本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2011年7月主催行事


第29回高分子表面研究会講座

主題=高分子表面解析講座

<趣旨>「高分子の表面界面構造創製」と,「高分子の表面界面分析」を専門とする高分子表面研究会が,「材料と表面分析を繋ぐ」ことを目指した高分子表面解析講座を企画しました。
今回は,企業の方々を講師に迎え,高分子の表面・界面分析の産業界における現状や解析の実例,そして問題点などについて紹介して頂きます。
参加された方々と講師の間で活発な質疑応答が可能な講座にしたいと思いますので,是非ご参加ください。
主 催 高分子学会 高分子表面研究会
協 賛 日本化学会,応用物理学会,日本表面科学会,色材協会,日本分析化学会,日本材料学会,日本接着学会,繊維学会
日 時 7月7日(木)〜8日(金)
10 : 30〜16 : 35
会 場 東京理科大学 森戸記念館(地下1F)第1フォーラム
交 通 JR総武線,地下鉄有楽町線・東西線・南北線 飯田橋駅下車 徒歩10分,都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩10分
プログラム
第1日目:7月7日(木)
<10 : 30〜10 : 35>開会挨拶
<10 : 35〜11 : 20>
  1. 高分子表面・界面分析法の概論
    (東レリサーチセンター)萬 尚樹
<11 : 25〜12 : 10>
  1. ガスクラスターイオンエッチングによるポリマーの深さ方向分析
    (アルバック・ファイ)眞田則明
<13 : 15〜14 : 00>
  1. MALDI-TOF/MSを用いたマスイメージングの現状(仮)
    (島津製作所)山崎雄三
<14 : 05〜14 : 50>
  1. SAICASを用いた積層膜界面の剥離強度解析
    (ダイプラ・ウィンテス)齋藤 誠
<15 : 00〜15 : 45>
  1. X線小角/広角散乱を用いた高分子材料の分析〜耐衝撃性ポリマーアロイの分析を例に〜
    (日産アーク)高橋洋平
<15 : 50〜16 : 35>
  1. X線反射率測定による高分子薄膜の構造解析
    (日東電工)宮崎 司
第2日目:7月8日(金)
<10 : 30〜11 : 15>
  1. 二次元相関分光法によるPVAフィルムのin-situ解析
    (日東分析センター)河辺雅義
<11 : 20〜12 : 05>
  1. 高分子膜表面におけるケモメトリックスの活用
    (旭化成)坂部輝御
<13 : 10〜13 : 55>
  1. フッ素化ハイパーブランチポリマーによる表面改質ハードコートの機能の発現
    (日産化学工業)原口将幸
<14 : 00〜14 : 45>
  1. 感光性ポリマー(半導体レジスト)の各種分析(仮)
    (リンテックジャパン)関口 淳
<14 : 55〜15 : 40>
  1. モスアイ型反射防止フィルム<モスマイト™ >の開発〜ナノインプリントにおける離型不良解析〜
    (三菱レイヨン)小澤 覚
<15 : 45〜16 : 30>
  1. 複写機・プリンタ業界における材料分析技術
    (リコー)並木章代
<16 : 30〜16 : 35>閉会挨拶
参加要領 1)定員100名 2)@企業 27,300円 A大学・官公庁 9,450円 B学生 3,150円 C名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シルバー会員 3,150円 D高分子表面研究会メンバー a)企業 22,050円 b)大学・官公庁 7,350円 3)申込方法 高分子学会ホームページまたは申込用紙(353頁)に記入し,FAXまたは郵便にて送付の上,参加費を7月末日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)を順次ご送付いたします。
申込先 高分子学会 第29回高分子表面研究会講座係


第5回超分子若手懇談会

主題=次世代超分子の応用と展開

<趣旨>近年,超分子科学は合成・構造・物性・光といったさまざまなキーワードとともに,基礎から機能・応用面へと発展しつつあります。今回はさまざまなアプローチで超分子錯体を研究される6名の先生方をお招きして現況と将来展望についてご講演を頂きます。このほか,若手研究者によるポスターセッションや,フリーディスカッションの時間を多くご用意しております。産・官・学の若手研究者・学生間の活発な議論を交換する場所として,皆様の御参加をお待ち致しております。
主 催 高分子学会(東海支部)
会 期 7月7日(木)〜8日(金)
会 場 戸倉上山田温泉 ホテル園山荘
([389-0821]長野県千曲市上山田温泉2-9-6 しなの鉄道 戸倉駅下車 タクシー約5分)
交 通 http://www.marusansou.com/をご覧下さい。*当日は,JR長野新幹線・上田駅から会場までの無料送迎バスを運行予定です。
プログラム
7月7日(木)
<13 : 55〜14 : 00>開会の辞
<14 : 00〜14 : 50>
 ヒネリを制御した超分子組織体の構築と機能
(近畿大分子研)古荘義雄
<14 : 50〜15 : 40>
 ウレイド化合物を用いた機能性超分子ゲルの開発
(静岡大理)山中正道
<15 : 40〜16 : 00>Coffee Break
<16 : 00〜16 : 50>
 PEG/CDポリロタキサンの修飾による特性の変化
(信州大・ファイバーナノテク)荒木 潤
<16 : 50〜17 : 40>
 機能性ハイドロゲル微粒子の展望
(信州大・ファイバーナノテク)鈴木大介
<18 : 00〜19 : 30>夕食・懇親会
<19 : 30〜20 : 30>
ポスター発表・フリーディスカッション

7月8日(金)
<10 : 30〜11 : 20>
 混合界面活性剤系におけるひも状ミセルの形成
(横国大院環境情報)荒牧賢治
<11 : 20〜12 : 10>
 刺激応答性超分子色素集合体
(千葉大院工)矢貝史樹
<12 : 10〜>閉会の辞
参加要領 1)定員70名 2)参加費 @一般 6,000円 A大学・官公庁 5,000円 B学生 3,000円 3)宿泊費 6,000円 4)懇親会費 2,000円
申込方法 E-mailに必要事項(御名前,御所属,ご連絡先,ポスター発表の有無)を記入の上,下記のアドレスまでご連絡下さい。件名を「第5回超分子若手懇談会 参加希望」として頂けるとスムーズに対応できます。
申込・問合先 [386-8567]長野県上田市常田3-15-1 信州大学繊維学部大学院総合工学系研究科 機能高分子棟1F 英研究室 鈴木正浩
TEL 0268-21-5443
E-mail: supramol@shinshu-u.ac.jp
URL: http://fiber.nijiniji.com/lib2/index.htm


11-1高分子学会講演会

主題=星を ける高分子 〜材料開発の視点から宇宙開発をみる〜

<趣旨>「はやぶさ」や「あかつき」の成功,失敗,苦労,工夫等,近年非常に興味深い報道がなされています。宇宙開発におけるスーパーハイリスク・スーパーハイリターンなプロジェクトの話題に接することは,私たち“材料屋”,“高分子屋”にとって,新しい材料開発のヒントや新たな目標設定,あるいはモチベーションを高める上で,大変価値のあるものです。本講演会では,JAXAの「はやぶさ・あかつきプロジェクト」に関連のある講師の先生をお招きし,最新の宇宙航空材料の近況をご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 日本化学会,日本接着学会,日本油化学会,電気化学会,有機合成化学協会(予定)
後 援 JAXA(予定)
日 時 7月8日(金)10 : 20〜17 : 30
会 場 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線
大岡山駅下車徒歩約1分
プログラム
<10 : 20〜11 : 20>
  1. 「はやぶさ」から「はやぶさ2」,そしてその先へ―飽くなき宇宙への挑戦―
    (JAXA)吉川 真
    世界初の小惑星サンプルリターンを達成した「はやぶさ」と,その経験を踏まえて新しく始まった「はやぶさ2」について紹介する。また,太陽系小天体を探査する意義や,今後の小天体探査の展望について紹介する。
<11 : 20〜12 : 20>
  1. 小惑星探査機「はやぶさ」の再突入カプセルを護った耐熱技術とは?
    (IHIエアロスペース)森田真弥
    「はやぶさ」カプセルの大気圏突入では,アブレーションと呼ばれる耐熱材を空力加熱によって熱分解させる方法が用いられた。炭素繊維などを混ぜた強化プラスチックが,表面から順番に加熱を受け炭化し,耐熱材自身が分解して蒸発することにより熱を取り除いていくしくみである。本講演では,諸外国における本技術の位置付け,今後必要とされる耐熱材,またその耐熱技術への現在の到達度および課題について紹介する。
<13 : 20〜14 : 20>
  1. 宇宙ヨット「IKAROS」の要求特性に応えるポリイミド薄膜とは
    (JAXA)横田力男
    宇宙環境長期耐久性のある高分子材料はポリイミドに限られるが,大規模膜製造には接着以外に方法がなく,その接着特性も数年が寿命である。本講演では,芳香族非対称構造の導入による耐熱耐宇宙環境性ポリイミドの素材開発と,セール膜への応用について紹介する。
<14 : 20〜15 : 20>
  1. 炭素繊維強化複合材料(CFRP)とその航空・宇宙用途への展開
    (東レ)夏目憲光
    炭素繊維とマトリックス樹脂からなる炭素繊維強化複合材料は,比弾性,比強度に優れることから軽量化が必要な多くの用途で使われている。その中でも航空・宇宙用途は軽量化要求が大きく,多くの部材に用いられてきた。本講演では,該用途展開を切り口に,その特長,成形法および今後の展開について紹介する。
<15 : 30〜16 : 30>
  1. 低軌道宇宙環境における高分子材料劣化
    (神戸大学大学院)田川雅人
    宇宙用高分子材料は宇宙環境からさまざまな影響を受ける。放射線や紫外線耐性は,イカロスなど深宇宙探査機用ポリイミド開発においても重要なポイントであるが,他方,惑星低軌道環境における中性ガス原子との高速衝突も高分子材料にきわめて大きな影響を与える。本講演では,低軌道環境における高分子材料劣化について紹介する。
<16 : 30〜17 : 30>
  1. 宇宙用生命維持技術が求める新素材―生命維持技術紹介―
    (JAXA)大西 充
    徹底した小型・軽量化が求められる宇宙開発において,生命維持技術で先行する米ロに追いつき追い越すには,高性能の新素材が必須である。生命維持技術全般を紹介する中で,新素材に求める機能を紹介する。
参加要領 1)定員100名 2)参加費 @企業 10,500円 A大学・官公庁 5,250円 B学生 1,050円 Cゴールド会員・シルバー会員 2,100円 D年会費制会員 ※の団体からのご参加は何名様でも割引料金となります。(※グループ・関係会社除く。詳細はhttp://www.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧下さい。)a)企業 8,400円 b)大学・官公庁 4,200円 3)申込方法 学会ホームページまたは申込用紙(353頁)にご記入の上,FAXまたは郵送にて送付ください。参加証,請求書を随時送付いたしますので,請求書到着後,7月末日までに参加費をご送金下さい。
申込先 高分子学会 11-1高分子学会講演会係


11-2精密ネットワークポリマー研究会[見学会]

<趣旨>今回,当研究会では三井化学の袖ヶ浦センターを見学します。
三井化学は,ポリマーの設計開発から加工までを一貫して行う「機能材料」,有機合成,精密合成,触媒技術を活かした「先端化学品」,従来の石化と基礎化学品を統合した「基礎化学品」で事業を展開しております。袖ヶ浦センターは,これらの製品開発,基礎研究を担う,関連会社も含め研究者約1200名からなる国内最大規模の研究開発拠点です。関心のある方は奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会 精密ネットワークポリマー研究会
日 時 7月22日(金)13 : 00〜16 : 50
会 場 三井化学 袖ヶ浦センター 1号館 シャープレスホール(千葉県袖ヶ浦市長浦580-32)
交 通 JR内房線「長浦」駅下車
徒歩15分
プログラム
<13 : 00〜15 : 35>
  1. 三井化学および研究体制のご紹介
    (新材料開発センター長)福田 伸
  2. 三井化学袖ヶ浦センターのご紹介
  3. 三井化学の研究開発のご紹介
    ・分岐高分子のレオロジー特性と構成方程式
    (マテリアルサイエンス研究所)伊崎健晴
    ・バイオポリウレタンの開発
    (ウレタン開発部)松本信介
    ・メタロセン触媒系オレフィンエラストマーの開発
    (機能樹脂開発部)江端洋樹
    ・高機能ポリイミドの開発
    (新材料開発センター)山下 渉
<15 : 50〜16 : 50>

4.三井化学分析センター見学
参加要領 1)定員30名 2)参加申込締切日 6月17日(金)3)参加費 無料 4)参加資格 精密ネットワークポリマー研究会メンバー 5)高分子学会ホームページよりお申込みください。 6)同業者はご遠慮いただく場合がありますのであらかじめご了承ください(見学可否および最終案内は,7月1日頃行います)。
申込先 高分子学会 11-2精密ネットワークポリマー研究会〔見学会〕係