2010年7月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2010年7月主催行事


第28回高分子表面研究会講座

主題=高分子の表面・界面を正しく解析するために

<趣旨>高分子における表面・界面の構造制御・改質・計測を専門とする高分子表面研究会が,高分子や有機薄膜などの研究・開発に携わっておられる方々を対象とした表面分析講座を企画しました。
今回は,高分子の表面・界面を正しく理解するために必要な分析手法の実際と,その問題点などについて,この分野でご活躍されている講師の方々に解説していただきます。表面・界面分析技術の現状および先進解析技術を学びたい方々を対象としたプログラムとし,参加された方々と講師の間で活発な質疑応答が可能な講座にしたいと思いますので,是非ご参加ください。
主 催 高分子学会 高分子表面研究会
協 賛 日本化学会,応用物理学会,日本表面科学会,色材協会,日本分析化学会,日本材料学会,日本接着学会,繊維学会
日 時 7月1日(木)10 : 30〜16 : 50,2日(金)10 : 30〜16 : 35
会 場 東京理科大学 森戸記念館 第一フォーラム
交 通 JR総武線,地下鉄有楽町線・東西線・南北線 飯田橋駅下車 徒歩10分,都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩10分
プログラム
第1日:7月1日(木)
<10 : 30〜16 : 50>
  1. 高分子表面・界面分析法の概論と今後の展望
    (東レリサーチセンター)中山 陽一
  2. C60クラスターイオンを利用する高分子材料の深さ方向XPS分析
    (日東分析センター)信田 拓哉
  3. TOF-SIMSによる高分子材料の表面・界面の分析
    (豊田中央研究所)村瀬 篤
  4. AFMによるソフトマターの弾性および粘弾性計測 ―問題点とその解決―
    (東北大WPI AIMR)中嶋 健
  5. 電子顕微鏡による人工腎臓膜の構造評価
    (旭化成)乙部 博英
  6. 透過型電子顕微鏡による微細組織可視化技術
    (日産アーク)小林 健一
第2日:7月2日(金)
<10 : 30〜16 : 35>
  1. 赤外分光法を中心とした高分子材料の構造解析
    (日本化学試験所認定機構)西岡 利勝
  2. ラマン分光法による高分子構造解析の実際と表面分析への応用
    (東レリサーチセンター)村木 直樹
  3. GIXD,GISAXSによる高分子表面の構造解析
    (高輝度光科学研究センター)佐々木 園
  4. ポリマーサイエンスにおいて高コントラストX線CTはどこまで使えるか?
    (京都工芸繊維大学)西川 幸宏
  5. 固体NMR法を用いた複合材料の解析
    (日産アーク)西岡 麻衣子
  6. 高分子の表面・界面の機能発現を現場から みる 知る 操る
    (大日本印刷)黒田 孝二
参加要領 1)定員100名 2)@企業 13,650円 A大学・官公庁 5,250円 B学生 2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員 2,100円 D高分子表面研究会メンバー a)企業 10,500円 b)大学・官公庁 4,200円 3)申込方法 高分子学会ホームページまたは申込用紙(349頁)に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費を7月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)を順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 第28回高分子表面研究会講座係


10-2精密ネットワークポリマー研究会(見学会)

<趣旨>今回,当研究会ではパナソニック電工(株)の研究所を見学します。
パナソニック電工(株)は,配線・照明機器,住宅建材,部品デバイス,電子材料など多岐にわたって事業展開しており,研究所では次世代技術・製品の開発を担うとともに,基礎的な研究を行っています。関心のある方は奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会 精密ネットワークポリマー研究会
日 時 7月2日(金)13 : 00〜16 : 30
会 場 パナソニック電工(株)品質評価技術センター 5階コンベンションルーム([571-8686]大阪府門真市大字門真1048 TEL 06-6909-7418)
交 通 京阪電鉄「西三荘」駅下車 徒歩3分
プログラム
<13 : 00〜14 : 55>
  1. パナソニック電工(株)および研究体制のご紹介
    (全社綜合技術部門先行技術研究所長)藤岡 透
  2. パナソニック電工(株)の研究開発のご紹介
    ・光電気複合配線板技術
    (電子材料開発部)近藤 直幸
    ・ナノ粒子分散技術
    (材料技術開発部)余田 浩好
    ・亜臨界水によるFRPの高付加価値水平リサイクル技術
    (先行技術研究所)中川 尚治
    ・亜臨界水分解法による各種FRPの硬化構造解析技術
    (電工解析センター)下影 卓二
  3. パナソニック電工解析センター(株)のご紹介(ビデオ)
<15 : 10〜16 : 30>
  1. 研究所,解析センター見学
    (FRPリサイクルベンチプラント,分析評価,住環境・電磁波ノイズ等の評価設備)
参加要領 1)定員 30名(定員になり次第締切ります。)2)参加申込締切日 6月4日(金)3)参加費 無料 4)参加資格 精密ネットワークポリマー研究会メンバー 5)申込方法 高分子学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/よりお申込ください。6)その他 ・同業者はご遠慮いただく場合がありますのであらかじめご了承ください。(見学可否および最終案内は,6月21日頃行います。)・ご希望の方には,パナソニックの歴史を展示したパナソニックミュージアム松下幸之助歴史館も合わせてご案内いたします(11 : 00〜12 : 00)。精密ネットワークポリマー研究会メンバーでない方で参加を希望される方は,入会手続き後にお申込みください。
申込先 10-2精密ネットワークポリマー研究会(見学会)係

10-1高分子学会講演会

主題=高分子合成の最前線

<趣旨>高分子合成についての新概念・新手法は次々と発表されており,従来の常識では考えられなかったようなことも次々と実現しています。しかし,その発展の速さゆえに,高分子合成を専門としない方のみならず,高分子合成研究者にとっても全体をフォローしきれない面があると思われます。そこで本講演会では,高分子合成化学の諸分野における最新の動向について,第一線の研究者に語っていただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会
会 期 7月9日(金)9 : 30〜16 : 45
会 場 九州大学 西新プラザ 大会議室(福岡市早良区西新2-16-23)
交 通 福岡市地下鉄・空港線 西新駅下車徒歩10分
プログラム
<9 : 30〜10 : 30>
  1. 動的共有結合化学的なアプローチによる高分子反応
    (九州大学)大塚 英幸
    可逆的な解離−付加を容易に実現できる共有結合は近年注目を集めており,それを活用する化学は動的共有結合化学と呼ばれる。本講演では,動的共有結合化学に基づく高分子反応の最新の展開について概説する。
<10 : 30〜11 : 30>
  1. 縮合系高分子とπ共役系高分子の精密重合
    (神奈川大学)横澤 勉
    モノマーを選択的に重合成長末端に反応させる縮合重合によって分子量が制御された分子量分布の狭い縮合系高分子およびπ共役系高分子が合成できるようになった。これらのブロック共重合体や星形高分子の合成についても講演する。
<12 : 30〜13 : 30>
  1. 固相重合を利用した高分子合成
    (大阪市立大学)松本 章一
    結晶中でモノマー分子を配列制御して固相重合を行うと,精密に構造制御されたポリマーが得られる。ジエンやジアセチレンの固相重合の反応設計,結晶構造解析による反応の追跡,ポリマー結晶の応用例,分子配列した反応場を利用する他の重合系への展開などを紹介する。
<13 : 30〜14 : 30>
  1. 精密制御ラジカル重合における最近の展開
    (名古屋大学)上垣外 正己
    ラジカル重合において,分子量制御やブロックポリマーなどの精密高分子合成を可能とするリビングラジカル重合の基礎とその展開,さらに立体構造や配列の制御など,精密制御ラジカル重合における最近の展開を概説する。
<14 : 45〜15 : 45>
  1. 新しいリビングカチオン重合および刺激応答性ポリマーの合成
    (大阪大学)青島 貞人
    添加塩基存在下でのリビングカチオン重合により,多数のルイス酸開始剤の適用,超高速リビング重合,酸化鉄による不均一系リビング重合,定量的な星型ポリマー合成,新しい刺激応答性ポリマー合成が可能になった。
<15 : 45〜16 : 45>
  1. 遷移金属触媒重合の最近の進展―オレフィン類の重合を中心に―
    (東京工業大学)竹内 大介
    オレフィンの重合を中心に,近年開発されたさまざまな新しい遷移金属触媒を紹介し,それらを用いた重合反応の制御や,新しいオレフィンモノマ―の重合への適用,新しい構造をもつ高分子の合成について述べる。
参加要領 1)定員100名 2)参加費 @企業 10,500円 A大学・官公庁 5,250円 B学生 1,050円 Cゴールド会員・シルバー会員 2,100円 D年会費制会員※の団体からのご参加は何名様でも割引料金となります。(※グループ・関係会社除く。詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei_main.htmlをご覧ください。)a)企業 8,400円 b)大学・官公庁 4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは申込用紙(349頁)にご記入の上,FAXまたは郵送にて送付ください。参加証,請求書を随時送付いたしますので,請求書到着後,7月末日までに参加費をご送金ください。
申込先 高分子学会 10-1高分子学会講演会係


第4回超分子若手懇談会

主題=超分子ナノ材料の創成

<趣旨>近年,超分子科学の研究分野ではいかに形成された化合物を評価し,機能面へと発展させるかが重要なポイントとなる。今回,超分子錯体を合成面から物性・機能面まで多彩に研究を行っておられる6名の先生方をお招きし,ご講演頂きます。産・官・学の若手研究者・学生間の活発な議論を交換する場所として,多くの方々の参加をお待ち致しております。
主 催 高分子学会
日 時 7月9日(金)〜10日(土)
会 場 アイ・アイ・ランド
交 通 詳しくはhttp://www.iiland.ne.jp/のHomepageを御覧下さい。
プログラム
7月9日(金)
<13 : 55〜14 : 00>
  開会の辞
<14 : 00〜15 : 00>
  超分子の視点からみたナノコンポジットゲルの創成と特性
(川村理化学研究所)原口 和敏
<15 : 00〜16 : 00>
  メタル化ペプチドを用いる金属の組成・配列・空間配置制御:分子周期表の創成を目指して
(京大化研)高谷 光
<16 : 00〜16 : 15>Coffee Break
<16 : 15〜17 : 15>
  超分子錯体による新金属の創成
(東工大資源研)山元 公寿
<17 : 45〜19 : 15>懇親会
<19 : 15〜20 : 30>
  ポスター発表・フリーディスカッション
7月10日(土)
<9 : 20〜10 : 20>
  精密分子設計に基づく2次元分子ネットワークの構造制御
(阪大院基礎工)田原 一邦
<10 : 20〜11 : 20>
  有機塩による超分子集合体の創成と機能
(阪大院工)藤内 謙光
<11 : 20〜11 : 30>Coffee Break
<11 : 30〜12 : 30>
  有機半導体材料への応用を目指した新奇π共役分子の開発
(阪大産研)家 裕隆
<12 : 30〜>閉会の辞
参加要領 1)定員60名 2)参加費 @一般 6,000円 A大学・官公庁 5,000円 B学生 3,000円 3)懇親会費 2,500円 4)宿泊費 5,000円 5)ポスター発表の有無 6)ポスター発表題目 7)申込方法 下記のE-mailにてお申込み下さい。
申込・連絡先 大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻 高島義徳
TEL 06-6850-5447
E-mail: supramol@chem.sci.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/harada/index.html