<趣旨>高分子材料の開発のさまざまな場面において,分子シミュレーションは計算科学の専門家のみならず一般の研究者・技術者に広く利用されています。ユーザの裾野が広がるに従い,その要求される役割も,実験的に得られない現象の可視化や仮説の検証あるいは現象の理解の向上という段階から,物性予測へと変化してきています。物性予測を精度良く行うには,計算の大規模化,高速化に加え,さまざまな計算手法を組み合わせるなどの方法が考えられますが,一般のユーザがこれらを理解して使い分けることは容易ではありません。本研究会では,産学の一線で活躍しておられる研究者をお招きし,大規模計算,高速化の技術や計算手法をどのように利用して物性予測研究を行っているか,それらが今後どのように発展していくのかについてご講演いただきます。また,参加者の自己紹介の時間を設け,興味があることや,日ごろ疑問に思っていることについてお話しいただき,参加者同士で活発なコミュニケーションを取っていただける企画も考えております。
物性予測を目的とした高分子材料研究の方法を模索されている方や効率良い研究を行いたい研究者の方々にはとくに有益な機会になると思いますので,是非ともご参加ください。 |
主 催 |
高分子学会 高分子計算機科学研究会 |
日 時 |
8月24日(火)13 : 30~25日(水)12 : 00 |
会 場 |
KKR逗子松汀園
(神奈川県逗子市新宿3-2-26 TEL 046-871-2042 FAX 046-872-3713)
http://www.kkrzushi.com/ |
交 通 |
JR横須賀線逗子駅より徒歩15分 |
プログラム |
第1日=8月24日(火) |
<13 : 30~13 : 40>運営委員長開会挨拶
(産総研)森田裕史
<13 : 40~14 : 30>粗視化MD模型によるタイヤゴム材料の動的物性の予測に向けて
(防衛大)萩田克美
<14 : 30~15 : 20>高分子電解質膜中におけるプロトン伝導と構造:第一原理シミュレーション
(東北大未来科技セ)池庄司民夫 |
<15 : 20~17 : 20>参加者自己紹介,研究紹介
<18 : 00~19 : 30>夕食&懇親会
第2日=8月25日(水) |
< 9 : 00~ 9 : 50>OCTA/SUSHIによる高分子のナノ構造シミュレーションとpthread/OpenCL/
CUDAのC++コードへの導入の試み
(日本ゼオン)本田 隆
< 9 : 50~10 : 40>高分子シミュレーション向けシステムの最新ベンチマーク
(HPCシステムズ)英 憲悦
<10 : 50~11 : 40>企業における分子シミュレーションを用いた物性予測
(住友化学)宮崎洋介 |
<12 : 00~>昼食後解散 |
参加申込先 |
http://www.spsj.or.jp/entry/ |
参加申込締切 |
8月13日(金) |
参加要領 |
1)定員40名程度 2)参加費 ①企業 5,250円 ②大学・官公庁 3,150円 ③学生 2,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員
2,100円 ⑤高分子計算機科学研究会メンバー 無料 3)宿泊費(1泊2食付き)12,080円 ※2日目の昼食ご希望の方は別途2,000円が必要となります。なお宿泊費,昼食代は当日払いです。振込はご遠慮ください。 4)申込方法 学会ホームページからご登録の上,参加費用を8月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
※参加者の簡単な自己紹介,研究紹介を予定しております。(パワーポイント,5分程度) 詳細はお申込み後に連絡いたします。
宿泊 部屋は和室です。部屋割りは研究会運営委員会にご一任いただきます。
申し込みの際,禁煙・喫煙希望,男女の別を明記してください。 |
担当者 |
高分子学会 10-1高分子計算機科学研究会係 |