 催 高分子学会 超分子研究会
協 賛 (予定)日本化学会,錯体化学会
日 時 5月17日(水)13 : 10〜16 : 30
会 場 東京大学 山上会館 大会議室(文京区本郷7-3-1)
交 通 地下鉄丸の内線・大江戸線「本郷三丁目」,千代田線「根津」,南北線「東大前」下車 徒歩10分
講 演
13 : 10〜13 : 15 超分子研究会発足について
(超分子研究会 運営委員長)英 謙二

13 : 15〜14 : 00 1) 金属ナノ微粒子の自在集合制御と機能
(筑波大院数物)寺西利治

14 : 00〜14 : 45 2) メソポーラス物質の自己組織化と高次構造形成
(豊田中研)稲垣伸二

15 : 00〜15 : 45 3) 有機/無機ハイブリッド材料の開発と応用
(産総研)金里雅敏

15 : 45〜16 : 30 4) 新炭素系超分子:Shape-Shifter Fullerene と Carbon Nanocage
(物質材料機構)有賀克彦
参加要領 1) 定員100名 
2) 参加費(1)企業3,150円 (2)大学・官公庁2,100円 (3)学生・ゴールド・シルバー 1,050円 (4)超分子研究会メンバー無料 
3) 申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を5月末日までにご送金ください。開催当日のお支払いはできません。お振込みをお願いいたします。参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 06-1超分子研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737

06-1光反応・電子用材料研究会

主題=有機無機ハイブリッドによる光電子用材料の新展開
<趣旨>有機・高分子,無機・金属などの各材料はそれぞれに優れた機能を有しています。とくに,有機・高分子材料は一般に加工性に優れ,一方,無機・金属材料は機械強度,耐熱・耐候性などに優れることから,両者の機能を併せもつ理想的な材料を求めて,以前から有機無機ハイブリッドの手法は盛んに研究されてきました。さらに近年の合成技術や分析・機能評価技術の飛躍的な発展により,ナノテクノロジーが現実のものとなり,有機無機ハイブリッド技術の開発も新たな局面に向かっています。そこで本研究会では,有機無機ハイブリッド技術が,さまざまな用途の光・電子材料の開発において,どのような果実をもたらしているのか,その現状と将来展望について,各分野の第一線でご活躍中の講師の先生方から紹介していただきます。多数の皆様のご参加をお持ちしております。
主 催 高分子学会 光反応・電子用材料研究会
協 賛 (予定)日本化学会 応用物理学会
日 時 5月18日(木)13 : 30〜17 : 00
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室
(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-5734-3331)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩約1分
講 演
<13 : 30〜17 : 00>
  1. 大容量基板内蔵コンデンサを実現する無機-有機複合体
    (東工大院理工)柿本雅明
  2. UV硬化型ナノハイブリッド材
    (JSR筑波研究所)篠原宣康

  3. ポリイミド共重合体のミクロ相分離を利用した銀ナノロッド含有フレキシブル偏光板
    (東工大院理工)安藤慎治
  4. 希土類-金属ナノクラスターを用いた有機無機複合光学材料
    (KRI)股木宏至
参加要領 1) 定員60名 
2) 参加費 (1)企業3,150円,(2)大学・官公庁2,100円,(3)学生・ゴールド・シルバー 1,050円 (4)光反応・電子用材料研究会メンバー 無料 
3) 申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,5月末日までに参加費をご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)は順次発送いたします。
申込先 高分子学会 06-1光反応・電子用材料研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737

06-1NMR研究会

主題=NMR顕微鏡,溶液NMR,固体NMRの最前線
<趣旨>NMR研究は,急速にその領域を拡大し,ますます膨大なものになりつつあります。本研究会では,NMR顕微鏡,溶液NMR,固体NMRの専門家に,最近の研究動向,研究成果,今後の展望などをご講演いただきます。ポスター発表を研究のさらなる発展につなげるための有意義で活発な討論の場としてご活用下さい。
主 催 高分子学会 NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会
日 時 5月19日(金)10 : 00〜17 : 00
会 場 筑波大学 大学会館特別会議室(つくば市天王台)
交 通 つくばエクスプレス つくば駅,高速バス つくばセンター,JR常磐線 ひたち野うしく駅,荒川沖駅,土浦駅 でバス(筑波大学中央行き,筑波大学循環(右回り):つくばセンター始発)に乗換え 大学会館前 下車 徒歩1分。 (http://www.tsukuba.ac.jp/navi/access.html)
講 演
<10 : 00〜12 : 00>
  1. MR microscopy の現状と展望
    (筑波大院数物)巨瀬勝美

  2. プロトンNMRを用いたKazal型セリンプロテアーゼインヒビターに関する構造生物学的研究
    (食総研)逸見 光
<13 : 00〜15 : 00>
  1. 固体NMRを用いた構造多糖類の結晶構造解析
    (ブルカーバイオスピン)甲野浩之

  2. Application of solid-state NMR for the investigation of structure and dynamics of polymers and polymer composites
    (Halle University, Germany) Dr. Detlef Reichert
<15 : 00〜17 : 00>
OHPによるポスタープレビュー[2分/件]とポスター発表

  • P1. ハチが生産する生体高分子の固体NMR構造解析(農業生物資源研)亀田恒徳
  • P2. 固体高分解能 13C NMR法を用いた結晶性ポリマーの結晶化度(防衛大応化)°田中千香子・村田義文・浅野敦志
  • P3. 固体高分解能 13C NMR法によるPVIBE/ε-PL/saponiteナノコンポジットの研究(防衛大応化)°浅野敦志・村田義文・黒津卓三
  • P4. パルスNMR法によるHEMAの塊重合の研究(防衛大理工)°八木沼道子・木本博喜・浅野敦志・黒津卓三
  • P5. 固体 1H → 19F CP/MAS NMR法を用いたパーフルオロアルカン/β-シクロデキストリン包接化合物の構造と分子運動性の解析(東工大院理工)°龍野宏人・安藤慎治
  • P6. 固体 19F MAS NMR法によるVDF/CTFE共重合体の結晶構造および分子運動性の解析(東工大院理工)°滝上義康・龍野宏人・安藤慎治
  • P7. 粘土層間におけるアルキルジアミンのプロトン伝導(防衛大応化)°篠原絵美・梅村泰史,(東電大工)石丸臣一,(九大院理)北川宏,(NIMS)端健二郎・後藤敦
  • P8. 高温高分解能NMRによるメルト状態における高分子微細構造評価(産総研)°Hu Wei・三好利一
  • P9. 結晶構造制御されたisotactic-polypropyleneの結晶ダイナミクス解析(産総研)°三好利一・Hu Wei
  • P10. Power of super high magnetic field (21.8 T) solid state NMR for practical inorganic materials(新日鐵)°藤部康弘・下田景士・金橋康二・畠山盛明・齋藤公児,(物質・材料研究機構)清水禎
  • P11. Local environments of slags : the first application of 43Ca MQMAS technique(新日鐵)°藤部康弘・下田景士・金橋康二・齋藤公児,(日本電子)根本貴宏・下池田勇一
  • P12. 静的磁場勾配NMR分光装置の開発と高分子傾斜機能材料への応用(東工大院生命理工)°浅川直紀,井上義夫
  • P13. π共役系高分子のメソフェーズのダイナミクス(東工大院生命理工)°矢澤宏次,浅川直紀,(東工大資源研)山本隆一,(東工大院生命理工)井上義夫
  • P14. ナノグラム量の高分子繊維の構造解析を目指した固体NMRプローブの開発(農工大工)°山内一夫・朝倉哲郎
  • P15. クモならびに野蚕絹の固体NMR精密構造解析(農工大工)°中澤靖元・佐藤博彦・朝倉哲郎
  • P16. アミロイドペプチドA β(1-40)の構造および配向性に関する固体NMR解析(農工大工)°中澤靖元・宮内真吾・倉品麻美子・朝倉哲郎
  • P17. 四重鎖DNA (d(TTAGGG)4の二量化反応の解析(筑波大院数物)°三田肇・大山貴子・加藤佳武・長友重紀・山本泰彦
  • P18. 酸化型成人および胎児ヘモグロビンの酸塩基平衡の熱力学に与えるリン酸イオンの効果のNMRによる研究(筑波大院数物)°長友重紀・長尾聡・三田肇・山本泰彦,(筑波大院人間総合科)濱田洋実・角田肇・吉川裕之
  • P19. フッ素化ヘムをもつb型ヘムタンパク質の 19F NMR研究(筑波大院数物)°長尾聡・長友重紀・三田肇・山本泰彦,(長岡高専物質工)鈴木秋弘
  • P20. シトクロム c のダイナミクスと酸化還元電位との関係の研究(筑波大院数物)°三上真一・高山J真一・太虎林・高橋陽太・三田肇・山本泰彦,(広大院生物圏)三本木至宏
  • P21. へム近傍の電子構造変化がシトクロム c の安定性および機能に与える影響の解析(筑波大院数物)°高橋陽太・高山J真一・太虎林・三上真一・三田肇,・山本泰彦,(広大院生物圏)三本木至宏,
  • P22. 緑膿菌シトクロム c551 のダイナミクスと熱安定性との関係の解析(筑波大院数物)°宇田川剛志・太虎林・高山J真一・三上真一・三田肇・山本泰彦
  • P23. 好熱菌シトクロム c551 の塩酸グアニジンによるアンフォ―ルディングで生じる中間体の構造化学的研究(筑波大院数物)°太虎林・宇田川剛志・高山J真一・三上真一・長友重紀・三田肇・山本泰彦,(広大院生物圏)三本木至宏
  • P24. 高圧NMRによるHydrogenobacter thermophilus cytochrome c551 の内部運動の解析(筑波大院数物)°高山J真一・高橋陽太・太虎林・三上真一・長友重紀・三田肇・山本泰彦,(理研播磨)北原亮・横山茂之・赤坂一之
参加要領 1) 定員120名 
2) 参加費 (1)企業 5,250円 (2)大学・官公庁 3,150円 (3)学生・ゴールド・シルバー 2,100円 (4)NMR研究会メンバー 無料 
3) 申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を5月末までにご送金ください。開催約1カ月前より参加証,請求書(希望者のみ)を送付いたします。
申込先 高分子学会 06-1NMR研究会係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9
新富町ビル6階
TEL:03-5540-3770,3771 FAX:03-5540-3737