<趣旨> 古典的な希薄溶液の考え方は溶媒を近似的に連続媒体として取り扱いますが、現代における機能性高分子の研究では、疎水性相互作用や選択的溶媒和など溶媒の分子としての性質が重要になることも珍しくありません。他方、近年の溶液化学は、溶媒を主役とした機能性分子の研究を著しく発展させています。本フォーラムは、溶液中で機能を発揮する高分子の最新研究とタンパク質や両親媒性分子の機能性を調べる溶液化学の先端研究を同時に学べる機会をつくり、高分子溶液論の将来的展望を図ろうと企画したものです。機能性高分子と溶液化学の分野で活躍されている気鋭の研究者を4名お招きし、最新の研究を紹介していただきます。 |
主 催 |
高分子学会九州支部 |
会 期 |
3月6日(月) |
会 場 |
福岡大学 中央図書館 多目的ホール |
交 通 |
福岡地下鉄七隈線 「福大前」もしくは「七隈」駅下車 |
プログラム |
<12:30~13:00>受付
<13:00~17:15>
開会の挨拶
(福岡大学)勝本之晶
招待講演
(座長 真田雄介)
1)Tanfordのミセルの熱力学は完全に正しいか? プラトニックミセルの提案
(北九州市立大学)櫻井和朗
2)(仮題)高分子認識における「高分子らしさ」とは?
(大阪大学)橋爪章仁
(座長 勝本之晶)
3)OZ系積分方程式理論を用いた溶媒和の計算:ミセルへの応用へ向けて
(愛媛大学)宮田竜彦
4)蛋白質折り畳みにおけるエネルギー論と水の役割の再考
(姫路獨協大学)原野雄一
講演会終了挨拶
(福岡大学)八尾 滋
<19:00~21:00>
懇親会(福岡天神界隈を予定)
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