2010年10月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2010年10月主催行事


第22回高分子学会NMR講座

主題=基礎と応用コース

<趣旨>NMR分光法は,高分子物質の構造解析の分野で最も有用な分析法となっています。高分子学会NMR研究会は1989年よりNMRに関心をもつ人,NMRを使用している人で最新の技術を学びたい人などを対象に,初心者を対象としたビギナーコースと経験者を対象としたアドバンストコースを開催してきました。本年もここ数年と同様,「基礎と応用コース」として,基礎的な解析に応用例も含め,実際のNMR測定上の問題点や注意点を含んだ内容で表記の講座を構成しました。普段何気なく使っているNMRパラメータの意味,応用する上で忘れてはならない基礎的な事項や測定の原理・応用技術,測定上の問題点や注意点などをNMRに日常的に携わる方々のためにわかりやすく解説します。また,参加申込者には,各講演で使用予定のスライド原稿をHP経由にて事前に閲覧可能とするサービスを実施いたしますので,経験の深浅を問わず多数のみなさまの受講を歓迎いたします。
主 催 高分子学会NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会
日 時 10月8日(金)10 : 00〜17 : 30
会 場 東京工業大学大岡山キャンパス ディジタル多目的ホール(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩3分
プログラム
<10 : 00〜12 : 00>
  1. 高分子科学とNMR
    (東工大名誉)安藤 勲
  2. 溶液NMRの基礎
    (農工大工)荻野賢司
<13 : 10〜17 : 30>
  1. 溶液NMRの応用
    (三菱化学科技センター)櫻井愛子
  2. 固体NMRの基礎
    (バリアン・ジャパン)芦田 淳
  3. 固体NMRの応用
    (防衛大応化)浅野敦志
  4. NMRのハードウェア
    (ブルカー・バイオスピン)佐藤 一
参加要領 1)定員 200名 2)参加費(税込)@企業13,650円 A大学・官公庁5,250円 B学生2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員2,100円 DNMR研究会メンバー(a)企業10,500円 (b)大学・官公庁4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは申込書(高分子59巻7月号(2010年)510頁)に必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付のうえ,参加費を10月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付いたします。
申込先 高分子学会 第22回NMR講座係


2010年度燃料電池材料研究会講座

主題=非フッ素系電解質膜の可能性

<趣旨>固体高分子形燃料電池(PEFC)の中心構成材料である電解質膜には,高い性能と信頼性をもつフッ素系電解質膜が最もよく用いられておりますが,低コスト化・リサイクル性向上などの観点から非フッ素系電解質膜の開発も活発に行われております。さまざまな新材料が検討され,優れた性能を示す膜材料の可能性が示されつつあります。
 本講座では,炭化水素系高分子電解質を中心とした非フッ素系膜材料の研究開発に携わっておられる講師陣をお招きして,最近の進展と将来展望についてご講演いただきます。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 燃料電池材料研究会
協 賛 応用物理学会,化学工学会,石油学会,電気学会,電気化学会,日本化学会,日本エネルギー学会,日本分析化学会
日 時 10月21日(木)9 : 30〜17 : 20
会 場 化学会館7階ホール(東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL 03-3292-6161)
交 通 JR中央線・総武線 御茶ノ水駅下車徒歩3分,東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅下車 徒歩4分,東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅下車 徒歩5分
プログラム
<9 : 30〜17 : 20>
  1. 全芳香族高分子の高効率合成手法に基づく低コスト・高ロバスト性高分子電解質膜の構築
    (東工大)冨田育義
  2. 日立における炭化水素系電解質の開発
    (日立製作所)森島 慎
  3. 炭化水素系電解質膜低加湿・高耐久化に向けた東レの検討状況
    (東レ)希代聖幸
  4. ポリイミド系高分子電解質膜の開発
    (山口大)遠藤宣隆
  5. PBI/PA固体高分子形MEA(商標:Celtec)の開発状況
    (BASFジャパン)菊池 淳
  6. プラズマ重合アニオン伝導膜の性能評価
    (静岡大)須藤雅夫
参加要領 1)定員 80名 2)参加費(税込,銀行振込,含協賛学協会会員)@企業13,650円 A大学・官公庁5,250円 B学生2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員3,150円 D燃料電池材料研究会メンバー (a)企業10,500円 (b)大学・官公庁4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは申込書(高分子59巻7月号(2010年)510頁)に必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付のうえ,参加費用を10月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 2010年度燃料電池材料研究会講座


第20回高分子ゲル研究会講座

主題=食品ゲルにおける物性の基礎と研究開発の最前線

<趣旨>近年,咀嚼困難者にも楽しめる噛み心地やこれまでにない新食感などが食品の機能として求められています。ゲル状食品は多糖やタンパク質を網目とし,水を溶媒とする高分子ゲル系と考えることができます。したがって,食感や噛み心地,呈味成分の滲み出しなどの現象を理解するために,高分子ゲルにおける粘弾性,網目構造,分子運動性などの物理化学的な性質に関する研究手法を応用することができます。
 本研究会では構造や物性などの基礎からさまざまな分野での応用利用まで,幅広く高分子ゲルに関する研究を対象としています。今回の講座では食品ゲルに焦点を置き,物性測定や構造観察に関する基礎的な内容を専門外の方にもわかるように説明していただき,さらに,食品の研究・開発における最近の話題を提供していただきます。研究機関や企業において食品ゲルの研究・開発に携わっている研究者にご満足いただける講座にするよう努めます。ご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子ゲル研究会
協 賛 (予定)日本材料学会,日本化学会
日 時 10月22日(金)10 : 00〜17 : 00
会 場 東京海洋大学品川キャンパス楽水会館大会議室(東京都港区港南4-5-7 TEL 03-5463-0400(代表))
交 通 JR線・京浜急行線 品川駅港南口(東口)から徒歩約10分
東京モノレール天王洲アイル駅から「ふれあい橋」を渡り正門まで約15分
りんかい線天王洲アイル駅から「ふれあい橋」を渡り正門まで約20分
プログラム
<10 : 00〜12 : 00>
  1. 食品科学工学とゲル
    (阪市大院生活科学)西成勝好
  2. 食品と化粧品におけるゲルの比較
    (酪農大食品)金田 勇
  3. NMRによる多糖類ゲルの構造と物性
    (海洋大海洋科学)松川真吾
<13 : 00〜17 : 00>
  1. AFMによる生体高分子ゲルの構造観察
    (香川大農)池田新矢
  2. ゲル化剤と食品のおいしさ
    (三栄源エフ・エフ・アイ)船見孝博
  3. カマンベールチーズの熟成におけるレオロジー特性
    (雪印メグミルク)花澤智仁
  4. デザートゼリー
    (森永製菓)窪 孝雄
  5. 豆腐
    (兵庫県立大環境)吉村美紀
  6. 寒天の物性と加工食品への利用
    (伊那食品工業)柴 克宏
  7. 水産ねり製品
    (福井県立大海洋)大泉 徹
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 @企業 13,650円 A大学・官公庁 5,250円 B学生 2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,100円 D高分子ゲル研究会メンバー (a)企業 10,500円 (b)大学・官公庁 4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは,申込書(高分子59巻7月号(2010年)510頁)に必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付のうえ,参加費を10月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付いたします。
申込先 高分子学会 第20回高分子ゲル研究会講座係


10-1無機高分子研究会

主題=無機高分子の合成と機能:新しい機能性ハイブリッド材料の創製を目指して

<趣旨>多彩な元素を含むハイブリッド材料やプレセラミックスなどをはじめとして無機高分子は次世代を担う超高性能,超高機能材料として今後ますます展開が期待できるきわめて重要な研究開発対象であります。無機高分子研究会では,これらの材料を対象としたシンポジウムを6月に,また学術研究討論会を11月にそれぞれ開催しており,無機高分子の基礎から応用に関する最新の研究成果に関する情報交換の場として,多数の方々に広く活用いただいております。今回初めて,個々のテーマに関連する研究背景,研究手法の詳細,期待されるアウトプット,さらには研究の哲学などについて,アットホームな雰囲気で一歩踏み込んだ議論を行える場として一泊二日のセミナーを企画いたしました。情報交換の場として,さまざまな分野の方にご利用いただきたくご案内申し上げます。
主 催 高分子学会 無機高分子研究会
日 時 10月22日(金)13 : 30〜23日(土)12 : 00
会 場 和光純薬工業(株)湯河原研修所(静岡県熱海市泉232-8 TEL 0465-64-0559 FAX 0465-60-1389)
交 通 JR東海道線・湯河原駅下車 タクシー「椿寺の下,和光純薬研修所」もしくは「温泉場」「不動滝」「奥湯河原」行きバスにて約10分「落合橋」下車,椿寺を目標に徒歩約10分
プログラム
第1日目=10月22日(金)
<13 : 00〜13 : 30>受付
<13 : 30〜17 : 10>講演
  1. 「ホウ素系高分子材料の合成と機能開発;炭素系材料との違い」
    (産総研)内丸祐子
  2. 「界面コロイド化学の基礎と無機高分子への展開」
    (富士フイルム)西見大成
  3. 「エン/チオール反応を利用した材料設計」
    (堺化学工業)川崎徳明
<17 : 40〜>休憩・懇親会

第2日目=10月23日(土)
<9 : 00〜12 : 00>
  1. 「規則構造を有する可溶性ポリシルセスキオキサンの創製と機能化」
    (鹿児島大院理工)金子芳郎
  2. 「ハイブリッド材料への無機固体化学からのアプローチ」
    (早大理工)菅原義之
参加要領 1)定員 50名 2)参加費(税込・振込)@企業 5,250円 A 大学・官公庁 3,150円 B学生 2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,100円 C無機高分子研究会メンバー:無料 3)宿泊費(1泊2食付,懇親会費込)無機高分子研究会法人および個人メンバー15,000円,メンバー外25,000円,学生10,000円 4)申込方法 学会ホームページまたは申込書(高分子59巻7月号(2010年)510頁)に記入しFAXまたは郵送にて申し込みのうえ,11月30日までに参加費と宿泊費を合わせてご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付します。
連絡先 高分子学会 10-1無機高分子研究会係


第5回 超分子研究会講座

主題=超分子材料による次世代エレクトロニクスデバイス(2)−実用迫る有機薄膜太陽電池の最先端技術−

<趣旨>近年,高効率有機デバイスの開発において,分子間相互作用を活用した精緻な構造・配列制御などの超分子技術を組み込んだ機能を発現する素子の構築などが行われています。また,政府公約の二酸化炭素排出削減に向けた革新的新エネルギーの開発が強く望まれており,NEDOの2030年に向けた太陽光発電ロードマップ(PV2030)において,有機太陽電池に対する期待は大きいものがあります。2008年度に本研究会では色素増感太陽電池に焦点を絞り講座を企画しました。ますます,太陽電池の開発が加速される中,今回は広い意味での超分子材料の有機光エレクトロニクスへの応用の可能性を探るため,第2弾として,次世代型の固相系の有機太陽電池の最先端技術と最新の動向に焦点を当て講座を開催します。この分野で大学,企業の第一線で活躍中の講師陣を招いて話題を提供致します。
主 催 高分子学会 超分子研究会
協 賛 (予定)日本化学会,応用物理学会,触媒学会,錯体化学会,電気化学会,電子情報通信学会,日本液晶学会
日 時 10月26日(火)9 : 30〜17 : 00
会 場 上智大学 L-821会議室(千代田区紀尾井町7-1)
交 通 JR中央線・総武線/地下鉄丸ノ内線・南北線/四谷駅 下車徒歩5分
プログラム
<9 : 30〜11 : 35>
  1. フレキシブル有機薄膜太陽電池の開発と今後の展開
    (三菱化学)山岡弘明
  2. 有機薄膜太陽電池用ドナー材料の研究開発
    (東レ)北澤大輔
<12 : 35〜17 : 00>
  1. 低分子系有機薄膜太陽電池の研究開発とモジュール
    (産総研)當摩哲也
  2. 有機薄膜太陽電池モジュールとアプリケーション技術の展望
    (日立)吉本尚起
  3. ドナー/アクセプタ相互浸透型積層構造の作製と太陽電池応用
    (阪大院工)藤井彰彦
  4. 変換型ポルフィリンと狭ギャップ半導体ナノ粒子のバルクヘテロ接合太陽電池
    (北陸先端大院マテリアル)前之園信也
参加要領 参加要領1)定員 100名 2)参加費 @企業 13,650円 A大学・官公庁 5,250円 B学生 2,100円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,100円 D超分子研究会メンバー (a)企業 10,500円 (b)大学・官公庁 4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは,申込書(高分子59巻7月号(2010年)510頁)に必要事項を記入し,FAXまたは郵送にて送付のうえ,参加費を10月末日までにご送金ください。参加証,請求書(希望者のみ)を送付いたします。
申込先 高分子学会 第5回超分子研究会講座係


2010年度若手社員のための高分子基礎講座

<趣旨>この「若手社員のための高分子基礎講座」は,高分子関連の業務に携わる若手研究者の方々を対象にしており,新入社員や新たにこの分野を担当される方々にも広くご参加いただけるよう企画いたしました。
 内容は「高分子とはどのような物性をもち,どのように合成するのか」から始まり,その機能,製造法,成形法,評価,製品開発のポイントなどを解き明かしていくもので,学生時代に高分子を専攻されなかった方々にも理解いただけるよう構成してあります。さらに,最近のトピックスとして,電気・電子,情報・通信,エネルギー,環境,バイオなどの分野における高分子開発の最新動向,リスクアセスメントなども盛り込まれております。第一線でご活躍中の講師の先生をお迎えし,合宿形式で講師の先生ならびにほかの参加者の方々と交流・人脈形成をはかるのも目的の一つです。短期間で成果の期待できる本講座に奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会関東支部
日 時 10月28日(木)13 : 00〜30日(土)12 : 30
会 場 横浜ゴム湘南セミナーハウス(平塚市袖ヶ浜19-15 TEL 0463-24-7611)
プログラム
第1日=10月28日(木)
<13 : 00〜15 : 10>
 オリエンテーション/自己紹介
<15 : 20〜18 : 50>
  1. 機能性ポリマーの分子設計と合成
    (東海大工)長瀬 裕
  2. 高分子の熱的,磁気的性質
    (首都大 都市環境)山登正文
  3. 供給と管理が融合する化学物質の経営―ものづくりは規範づくりに昇華する―
    (お茶女大LWWC)増田 優
<19 : 00〜21 : 00>
講師と参加者の交流会
第2日=10月29日(金)
<8 : 00〜9 : 10>
  1. 高分子とバイオのインターフェイス
    (東理大 基礎工)菊池明彦
<9 : 20〜10 : 30>
  1. 環境に役立つ高分子分離膜
    (首都大 都市環境)川上浩良
<10 : 40〜11 : 50>
  1. シンジオタクチックポリスチレンの創製
    (出光興産)石原伸英
<13 : 30〜14 : 40>
  1. 家電製品における植物原料プラスチック
    (ソニー先端マテリアル研)野口 勉
<14 : 50〜16 : 00>
  1. 有機系太陽電池の研究開発
    (東大 先端研)瀬川浩司
<16 : 10〜17 : 20>
  1. 光学材料とファンダメンタルズ
    (慶應大理工)小池康博
<19 : 00〜20 : 10>
  1. 高分子科学に役立つイオン液体
    (農工大院工)大野弘幸
第3日=10月30日(土)
<8 : 00〜9 : 10>
  1. 自動車に要求される高分子材料
    (日産自動車総研)金坂浩行
<9 : 20〜10 : 30>
  1. 先端分野で使用されるエポキシ樹脂の設計・合成・評価
    (DIC)小椋一郎
<10 : 40〜11 : 50>
  1. ビーカーから工場建設まで〜プラスチックロッドレンズ開発を事例として〜
    (三菱レイヨン横浜先端研)魚津吉弘
参加要領 1)定員 35名(先着順)合宿形式(個室) 2)参加費 52,500円(聴講費,教材費,宿泊・食費を含む) 3)申込方法 氏名,勤務先,連絡先(電話,FAX,E-mail)を明記のうえ,高分子学会関東支部あてFAXでお申し込みください。受付後請求書をお送りしますので,お支払いは銀行振込でお願いいたします(振込先は,請求書ご送付の際,お知らせいたします)。 4)申込締切 9月11日(金)〔ただし定員になり次第締切〕 5)参加者は自己紹介で使うPower Pointのファイル(3枚以内)を下記メールアドレスに10月22日までにお送りください。
申込・連絡先 [104-0042]東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6階 高分子学会関東支部 2010年度若手社員のための高分子基礎講座係
E-mail: oh-hashi@spsj.or.jp
TEL 03-5540-3777
FAX 03-5540-3737