本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2015年6月主催行事
第50回高分子の基礎と応用講座 ~わかりやすい高分子入門~
<趣旨>プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子は我々の身の廻りのいろいろなところで使われ、人間生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。
「わかりやすい高分子入門」はこのような高分子材料の性能、機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。
また、本講座と連動した技術講習会を7月30日(木),31日(金)に開催します。高分子合成とキャラクタリゼーションの基礎技術を体験実習することにより、学習をより深めることができます。主 催 高分子学会関西支部 協 賛 近畿化学協会、日本化学会近畿支部 会 期 6月11日(木),12日(金) 会 場 日本ペイント 本社ホール(大阪市北区大淀北2-1-2) 交 通 ・JR「大阪」駅より、市バス58番「野田阪神前行」にて
・阪神「野田」駅より、市バス「大阪駅行」、阪神バス「天神橋6丁目行」にて
・阪急電鉄神戸線、宝塚線「中津」駅より、市バス、阪神バス「野田阪神前行」にて
・JR「福島」駅より、徒歩15分
・阪急「中津」駅より、徒歩15分
*バスは「大淀中4丁目」下車すぐ。プログラム 講演 第1日目=6月11日(木)
<9:30~12:00>
1)高分子とはなにか(京工繊大院工芸科学)塚原安久2)高分子の合成(1)―付加重合・開環重合・リビング重合―(阪府大院工)松本章一<13:00~17:00>
3)高分子の合成(2)―重縮合・重付加・付加縮合・高分子反応―(阪大院工)宇山 浩4)高分子の分析(龍谷大理工)中沖隆彦5)表面・界面・接着(神戸大院工)西野 孝<17:00~18:00>交流会
講演 第2日目=6月12日(金)
<9:30~12:00>
1)溶液中の高分子鎖の形態と物性(京大院工)吉崎武尚2)高分子の固体構造(京大化研)金谷利治<13:00~17:15>
3)高分子のレオロジー(京工繊大院工芸科学)浦山健治4)再生医療のための高分子材料(国立循環器病研究センター研究所)山岡哲二5)高分子膜の基礎と応用(東レ 技術センター)辺見昌弘6)プラスチック―特性と成形加工―(阪市工研)松川公洋参加要領 1)定員 120名 (内、学生定員20名。定員になり次第締切)2)参加費 ①会員(含法人会員、協賛学協会員)30,000円 ②大学・官公庁 10,000円 ③学生 4,000円 ④非会員 45,000円(当日入会可)3)申込方法 氏名、所属、連絡先、送金予定日を明記の上、FAXまたはE-mailでお申し込みください。
*振込先銀行:三井住友銀行玉造支店 普通口座926709 高分子学会関西支部 講座係名義 高分子学会関西支部申込・連絡先 高分子学会関西支部
TEL &FAX 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html
15-2ポリマーフロンティア21
主題=無限の可能性を秘める共役高分子 ―合成・構造制御・機能研究の最前線と今後の展望―
<趣旨> 共役高分子のもつ電気・磁気・光機能を活用するプラスチックオプトエレクトロニクスの研究は、学術的にはもとより、発光材料や太陽電池への応用など、工学的にもきわめて重要であり、永続可能な省エネルギー社会の実現を握る鍵と言っても過言ではありません。日本は、白川英樹博士による導電性ポリマーの発見から今日に至るまで、共役高分子に関する研究の先導的役割を果たしてきました。今回は、共役高分子の精密合成、高次構造制御、未来を切り拓くための機能発現に関する最先端の研究の現状と今後の展望について、各分野のトップランナーの講師陣に紹介いただきます。 主 催 高分子学会 行事委員会 協 賛 応用物理学会、繊維学会、電気化学会、日本化学会、日本材料学会、日本接着学会、有機合成化学協会(予定) 会 期 6月12日(金) 会 場 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール(東京都目黒区大岡山2-12-1) 交 通 東急目黒線・東急大井町線
大岡山駅下車徒歩約1分
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/index.htmlプログラム <10:20~11:10>
1.シスシソイダル片巻らせんポリフェニルアセチレン膜の高選択的高分子反応と得られるマルチストランド高分子の構造と分離膜機能(新潟大)青木俊樹官能基をもつアキラルフェニルアセチレンのらせん選択重合によりシスシソイダル片巻らせんポリフェニルアセチレン膜を得、その選択的な高分子反応、分解反応、あるいは後重合を種々行い、得られるマルチストランド高分子の構造と分離膜機能を検討した。<11:10~12:00>
2.直接的アリール化反応を利用した共役高分子の合成と機能(筑波大)神原貴樹芳香族化合物のC-H結合を活性化して直接官能基として利用する直接的アリール化反応は、省資源・環境調和の観点から合成化学において大きな研究分野になっている。本講ではこの新しいクロスカップリング反応の高い潜在能力に注目し、共役高分子を効率よく合成する手法について概説するとともに、高分子半導体の製造プロセスとしての可能性について研究事例を紹介する。<12:00~12:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
<13:20~14:10>
3.明日の共役系ポリマーを夢見る(京都大)赤木和夫共役系ポリマーは、プラスチックエレクトロニクスの基幹材料として、従来にない重合法の開発、高分子構造の階層制御、格段に優れた高機能化が望まれている。本講演では、演者らの最近の研究を紹介しつつ、明日の共役系ポリマーを展望する。<14:10~15:00>
4.可溶性ネットワーク状ケイ素骨格高分子の新展開:真空熱分解による多結晶シリコンの低温形成とフルカラー発光体への応用(奈良先端大)藤木道也鎖状ケイ素骨格高分子は熱分解によりβ-炭化ケイ素になる。一方、溶媒可溶性のネットワーク状ケイ素骨格高分子の真空熱分解と酸素挿入反応により、二次元ケイ素骨格面がSi-O-Si構造でインターカレートした階層構造に変化し、フルカラー発光性を示した。酸素不在下では微結晶シリコンとなる。制御されたバンドギャップをもつ光機能無機-有機ハイブリッド材料や最近話題となっているケイ素系材料を用いた高密度Liイオンバッテリーのアノード材料も期待できる。<15:00~15:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
<15:20~16:10>
5.有機薄膜太陽電池の開発(住友化学)吉村 研住友化学では有機EL材料開発およびデバイス開発で培った共役系高分子の設計・合成技術を活かし、有機薄膜太陽電池の開発を進めている。本講演では材料およびデバイス開発の概要について述べる。<16:10~17:00>
6.導電性高分子PEDOT:PSSの熱電素子への応用
(産総研)石田敬雄近年中低温領域の未利用熱の活用の視点から熱電素子への注目度が上がっている。この視点から導電性高分子、カーボンナノチューブやそれらのハイブリッド材料等の新材料での熱電変換に関する研究が盛んになっている。今回は我々の導電性高分子PEDOT:PSSの研究を中心に世界的な動向や今後の展望について紹介する。参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 21,600円 ②大学・官公庁 10,800円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,240円 年会費制会員※の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。a)会社 17,280円 b)大学・官公庁 8,640円 ※詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。3)申込方法 学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/からお申し込みください。随時、参加証と請求書を送付いたします。 連絡先 高分子学会 ポリマーフロンティア21係
15-1フォトニクスポリマー研究会
主題=単分子・高分子1本鎖のイメージングとサイエンス~有機ナノフォトニクスの実現を目指して~
<趣旨>有機ナノフォトニクス材料では、材料のナノスケールでの物性、構造、ダイナミクス等の知見に基づいて機能を設計する必要があります。有機ナノフォトニクス材料を構成する単分子・高分子鎖1本から得られる情報は、ナノスケールにおけるキャラクタリゼーションを行う上で有力な情報であり、このような材料の設計・解析には必要不可欠な重要な情報と言えます。本研究会では、“高分子1本鎖のイメージングとサイエンス”を有機ナノフォトニクス材料を実現に導く基盤技術と捉え、イメージング、ダイナミクス、力学物性、光物性、電気物性などの分野で活躍されている方々を講師陣にお招きして、ご講演いただきます。多数の皆様の御参加をお待ちしております。 主 催 高分子学会 フォトニクスポリマー研究会 協 賛 応用物理学会 日本化学会 プラスチック成形加工学会 日 時 6月26日(金)13:30~17:10 会 場 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎大会議室
(神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)
http://www.keio.ac.jp/access/hiyoshi.html交 通 東急東横線 日吉駅下車(徒歩1分) ※日吉駅に特急は停まりません。 プログラム <13:30~14:30>基調講演
1)ポリマー1分子の直視:高分子鎖一本のイメージングとダイナミクス~有機ナノフォトニクスの実現を目指して~(北陸先端大院マテリアル)篠原健一<14:30~15:20>
2)高分子一本鎖と高分子表面のナノ力学計測(東北大原子分子材料機構)中嶋 健<15:30~16:20>
3)単一分子分光法から見た高分子材料のナノスケールの構造と光物性(東工大院理工)MARTIN VACHA<16:20~17:10>
4)導電性高分子およびナノファイバー1本の電気物性と有機ナノエレクトロニクス(農工大院工)下村武史参加要領 1)定員60名 2)参加費 ①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④終身・名誉・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤フォトニクスポリマー研究会メンバー 無料 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申込画面よりお申し込みください。参加費は6月末までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)は順次発送いたします。 連絡先 高分子学会 15-1フォトニクスポリマー研究会係