本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2012年5月主催行事


第13回関西若手高分子セミナー@府大

主題=「高分子研究の魅力」

<趣旨>高分子は、その大きな分子サイズのために、低分子にはないさまざまな特性をもち、多様な機能や高度な性能に結びつけることができます。高分子の特性を解明する、高分子の機能を探求する、高分子の高性能を製品開発につなげるなど、高分子の研究は魅力に満ち溢れています。今回のセミナーでは、高分子の特質を巧みに活かした研究・開発において最前線で活躍しておられる大学や企業の方々に、高分子にかかわる最先端の研究をわかりやすく解説していただき、高分子研究の魅力について熱く語っていただきます。多くの方々のご参加を期待しています。
主 催 高分子学会関西支部
会 期 5月14日(月)
会 場 大阪府立大学 学術交流会館
(堺市中区学園町1-1、http://www.osakafu-u.ac.jp/access/
交 通 地下鉄御堂筋線「中百舌鳥」駅より徒歩15分。
南海高野線「白鷺」駅より徒歩7分。
プログラム
挨拶:高分子学会関西支部 副支部長
(京工繊大院工芸科学)塚原安久

講演:
  1. 動的超音波散乱法によるマイクロ粒子懸濁系のダイナミクス
    (京工繊大院工芸科学)則末智久
  2. 撥液ポリマーのディスプレイ分野への展開
    (ダイキン工業)森田正道
  3. DNA折り紙による分子の設計と機能化
    (京大院理)杉山 弘
  4. 分子認識による巨視的自己組織化と自己修復
    (阪大院理)原田 明
参加要領 1)定員150名 2)参加費無料 3)氏名、所属、連絡先を明記の上、高分子学会関西支部宛にE-mail、またはFAXにてお申込ください。
申込・連絡先 高分子学会関西支部
TEL 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html


12-1超分子研究会

主題=超分子/高分子新材料設計

<趣旨>超分子という言葉が使われてからはや30年余になり、今や分子間相互作用や組織化といった超分子的な考え方は高分子材料開発に不可欠になりつつあります。広く見れば、分子系材料において分子間の相互作用がしばしばバルクの物性を制御していることからも理解できるように、超分子的な考え方は最も重要で普遍的な基本概念の一つと言えます。使われ方はさまざまですが、この概念はこれからも新しい高分子材料開発にさらに深く貢献していくでしょう。
今回は、こうした超分子的な考え方を活かした高分子新材料開発に焦点を当て、卓越した視点で優れた研究を展開されている著名な先生方にご講演をお願いしました。
主 催 高分子学会 超分子研究会
協 賛 (予定) 日本化学会
日 時 5月15日(火)13 : 30~16 : 50/懇親会 17 : 15~19 : 00
会 場 東京工業大学 大岡山キャンパス 蔵前会館 ロイアルブルーホール
交 通 東急大井町線・東急目黒線 「大岡山」駅下車 徒歩1分
プログラム
<13 : 35~16 : 50>
  1. 超分子相互作用が“見える”高分子材料
    (阪大院理)原田 明
  2. 分子間相互作用を活かした高分子ハイブリッド材料の創製
    (京大院工)中條善樹
  3. 薬物・遺伝子ターゲティングのための超分子ナノキャリア設計
    (東大院工)片岡一則
  4. 液晶ブロックコポリマーのナノ相分離構造とテンプレートプロセス
    (東工大資源研)彌田智一
<17 : 15~19 : 00>
  講師を囲む懇親会(会場変更)
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業5,250円 ②大学・官公庁3,150円 ③学生1,050円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員1,050円 ⑤超分子研究会メンバー無料 3)懇親会費 3,000円 4)申込方法 学会ホームページまたは申込用紙(227頁)に記入し、FAXまたは郵送にて送付の上、参加費を5月末日までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。
申込先 高分子学会 超分子研究会係


12-1NMR研究会

主題=緩和とNMR

<趣旨>NMR法は、構造解析や分子運動解析にその威力を発揮し、基礎から応用開発研究まで必須の機器分析法として活躍しています。NMR実験から、化学シフト値、積分強度、分裂パターン、ピーク線形、二次元NMR法のデータにおけるいろいろな相関関係など、さまざまな構造情報が得られますが、各種緩和時間の測定を試みる場合も少なくないでしょう。緩和時間の値は、これを直接分析に活用しなくても適切かつ効率の良い測定条件を設定する上で一つの判断材料になることも多々あります。今回のNMR研究会では、「緩和」をキーワードにNMRのみならず誘電分散などほかの手法も対象に、現象の原理や測定手法に精通した方々や実際に緩和時間の情報から材料分析研究をされている方を講師としてお迎えし、緩和とNMRについて議論していただく場を設けます。緩和現象についての理解促進、測定上のノウハウや緩和現象を調べることで何がわかるのか、などの話題を提供できればと考えております。今回の研究会が、皆様の研究の幅を広げることにつながる討論と交流の場として、大いに活用されることを期待いたします。また、あわせてポスター発表の機会を設けました。さまざまな関連分野からのポスター発表を期待します。昨年と同様“若手ポスター賞”を選考・授与します。奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会 NMR研究会
協 賛 (予定) 日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会
日 時 5月25日(金)10 : 30~17 : 30
会 場 龍谷大学セミナーハウス ともいき荘 2階研修室
京都市上京区室町通下長者町通下ル近衛町38
http://www.ryukoku.ac.jp/tomoikiso/annai.html
交 通 地下鉄烏丸線 丸太町駅2番出口から徒歩6分
プログラム
<10 : 30~12 : 30>
  1. 高分子ガラス転移と誘電緩和
    (立命館大理工)深尾浩次
  2. NMRと緩和
    (京大院理)竹腰清乃理
<13 : 50~15 : 30>
  1. ポスター発表
<15 : 30~17 : 30>
  1. 溶液系の広帯域緩和現象
    (東海大理)八木原晋
  2. T2緩和を用いた高分子の解析事例
    (岡山工技研)岩蕗 仁
ポスター発表プログラム
 P1. MASで圧延した天然ゴムと合成ゴムの固体NMRスペクトル
(防衛大応化)°北村成史・浅野敦志・中澤千香子・黒津卓三
 P2. 液状絹のNMR構造解析
(農工大院工)°鈴木 悠・朝倉哲郎
 P3. 量子化学計算を用いたポリ乳酸の立体規則性に関するNMR解析
(農工大院工、帝人)°菅沼こと
(帝人)堀内 健・松田裕生
(農工大院工)青木昭宏
(米国農務省農業局)Cheng H. N.
(農工大院工)朝倉哲郎
 P4. アルキル側鎖を有する液晶性ポリエステルの磁場配向構造の固体13C NMR法による研究
(名工大院工)°浅沼諒太・吉水広明
 P5. ポリ4-メチル-1-ペンテンの結晶相における気体収着特性の129Xe NMR法による研究
(名工大院工)°島崎彩奈・藤原涼介・吉水広明
 P6. Xe収着量の129Xe NMR法による決定 -スペクトルの定量性に関する考察-
(名工大院工)°樋口智章・吉水広明
 P7. メタクリルポリマーにおける局所分子運動性と気体輸送特性に関するNMR法による研究
(名工大院工)°満濃香穂・吉水広明
 P8. MMA-TBMA共重合体から変換したPMMAのNMRスペクトルの多変量解析
(徳島大院STS)°菅野夏基・平野朋広・押村美幸・右手浩一
 P9. NMRスペクトルの多変量解析を用いたポリ乳酸の立体規則性解析
(徳島大院STS)°八幡莉紗・平野朋広・押村美幸・右手浩一
(農工大院工・帝人)菅沼こと
(農工大院工)朝倉哲郎
 P10. ルイス酸存在下のラジカル重合で得られたメタクリル酸エステル共重合体のモノマー連鎖の解析
(徳島大院STS)°船岡耕治・浅川聖子・直野辰哉・坂尾竜一・平野朋広・右手浩一
 P11. NMRによるゴム中溶解水素の解析
(産総研)°藤原広匡
(九大水素エネルギー)山辺純一郎
(九大院工)西村 伸
 P12. P3HT:C60混合膜におけるドナー/アクセプター相互作用の固体NMR解析
(京大化研)°藤村 昴・福島達也・山本順一・福地将志・梶 弘典
 P13. ホスフィンオキシド系材料の固体NMR解析
(京大化研)°福地将志・福島達也・梶 弘典
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業5,250円 ②大学・官公庁3,150円 ③学生2,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員2,100円 ⑤NMR研究会メンバー無料 3)申込方法 高分子学会ホームページまたは申込書(227頁)に記入し、FAXまたは郵送にて送付の上、参加費を5月末日までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。開催日当日のお支払はできません。お振込をお願いいたします。
申込先 高分子学会 NMR研究会係