<趣旨>昨今の社会情勢や将来のエネルギー問題に際し、フレキシブル・低コスト・軽量な有機半導体デバイスの研究が近年世界中で盛んに行われています。有機トランジスタ・有機薄膜太陽電池・有機エレクトロルミネッセンス(EL)デバイスの分野において、共役高分子はその優れた加工性、光電気特性から長らく研究対象となっていますが、有機共役分子からなる単結晶の非常に優れた電気特性が報告され始めて以降、有機トランジスタの分野では従来の蒸着プロセスではなく、“塗布できる”低分子材料の開発やデバイス・プロセスに大きな発展が見られています。また、有機薄膜太陽電池の分野でも、これまでの共役高分子とフラーレン誘導体とのバルクヘテロジャンクション(BHJ)型から、p型低分子とフラーレンとの塗布型BHJでも高い変換効率を示す研究が報告され始めています。さらに、有機共役単結晶は、その優れた光学特性から有機レーザーとしての利用も期待されています。本研究会では、有機トランジスタ・有機薄膜太陽電池・有機単結晶レーザー・金属ナノ粒子と有機分子のハイブリッド材料の分野の最前線でご活躍されている先生方に最新の研究動向や研究成果についてご講演いただきます。研究会に所属の皆様、ならびに関連の分野で興味をおもちの皆様の多数のご来聴をお待ちしております。 |
主 催 |
高分子学会 印刷・情報記録・表示研究会および光反応・電子用材料研究会 |
協 賛 |
応用物理学会 日本化学会 |
日 時 |
12月20日(木)13 : 00~16 : 40 |
会 場 |
三菱電機(株)先端技術総合研究所 本館1階 NTホール([661-8661]尼崎市塚口本町8-1-1 TEL 06-6491-8031)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/randd/laboratory/advanced_technology/ |
交 通 |
JR塚口駅、猪名寺駅より徒歩15分。阪急塚口駅より徒歩30分、車5分 |
プログラム |
<13 : 00~16 : 40> |
- 低分子有機半導体を用いた高性能塗布型有機トランジスタの開発
(阪大産研)植村隆文
- デバイス応用に向けた(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー結晶の光・電子物性評価
(京工繊大院工芸)山雄健史
- 可溶性フタロシアニンの高電荷輸送特性と塗布型有機薄膜太陽電池への応用
(阪大院工)藤井彰彦
- 室温印刷用π接合金属ナノ粒子の特性と印刷デバイスへの展開
(岡山大異分野融合先端研究コア)金原正幸
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参加要領 |
1)定員60名 2)参加費 ①企業 3,150円 ②大学・官公庁 2,100円 ③学生 1,050円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,050円 ⑤印刷・情報記録・表示研究会メンバーおよび光反応・電子用材料研究会メンバー
無料 3)申込方法 高分子学会ホームページまたは申込用紙(975頁)に記入し、FAXまたは郵送にて送付の上、12月末日までに参加費をご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)は順次発送いたします。 |
申込先 |
12-3印刷・情報記録・表示研究会および12-3光反応・電子用材料研究会 合同研究会係 |