本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2016年9月主催行事


16-3ポリマーフロンティア21

主題=カーボン材料の最前線 ―グラフェンからカーボンファイバーまで―

<趣旨> 近年、大型旅客機の骨格への採用を受けて、カーボンファイバーの産業利用が非常に注目され、自動車への利用も拡大してきています。小型化、高集積化が進む電子機器においては、その熱対策のために、グラファイトシートの採用も広がっています。一方、グラフェン、カーボンナノチューブやナノダイヤモンドの研究も精力的に行われ、工業的な製造技術や応用技術の開発も進んでいます。本企画では、カーボン材料の最近の研究状況について、基礎から応用まで幅広く、産学の専門家にご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 日本化学会ほか
会 期 9月2日(金)
会 場 東工大蔵前会館ロイアルブルーホール(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/index.html
プログラム
<10:20~11:10>
1.スーパーグロースカーボンナノチューブ産業応用に向けた取り組み
(日本ゼオン)上島 貢
2004年産業技術総合研究所畠博士らにより発見されたスーパーグロースカーボンナノチューブ(SGCNT)は、長尺、高純度、高表面積といった特徴を有しているため、高電気/熱伝導ゴム、高耐久ゴム、高熱伝導金属等の応用が期待されています。本公演では、SGCNTならびに複合材料の開発を中心に産業への応用について紹介します。
<11:10~12:00>
2.グラフェンと原子層科学
(東北大学大学院)齋藤理一郎
グラフェンや遷移金属カルコゲナイドは、層状物質で1原子層まで薄くすることができる。このような物質を原子層物質と呼ぶ。原子層物質の性質と応用に関して、現在進行中の科学研究費新学術領域研究「原子層科学」の成果を中心に紹介する。
<12:00~12:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―

<13:20~14:10>
3.ポリアクリロニトリル(PAN)系及びピッチ系炭素繊維の構造と特性について
(三菱レイヨン)杉浦直樹
ポリアクリロニトリルあるいはピッチを主要な出発原料とする高性能炭素繊維は高強度・高剛性を有する材料であり、広い性能域を網羅した材料群を形成している。広範囲の性能発現や、繊維軸方向、断面方向間で有する著しい異方性は繊維構造に起因している。今回PAN系とピッチ系を含め各種性能について繊維構造と関係付けて紹介する。
<14:10~15:00>
4.爆ごう法ナノダイヤモンドの基礎と応用
(ダイセル)伊藤久義
爆ごう法ナノダイヤモンドとは爆薬そのものを炭素源として爆ごうにより生成する一次粒子径数ナノメートルのナノマテリアルである。その製法の概要と物質としての特徴、さらにはポリマーへの混合例を中心に具体的な用途例、機能発現例について紹介する。
<15:00~15:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―

<15:20~16:10>
5.ダイヤモンドライクカーボン膜の構造・物性・工業応用
(長岡技術科学大学)斎藤秀俊
ダイヤモンドライクカーボン膜の工業応用が幅広い分野で進んでいる。それは、その構造に多様性があるからだ。物性では真密度が1.4 g/cm3から3.5 g/cm3まできわめて幅広い値をとる。密度変化に応じて、光学特性、機械特性、電気特性も大きく変わる。
<16:10~17:00>
6.フラーレンの特性とフラーレンを分散させた樹脂・ゴムの特性について
(フロンティアカーボン)大坪裕彦
フラーレンは同じナノカーボンのCNTやグラフェンとは異なるユニークな性質を有している。フラーレンの特性を発揮させるためには分散が重要である。十分に分散させた場合の樹脂やゴムの特性等について具体例を紹介する。

<17:00~17:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 21,600円 ②大学・官公庁 10,800円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,240円 ⑤年会費制会員※の団体からのご参加は何名様でも割引料金となります。(※グループ・関係会社除く。詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。)a)会社 17,280円 b)大学・官公庁 8,640円 3)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申込画面よりお手続きいただき、参加費用を会期当日までにご送金ください。参加証と請求書(希望者のみ)は順次ご送付いたします。
連絡先 高分子学会 16-3ポリマーフロンティア21係


31st Summer University in Hokkaido

主題=高分子の機能をさらに極める

<趣旨> 本会は毎回テーマを定めて最先端の高分子科学の基礎から応用を学ぶことを目的としております。今回は、主題である「高分子の機能をさらに極める」に対して、産・学から講師をお招きし、環状高分子・ライフサイエンスへの高分子・らせん高分子など、高分子の新たな側面が見えるようなご講演をお願いしております。幅広い分野の方々の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会北海道支部
会 期 9月2日(金)
会 場 定山渓ビューホテル(札幌市南区定山渓)
交 通 札幌駅よりバス75分程度。北海道大学より送迎バスあり(要事前予約、人数に限りがあります)
プログラム
<13:20~15:50>
講演会
1.環状高分子の合成と機能の創出
(北海道大学大学院工学研究院)山本拓矢
2.高分子技術が拓くライフサイエンス・ビジネス
(日東電工・事業開発統括部)味呑憲二郎
3.動的特性を有するらせん高分子を利用した機能発現
(金沢大学大学院自然科学研究科)前田勝浩
<19:00~21:00>懇親会
参加要領 2016年度北海道高分子若手研究会と続けて開催いたしますので、同時申込とさせていただきます。一方のみの申込はできません。(お申し込みは2016年度北海道高分子若手研究会の参加要領をご覧ください)
申込先 URL:http://www2.spsj.or.jp/hokkaido/event-01/
連絡先 北海道大学大学院先端生命科学研究院 谷口 透
TEL011-706-9048
E-mail: ttaniguchi@mail.sci.hokudai.ac.jp


2016年度北海道高分子若手研究会

主題=垣根を超える高分子研究

<趣旨> 当若手研究会は高分子若手研究者を対象に、講演・討論を通じて高分子の理解を深めるとともに、共同研究など新しい可能性を広げることを目的としています。また、学生・院生を主体としたポスターセッションも企画しております。優秀な発表に対してはポスター賞も授与いたします。幅広い分野の方々の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会北海道支部、北海道高分子若手研究会
会 期 9月2日(金),3日(土)
会 場 定山渓ビューホテル(札幌市南区定山渓)
交 通 札幌駅よりバス75分程度、北海道大学より送迎バスあり(要事前予約、席に限りがあります)
プログラム
9月2日(金)
<19:00~21:00>
ポスター発表 兼 懇親会

9月3日(土)
<9:00~11:20>講演会
1.ナノスーツ法による含水サンプルの電子顕微鏡観察の可能性
(千歳科学技術大学理工学部応用化学生物学科)平井悠司
2.ハイドロゲル高強度化手法の一般化
(北海道大学大学院先端生命科学研究院)中島 祐
3.高分子の統計力学モデルの臨界現象を数学的に厳密に解析する
(北海道大学大学院理学研究院)坂井 哲
参加要領 31st Summer University in Hokkaido(9月2日(金)13:20より同じ会場で開催予定)と続けて開催いたしますので、同時申込とさせていただきます。一方のみの申込はできません。 1)定員 120名程度 2)参加費 一般(正会員)14,000円、一般(非会員)17,000円、学生 8,000円(宿泊費(2食付き)、懇親会費(一般 2,000円、学生1,000円)を含む) 3)北海道大学より往復無料送迎バスあり(要予約・先着順。席に限りがあります) 4)申込方法 氏名・所属(学年)・連絡先(電話、Fax、E-mail)・ポスター発表の有無(有の場合は、ポスター演題、著者)・送迎バス希望の有無を明記しE-mailでお申し込みください(件名に「サマユニ若手会申し込み」を含めてください) 5)参加およびポスター発表申込締切 8月4日(木)
申込先 北海道大学大学院先端生命科学研究院 黒川孝幸
TEL011-706-9018
E-mail: kurokawa@sci.hokudai.ac.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/hokkaido/event-02/


ゲルワークショップ イン お台場

主題=研究シーズとの出会い ―どう発想し、どうたどり着いたか?―

<趣旨> 科学技術の急速な進歩が、私たちの生活を便利で安全なものにしていますが、研究分野の細分化・専門化が高度に進んだ昨今、技術全体を見通すことや、波及効果の大きいイノベーションを生み出すことが、かつてより難しくなっている側面も指摘されています。このような流れにある現在でも、ゲル研究は革新的な発見・発明が生み出されるフロンティア領域の一つであり、とくにこの分野で世界を牽引する我が国において、先駆的な研究シーズが毎年数多く生み出されています。今回のゲルワークショップでは、革新的な研究シーズを打ち出して精力的に研究されている気鋭の講師陣をお招きし、これまで誰もが試みなかった課題をどう発想して挑戦を決意したのか、どういう経緯で形にして世に問うに至ったか、セレンディピティから紆余曲折、今後の展望までを、熱く語っていただきます。明日のイノベーション創出のヒントにきっと出会えるはずです。ゲル分野の内外から、学生・大学院生からプロの研究者・エンジニアまで、多数のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子ゲル研究会
会 期 9月16日(金),17日(土)
会 場 16日(金)
神奈川大学 横浜キャンパス 19号館地下1階 LUX(横浜市神奈川区六角橋3-27-1)
17日(土)
産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11階会議室(東京都江東区青海2-41-6)
交 通 16日(金)
東急東横線「白楽駅」下車 徒歩13分
http://www.kanagawa-u.ac.jp/access/yokohama/pdf/print.pdf 参照
17日(土)
新交通ゆりかもめ テレコムセンター駅下車 徒歩3分
http://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/tokyo_waterfront/tokyo_waterfront_map_main.html 参照
プログラム
16日(金)17:00~19:00 懇親会
17日(土)9:00~11:00 講演/11:00~12:00 ポスターセッション
1)ゲルフォトニクス→ゲルメカニクス→ゲルロボティクス→ゲルヒューマニクス?
(山形大)古川英光
2)廻リ道ノススメ:磁石で作る、単結晶のようなヒドロゲル
(理研)石田康博
3)Chonylation™:生体高分子コンドロイチン(CH)を用いた次世代タンパク質DDS技術~ポリエチレングリコール(PEG)への挑戦~
(生化学工業)髙津吉広
参加要領 1)定員90名 2)参加費(税込)①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤高分子ゲル研究会メンバー 無料 3)懇親会費 一般 3,000円 4)申込方法 高分子学会ホームページの主催行事参加申し込み画面よりお手続きください。参加費は9月末までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を送付します。当日のお支払いはご遠慮ください。 5)ポスター発表申込締切 8月12日(金) 6)参加申込締切 9月2日(金)
連絡先 高分子学会 高分子ゲル研究会係