本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2014年5月主催行事


14-1超分子研究会

主題=次世代膜技術開発の最前線

<趣旨>近年、環境・エネルギー問題の深刻化にともなって、分離プロセスにおける「膜」の重要性がますます高まっています。また、iPS細胞などを用いた再生医療研究の進歩にともない、組織工学への期待が高まっていますが、細胞を組織化させるための足場材料としても「膜」は注目度を増しています。
このように、さまざまな分野で存在感が大きくなっている「膜」ですが、さらなる機能向上のためには、膜材料の種類や構造を適切に設計することが必要です。
そこで今回は、最近発展が著しい「膜」をキーワードに、第一線でご活躍の先生方から最新の研究成果をご講演いただきます。
主 催 高分子学会超分子研究会
協 賛 (予定)日本化学会、錯体化学会、繊維学会、化学工学会、日本膜学会、日本水環境学会、プラスチック成形加工学会
日 時 5月14日(水)13:00~16:40
会 場 東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館2階 ディジタル多目的ホール(目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急大井町線・東急目黒線 大岡山下車 徒歩3分
プログラム
1.ナノスケールで構造制御した膜の開発と水処理材料への応用
(東工大院理工)松本英俊
2.半透膜における技術開発動向
(日東電工)廣瀬雅彦
3.機能性高分子ナノシートの開発と生体組織工学への応用
(早稲田大理工)藤枝俊宣
4.環境問題の解決に貢献するガス分離膜の創製
(明治大理工)永井一清
参加要領 1)定員200名 2)参加費(税込) ①企業 5,400円 ②大学・官公庁 3,240円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤超分子研究会メンバー 無料 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費は5月末までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。
連絡先 高分子学会 超分子研究会係


14-1 NMR研究会

主題=高分子イメージングの最前線

<趣旨>高分子イメージングは、高分子材料の3次元構造解析だけでなく、高分子の拡散や反応プロセスの可視化を具現する機器分析法として活躍しています。とりわけ、最近のハードウェアーおよびソフトウェアーの飛躍的な進歩により、磁気共鳴イメージング(MRI)、透過型電子線トモグラフィー(TEMT)法、電子スピン共鳴イメージング(ESRI)、X線コンピューター断層イメージング(X線CT)、ラマン分光イメージングおよび赤外分光イメージング等のバラエティーに富んだイメージングが開発され、高分子を多角的に解析できるようになっています。今回のNMR研究会では、「高分子イメージング」をキーワードに、高分子やゲルの構造解析および拡散測定について、MRIとESRI、および、これらに匹敵する分解能のX線CTやラマン分光イメージングの原理から応用まで幅広い分野で研究している先生方を講師としてお迎えし、高分子イメージングの最前線について議論していただく場を設けます。今回の研究会が、皆様の研究の幅を広げることにつながる討論と交流の場として、大いに活用されることを期待いたします。また、あわせてポスター発表の機会を今年も設けました。主題に関連する分野に限らず、さまざまな分野から、完成された研究内容だけでなく、研究途中の成果であっても活発な議論が湧き起こる内容のポスター発表をしていただきます。奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会NMR研究会
協 賛 (予定)日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会
日 時 5月16日(金)10:00~17:00
会 場 東京工業大学(大岡山キャンパス)西9号館ディジタル多目的ホール
(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩約3分
プログラム
<10:00~12:00>
1)In situ MRIが明らかにする固体高分子形燃料電池における水分輸送現象
(東工大)津島将司
2)ラマン分光分析や赤外分光分析を始めとするイメージング
(日産アーク)加藤 淳
<13:00~14:50>ポスター発表

<14:50~16:50>
3)多糖ゲル中におけるイオンの拡散挙動
(海洋大)松川真吾
4)多成分ポリマーブレンドの相分離構造のイメージング
(京工繊大)西川幸宏
ポスター発表プログラム
P1.合成高分子溶液のDOSYラウンドロビンテスト:共通測定の精度とピーク分離能
(カネカテクノリサーチ・徳島大院STS)谷川竜一・曽我部啓介
(日東分析セ)長尾竜平
(東ソーファインケム)竹元裕仁・加地栄一
(ダイセル)岡本裕介
(住友化学)山田公美
(JEOL RESONANCE)櫻井智司
(ブルカー・バイオスピン)堤 遊
(積水化学)日下康成
(日本合成化学)西本ゆかり・升本明日香
(徳島大院STS)記本達也・右手浩一
P2.オルトギ酸メチルを用いてポリシロキサンを分解する過程のDOSY分析
(カネカテクノリサーチ・徳島大院STS)曽我部啓介
(カネカテクノリサーチ)藤本祐一郎
(徳島大院STS)右手浩一
(名工大院工)大谷 肇
P3.液晶性ポリエステルが形成する層状構造における気体収着に伴う側鎖の分子運動性変化に関するNMR研究
(名工大院工)山内雅弘・吉水広明
P4.配向固化したポリペプチドのNMR法による気体拡散特性評価と気体分子サイズの影響
(名工大院工)岩本 純・吉水広明
P5.ポリイミドのガラス状態と気体収着特性に関するNMR研究
(名工大院工)藤田雅也・吉水広明
P6.Pulse NMRを用いたゴムシール材の寿命評価
(東京ガス)沼田香織・川口 忍
(三井化学分析セ)関根素馨
(防衛大応化)浅野敦志
P7.パルスNMRによるシリカ配合変性SBR中の分子鎖の拘束状態の解明
(旭化成)村上公也
(旭化成ケミカルズ)井上芳久・永田員也・早田大祐・松田孝昭
(旭化成)山崎 悟
P8.Analysis of crosslinking junctions of accelerated sulfur vulcanization by FG-FMAS solid state NMR spectroscopy
(Nagaoka Univ. of Tech.)Sae-heng Kewwarin・Kawahara Seiichi
P9.カーボンブラック充填ポリイソプレンゴムの固体NMRデータの新規解釈
(防衛大応化)奥下慶子・浅野敦志
(日産アーク)加藤 淳
(上智大)佐藤美洋
(東北大)中嶋 健
(TRIテクノ)甚野史彦
(東海ゴム)木村憲仁
(東海ゴム工業)遠山豊久
(旭化成ケミカルズ)永田員也・早田大祐
(岡山県工技セ)岩蕗 仁
P10.Analysis of terminal units of rubber from Lactarius Volemus through 2D-NMR spectroscopy
(Nagaoka Univ. & Tech.)Nghiem Thi Thuong・Seiichi Kawahara
P11.ポリメタクリル酸t-ブチル部分的加水分解で得られた共重合体のモノマー連鎖の解析
(徳島大)許 祐菁・百瀬 陽・平野朋広・右手浩一
(南臺科技大)王 振乾
P12.NMRを用いたエポキシ化合物と酸の反応追跡
(DIC)平林宏一・仲村仁浩・佐野純子
P13.NMRによる誘導体化手法を活用した官能基分析法の開発
(DIC)戸田政明・仲村仁浩・雨宮晶子
P14.STD-NMRの親水性ポリマー分析への応用
(東レリサーチ)児玉尚士・中野隆行・木村一雄・川口 謙
(東レ)高橋 博・上野良之
P15.カテキン誘導体の構造活性相関の検討
(森永製菓)梅原将洋・柳江高次・斎 政彦・伊藤建比古
P16.Structural analysis of funori from the red seaweeds Gloiopeltis furcata and Gloiopeltis tenax
(Dept. of Mat. Sci. & Tech., Nagaoka Univ. of Tech.)Nguyen Thu Ha・Kawahara Seiichi
(Natl. Res. Inst. for Cultural Properties, Tokyo)Hayakawa Noriko
(Dept. of Mat. Eng., Teikyo Univ. of Sci. & Tech.)Chujo Riichiro
P17.パイ共役系高分子デバイスを測定対象とした磁気共鳴法の開発
(群馬大院理工)福田國統・浅川直紀
参加要領 1)定員200名 2)参加費(税込) ①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤NMR研究会メンバー 無料 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費は5月末までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。
連絡先 高分子学会 NMR研究会係


第17回関西若手高分子セミナー@同志社

<趣旨>より高度で斬新な機能をもつ高分子材料を開発する上で、天然や生体に存在する分子素材や生じる事象に目を向け、それらを見習うことは一つの重要な戦略である。今回のセミナーでは、バイオミメティクスの観点から高分子を捉え、研究・開発の最前線でご活躍の方々に、独自の分子設計概念、開拓指針について、基礎から応用まで幅広い内容を平易に解説していただきます。また、同志社大学キャンパス内のハリス理化学館同志社ギャラリーの見学会も予定しています。奮ってご参加ください。
主 催 高分子学会関西支部
日 時 5月20日(火)13:00~17:30
会 場 同志社大学今出川校地 室町キャンパス 寒梅館 地下A会議室(京都市上京区今出川通り烏丸東入ル)
交 通 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩1分、京阪電車「出町柳」駅から徒歩20分。詳細はhttp://www.doshisha.ac.jp/information/facility/kambai.html を参照ください。
プログラム
挨拶:高分子学会関西支部 支部長
(京都工芸繊維大学大学院)塚原安久
講演
<13:10~14:10>
1.「自己組織化ペプチドを用いた機能性ソフトマテリアルの開発」
(同志社大学)古賀智之
高次構造制御された人工ペプチドおよびペプチド-ポリマー・ハイブリッドの自己組織化プログラミングに基づいた機能性ナノマテリアル設計に関する我々の最近の研究例について紹介する。
<14:10~15:10>
2.「ヤモリ足裏に学ぶ粘着テープ」
(日東電工)藤村保夫
ヤモリテープとは、ヤモリ足裏繊維が有する接着機能を模倣した粘着テープのことであり、次世代の粘着技術として期待されている。本講演では、ヤモリの優れた機能や、人工ヤモリテープの開発動向について紹介する。
<15:30~16:30>
3.「バイオミメティクスの新潮流」
(東北大学)下村政嗣
今世紀に入り、ナノテクノロジーの展開と相俟って、バイオミメティクスの新たな潮流が欧米を中心に起こっている。産業革命に匹敵するパラダイムシフト、とまで評されるバイオミメティクスの現代的意義について、国内外の動向を含め紹介する。
<16:40~17:30>
見学会
ハリス理化学館同志社ギャラリーほか
参加要領 参加費無料。定員100名。
申込方法:高分子学会関西支部ホームページ http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html よりお申し込みください(定員になり次第、締切らせていただきます)。
申込・連絡先 連絡先 高分子学会関西支部
TEL06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html