本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2013年7月主催行事
13-1高分子学会講演会
主題=高分子研究の産業化への道 ―成功への鍵―
<趣旨>高分子研究をいかに実用化に結びつけるかは、すべての研究開発者にとって常に問われている命題です。研究内容を価値ある製品として世の中に提案するまでには、製品設計、製造技術検討、コストダウン検討等の課題に粘り強く取り組んで解決していくことが求められます。本講演会では、企業、あるいは産学連携プロジェクトで学会賞等の受賞者の方々をお招きし、ご担当する研究開発テーマを実用化するまでについて、成功談に留まらず、苦労や失敗談、若手研究者へのメッセージを交えて熱く語っていただきます。 主 催 高分子学会 行事委員会 協 賛 (予定)日本化学会、化学工学会、繊維学会、日本接着学会 日 時 7月5日(金)10 : 20~17 : 20 会 場 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール(東京都目黒区大岡山2-12-1) 交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/index.htmlプログラム <10 : 20~11 : 10>
- 低立体規則性ポリプロピレンの開発
(出光興産)金丸正実2012年4月、低立体規則性ポリプロピレン(LMPP)について、千葉に4万トンの装置を建設し商業化した。現在、世界的に市場が拡大しているオムツ用ホットメルト接着剤や不織布の改質材用途を中心に用途展開している。そのLMPPの特徴および用途展開について紹介する。<11 : 10~12 : 00>
- ダイボンディングフィルムの研究と実用化
(日立化成)稲田禎一・武田信司ダイボンディングフィルムは半導体チップと基板、あるいは半導体チップ同士を接着するために開発されたフィルムであり、現在ではスマートフォン、タブレット端末にはなくてはならない材料になっている。1枚のフィルムが粘着性、流動性、接着性、応力緩和性、耐熱性などさまざまな特性を満たさなければならないが、これを実現できる素材は高分子材料しかない。講演では開発時のさまざまな困難とそれを打開し、製品化したときの喜びを伝えたい。<12 : 00~12 : 20>
―名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場―<13 : 20~14 : 10>
- 架橋芳香族ポリアミド系逆浸透(RO)膜の本質追究と高性能RO膜開発
(東レ)辺見昌弘海水淡水化や下水・廃水の再利用に使用される逆浸透(RO)膜の組成、空孔および形態解析に関する研究成果、およびその成果を用いた高性能RO膜の開発と今後の展開について述べる。<14 : 10~15 : 00>
- 高強度ポリエステルナノファイバー繊維および商品開発
(帝人)神山三枝ナノファイバー繊維開発とナノサイズ効果である表面積・物理吸着・マトリックス・フィルター効果を利用した商品開発について紹介する。<15 : 20~16 : 10>
- 高分子量ポリグリコール酸の工業的製造技術の開発
(クレハ)佐藤浩幸古くから生分解性樹脂として知られるポリグリコール酸(PGA)を工業的に安価に製造する技術として、中間体であるグリコリドを高純度、高収率で合成する方法(溶液法)を確立し、そのグリコリドの溶融-固相開環重合により高分子量PGAを得る連続的製造法を開発した。<16 : 10~17 : 00>
- 自動車の軽量化に貢献するエンジニアプラスチック接着技術
(デンソー)青木孝司デンソーは環境保護として自動車部品の樹脂化による軽量化に取り組んでいる。 樹脂化の課題に樹脂接着の信頼性の向上があり、NEDOプロにおいて樹脂接着の接着寿命向上の課題を分子レベルで解析し、樹脂接着の信頼性を向上させた。講演ではこれまでの樹脂接着技術、および、省エネ接着技術の取り組みを紹介する。<17 : 00~17 : 20>
―名刺交換会・参加者・講師のふれ合いの場―参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 10,500円 ②大学・官公庁 5,250円 ③学生 1,050円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 2,100円 ⑤年会費制会員※の団体からのご参加は何名様でも割引料金となります。(※グループ・関係会社除く。詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c11/kouen.php をご覧ください。)a)企業 8,400円 b)大学・官公庁 4,200円 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお申し込みください。参加証、請求書を随時送付いたしますので、請求書到着後、7月末日までに参加費をご送金ください。 連絡先 高分子学会 13-1高分子学会講演会係
13-2精密ネットワークポリマー研究会[見学会]
<趣旨>今回、当研究会では地方独立行政法人大阪市立工業研究所を見学します。
大阪市立工業研究所では、大正5年の設立以来、日本で先駆けて合成樹脂・プラスチック分野の研究開発に取り組み、その成果を基盤に、大阪の中小企業をはじめ幅広く業界の技術支援機関としての役割を担ってきました。平成20年の地方独立行政法人化後も、合成から製品加工に至る一貫した支援に注力するとともに、産学官連携強化や機能性材料などの重点研究分野における融合研究の推進を通じて、地域の中核的な技術支援機関としての機能強化をめざしています。関心のある方は奮ってご参加ください。主 催 高分子学会精密ネットワークポリマー研究会 日 時 7月26日(金)13 : 10~16 : 30 会 場 大阪市立工業研究所 4階小講堂(大阪市城東区森之宮1-6-50) 交 通 JR大阪環状線または大阪市営地下鉄森ノ宮駅から北東600m(徒歩10分)
ホームページ http://www.omtri.or.jp/
案内図 http://www.omtri.or.jp/gaiyou/guide.htmlスケジュール <13 : 10~13 : 30> 地方独立行政法人大阪市立工業研究所および高分子関連の研究紹介 (環境技術研究部長)上利泰幸<13 : 30~15 : 00> 地方独立行政法人大阪市立工業研究所の研究紹介
・「射出成形品の内部構造可視化技術」
(加工技術研究部プラスチック成形加工研究室)山田浩二・「糖類を利用した繊維加工技術の開発」(生物生活材料研究部 繊維研究室)大江 猛・「新規有機重合触媒による精密ポリ乳酸の合成とネットワーク化」(環境技術研究部 高機能樹脂研究室)門多丈治<15 : 10~16 : 30> 大阪市立工業研究所 プラスチック技術センター、分析機器センター、次世代デバイス評価センター(LEDセンター)等、おもに高分子関連施設の見学 参加要領 1)定員30名(定員になり次第締切ります。)2)参加申込締切日 平成25年7月5日(金)3)参加費 無料 4)参加資格 精密ネットワークポリマー研究会メンバー 5)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。6)その他 精密ネットワークポリマー研究会メンバーでない方で参加を希望される方は、高分子学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/c12/kenkyukaiitiran.htmlにて入会手続き後、お申し込みください。※参加申込備考欄に「入会申込申請中」と記載してください。 連絡先 高分子学会 精密ネットワークポリマー研究会係
第80回高分子若手研究会[関西]
主題=高分子のナノデザインに基づく新規機能性材料
<趣旨>新しい高分子機能性材料の創製には、ナノスケールで精密に制御された高分子化学の利用が非常に効果的です。今回、高分子若手研究会[関西]では、「高分子のナノデザインに基づく新規機能性材料」と題しまして、最前線でご活躍されている研究者を講師としてお招きし、ご講演していただきます。産・官・学の若手研究者・学生間の活発な討論と交流の場として、皆様のご参加をお待ちしております。 主 催 高分子学会関西地区若手研究会 共 催 高分子学会 高分子学会関西支部 会 期 7月27日(土),28日(日) 会 場 関西セミナーハウス<修学院きらら山荘>[606-8134]京都市左京区一乗寺竹ノ内町23
http://www.kansai-seminarhouse.com/交 通 <JR京都駅から>地下鉄烏丸線「北山」駅2番出口からタクシーで約10分、もしくは市バス(5番系統岩倉操車場前行き)「修学院道」所要時間約50分、下車徒歩約15分。<京阪出町柳駅から>タクシーで約15分もしくは叡山電鉄「修学院」駅下車徒歩15分 プログラム 7月27日(土)
<13 : 30~13 : 40>開会の辞
<13 : 40~17 : 10>
講演(質問含み、各50分)1)13 : 40~14 : 30
「高分子化学に基づく細胞操作:細胞のレゴブロックで臓器をつくる!」(阪大)松崎典弥2)14 : 30~15 : 20
「環状高分子を利用した機能材料の創製」(東工大)山本拓矢3)15 : 30~16 : 20
「低分子と高分子の狭間の分子設計:ポリグリセロールデンドリマーは両親媒性?」(神戸大)大谷 亨4)16 : 20~17 : 10
「デンドリマーリアクターを利用した精密無機合成」(東工大)山元公寿<17 : 10~>
夕食&懇親会(バーベキューパーティー)
<20 : 00~>フリーディスカッション
7月28日(日)
<9 : 30~11 : 10>講演5)9 : 30~10 : 20
「ピンセットからロボットまで:DNAで分子デバイスをつくる」(関大)葛谷明紀6)10 : 20~11 : 10
「特殊構造高分子:高分子鎖への分岐構造の導入とその影響」(京工繊大)塚原安久<11 : 10~11 : 30>
第81回高分子若手研究会案内および閉会の辞参加要領 1)定員約90名 2)参加費 ①一般 4,000円 ②大学・官公庁 4,000円 ③学生 2,000円 3)懇親会費 2,500円 4)宿泊費 4,500円 5)申込方法 氏名、所属、連絡先、懇親会・宿泊希望の有無を明記の上、E-mailにてお申し込みください。 申込・連絡先 大阪府立大学大学院 工学研究科 弓場英司
TEL 072-254-9913
E-mail: yuba@chem.osakafu-u.ac.jp