本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2017年6月主催行事
17-2ポリマーフロンティア21
主題=有機エレクトロニクスの未来を拓く新しい機能性材料と応用展開
<趣旨> 有機デバイスは次世代のエレクトロニクスを担う技術として、トランジスタなど電子回路のほか、ディスプレイや照明などの有機ELデバイス、太陽電池など幅広い応用が期待されています。2000年以降、本分野は驚くべきスピードで進化を続けており、すでに実用化も始まっています。一方で、最近では従来にない機能を有する新しい材料や新たな用途展開に向けた研究も生まれています。本講演会では、最前線で活躍されている講師の方々から、有機デバイスを支える新しい機能性材料の開発やその応用展開について講演していただき、参加者の皆様と一緒に有機エレクトロニクスの未来について議論したいと思います。 主 催 高分子学会 行事委員会 協 賛 日本化学会他(予定) 会 期 6月13日(火) 会 場 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール 交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車徒歩約1分 プログラム <10:20~11:10>
1.有機トランジスタのための高性能塗布型有機半導体材料(東京大学)岡本敏宏講演者が開発した屈曲型パイ電子系コア群は、世界最高レベルの移動度を有する化学的および熱的に安定な有機半導体材料である。本講演では、「屈曲型パイ電子系コア」が切り拓く有機半導体材料の新展開を紹介したい。
<11:10~12:00>
2.シート型生体電位センサシステムの開発と社会実装(大阪大学)関谷 毅本発表では、フレキシブルエレクトロニクスおよびストレッチャブルエレクトロニクス技術を用いたシート型生体電位センサシステムの研究開発と社会実装について紹介する。特に、脳波センサ、胎児心電など、マイクロボルト生体電位のワイヤレス計測システムについて紹介予定である。
<12:00~12:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
<13:20~14:10>
3.高効率ペロブスカイト太陽電池:材料化学からのアプローチ(京都大学)若宮淳志ペロブスカイト太陽電池は、材料の塗布で作製可能な次世代のプリンタブル太陽電池として注目を集めている。本発表では、材料の高純度化および塗布過程における成膜メカニズムの解明という視点から取り組んでいる我々の本太陽電池の開発研究について紹介する。
<14:10~15:00>
4.有機薄膜太陽電池の材料開発と実用化(東レ)渡辺伸博有機薄膜太陽電池(OPV)は軽量、フレキシブルで塗布プロセスによって製造が可能といった特長を有する。本講演においては、弊社が開発を進めているOPV材料や実用化に向けた取り組み状況について紹介する。
<15:00~15:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
<15:20~16:10>
5.塗布型有機ELの最新動向(山形大学)夫 勇進塗布成膜可能なホールおよび電子注入材料、それらを用いた積層型有機EL素子、塗布プロセスにより作製したタンデム型有機EL素子について最新の研究成果を紹介する。
<16:10~17:00>
6.フォトン・アップコンバージョン材料:原理と新展開(九州大学)楊井伸浩フォトン・アップコンバージョンとは長波長光を短波長光へと変換する現象であり、太陽光利用技術の性能向上に加え、光線力学療法等への応用が期待されており、その原理と近赤外光利用などの最近の進展について紹介する。
<17:00~17:20>
―名刺交換会、参加者・講師のふれあいの場―
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 21,600円 ②大学・官公庁 10,800円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,240円 年会費制会員※の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。a)会社 17,280円 b)大学・官公庁 8,640円 ※詳細はhttp://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。3)申込方法 学会ホームページhttp://www.spsj.or.jp/entry/からお申込みください。随時、参加証と請求書を送付いたします。4)参加費の支払い 6月末日までにお願いします。銀行・郵便振替の領収をもちまして本会からの領収書とさせていただきます。銀行振込<三菱東京UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 連絡先 高分子学会 17-2ポリマーフロンティア21係
第52回高分子の基礎と応用講座
~わかりやすい高分子入門~
<趣旨> プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子は我々の身の廻りのいろいろなところで使われ、人間生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。
「わかりやすい高分子入門」はこのような高分子材料の性能、機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。
また、本講座と連動した技術講習会を8月1日(火)、2日(水)に開催します。高分子合成とキャラクタリゼーションの基礎技術を体験実習することにより、学習をより深めることができます。主 催 高分子学会関西支部 協 賛 近畿化学協会、日本化学会近畿支部 会 期 6月15日(木),16日(金) 会 場 花王 大阪事業場 A棟10F 講堂(大阪市西区立売堀1-4-1) 交 通 ・市営地下鉄四つ橋線「本町」駅(22または23出口)より徒歩3分
・市営地下鉄御堂筋線・中央線「本町」駅(15出口)より徒歩10分プログラム 講演 第1日目=6月15日(木)
<9:30~12:00>
1)高分子とはなにか(阪府大院工)松本章一2)高分子合成と反応(1)―高分子の構造と生成反応、合成法の特徴―(神戸大院工)南 秀人<13:00~17:00>
3)高分子合成と反応(2)―各重合法の特徴、高分子の構造制御、高分子反応―(近畿大理工)須藤 篤4)溶液中の高分子鎖の形態と物性(京大院工)吉﨑武尚5)表面・界面・接着(神戸大院工)西野 孝<17:00~18:00>交流会
講演 第2日目=6月16日(金)
<9:30~12:00>
1)高分子のレオロジー(京工繊大院工芸科学)浦山健治2)高分子の分析(龍谷大理工)中沖隆彦<13:00~17:15>
3)高分子の固体構造(京大化研)竹中幹人4)プラスチック―特性と成形加工―(阪市工研)山田浩二5)高分子膜の基礎と応用(東レ 技術センター・研究本部)辺見昌弘6)高分子バイオマテリアル(国立循環器病研究センター研究所)山岡哲二
参加要領 1)定員120名(内、学生定員20名。定員になり次第締め切ります。) 2)参加費 ①会員(含法人会員、協賛学協会員)30,000円 ②大学・官公庁 10,000円 ③学生 4,000円 ④非会員 45,000円(当日入会可) 3)申込方法 氏名、所属、連絡先、送金予定日を明記の上、支部ホームページより、またはFAX、E-mailにてお申し込みください。
*振込先銀行:三井住友銀行玉造支店 普通口座0926709 高分子学会関西支部 講座係名義申込・連絡先 高分子学会関西支部
TEL 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:http://www2.spsj.or.jp/kansai/index.html
第39回高分子と水・分離に関する研究会講座
主題=高分子膜と水の最前線-最大課題 下水処理の膜ファウリングとエネルギー問題をどう解決する!
<趣旨> 現在、国連をはじめとする国際的機関の指導の下に、各国の行政機関、企業、NGO等が連携をしながら、「安価で安定した水の確保」を図るための政策が強力に進められています。海水の淡水化や下水浄化はきわめて重要な課題として取り上げられているなかで、高分子分離膜を用いた技術はこの中枢を担っております。これまでわが国は優れた膜技術を有して参りましたが、各国の研究開発の進捗は著しく、我が国の優位性が危うくなっております。ここで日本の水処理と膜分離に対する世界に類を見ない高度な基礎科学を改めて見直し、今後の新たな出発の起点にしたいと思います。本講座では「一日でわかった」を実感していただけるように工夫いたしております。このような問題に取り組もうとする企業の開発担当者の方々だけではなくビジネスに従事されている方々、大学や研究機関の皆さま、学生諸君にご満足いただけるものと存じます。多数のご参加をお待ちしております。 主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会 協 賛 応用物理学会 化学工学会 繊維学会 日本繊維機械学会 電気化学会 日本化学会 日本食品科学工学会 日本農芸化学会 日本生化学会 日本包装技術協会 日本機械学会 日本鉄鋼協会 日本分析化学会 日本膜学会 日本水環境学会 日本薬学会 プラスチック成形加工学会(予定) 会 期 6月22日(木) 会 場 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館ディジタル多目的ホール
(東京都目黒区大岡山2-12-1)交 通 東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩5分
(http://www.titech.ac.jp/about/campus/index.html参照)プログラム <10:00~11:20>
開会挨拶
【概要】下水再利用とエネルギー問題の課題(東工大名誉)谷岡明彦第一部 膜ファウリング
1) 高分子成分・粒子状成分のファウリング(工学院大)赤松憲樹<12:20~16:55>
2) MF/UF膜ファウリングの可視化と制御(中央大)山村 寛3) 膜ファウリングの分析―ファウリング物質の構造と特性―(オルガノ)津田晃彦第二部 膜の最近の開発動向
4) FO(正浸透)とMD(膜蒸留)の原理と進展、課題(東工大)伊東 章5) FO膜・システムの最近の動向(東洋紡)丸井一成6) レドックスフロー電池と隔膜の要求性能(住友電工)森内清晃7) バリア性フィルム 最近の話題より(明治大)永井一清