本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2018年12月主催行事
18-2NMR研究会
主題=ビッグデータ時代のNMR
<趣旨> 近年マテリアルズインフォマティクスを中心に、ビッグデータを用いた統計解析や機械学習、ディープラーニングによる材料開発や物性予測の研究が広く行われてきています。その中で、分析装置から得られたスペクトルや画像などの構造情報をデータに入れ込むことが、種々の材料の記述をするうえで有用であることが知られており、とくにNMRは、多種多様な分析手法の中でもとくに活用が期待されております。NMRのビッグデータ解析への活用が有用な理由としては、NMRが複雑な組成をもつ材料や混合物の一次構造から高次構造、分子運動を記述することができ、ほかの分析方法では得がたい情報が得られるユニークな手法であることが挙げられます。
当研究会では、2010年にも「多変量解析とNMR-埋もれた情報を発掘する」と題して研究会を開催し、物性予測や定量、キャラクタリゼーション、物質創製に関して、いち早く議論をしてきました。今回の18-2研究会では、材料だけにこだわらず、種々の分野のビッグデータ解析にNMR法を活用、あるいはNMR解析に機械学習を応用されている先生方にご講演いただきます。ビッグデータとしてNMR法を活用した研究に携わっている方々はもちろん、これから本分野の研究を始めようと考えておられる方々にお集まりいただき、NMR法がビッグデータ時代に、いかに発展するのかという観点で活発な討論を行います。奮ってご参加ください。主 催 高分子学会NMR研究会 協 賛 日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会 会 期 12月14日(金) 会 場 積水化学工業(株)京都研究所 講堂(京都市南区上鳥羽上調子町2-2)
交 通 近鉄京都線十条駅より徒歩約10分、JR京都駅よりタクシーで約15分
プログラム <9:55~12:00>
1.連鎖分布の異なる高分子共重合体の合成とNMRデータを活用した特性解析(積水化学工業)日下康成2.機械学習でみる時間/周波数領域NMRデータ(理研)伊達康博<13:00~15:05>
3.機械学習を応用した生体高分子NMR解析の自動化(阪大)小林直宏4.安定同位体標識によるアミノ酸情報符号化を用いたタンパク質NMR解析(理研)葛西卓磨
参加要領 1)定員200名 2)参加費(税込) ①企業 5,400円 ②大学・官公庁 3,240円 ③学生 2,160円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 ⑤NMR研究会メンバー無料 3)弁当代 1,000円(税込) ※完全予約制 申込締切 11月30日(金)会期当日お支払いください(付近には食堂が少ないので、持参されるか弁当の予約をお勧めいたします)。 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は12月末までにご送金ください。当日の参加費のお支払いはご遠慮ください。 連絡先 高分子学会 NMR研究会係
第166回東海高分子研究会講演会
主題=生体/生態を最大限に活用した材料化学の最前線
<趣旨> 東海高分子研究会では、東海地区の学生や大学・企業で高分子に携わる研究者を対象に、年間で4回の講演会を開催しております。本年度の最後の講演会は「生体/生態を最大限に活用した材料化学の最前線」と題して、学術界において第一線でご活躍されているお二人の先生に、ご講演いただきます。生体分子の組成や構造を存分に使いこなすことで、従来考えられなかった機能材料を創出することに成功されており、今後の実用化がおおいに期待されます。最先端の研究内容に触れるとともに活発な議論ができる貴重な機会であり、また産・官・学の若手研究者間の交流も深めることができますので、積極的にご参加くださいますようお願い申し上げます。なお、東海地区以外からの参加者も歓迎いたします。 主 催 高分子学会東海支部 東海高分子研究会 日 時 12月15日(土)13:30~16:00 会 場 名古屋大学 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)3階ベンチャーホール(名古屋市千種区不老町)
交 通 名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」下車(3番出口)
(JR名古屋駅から地下鉄東山線「本山駅」乗換)
http://www.vbl.nagoya-u.ac.jp/access/index.htmlプログラム 1)「クモ糸の紡糸機構から学ぶ高分子設計」 (理化学研究所)沼田圭司2)「バイオ分子だからこそ導ける超高性能プラスチックの設計概念」(北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科)金子達雄3)交流会 講演会終了後に交流会を予定しています。
参加要領 1)定員100名 2)参加費無料(講演会) 3)申込締切 12月8日(土) 4)申込方法 氏名、所属、連絡先、交流会参加の有無を明記し、下記申込先にE-mailでお申し込みください。また、可能な限り、研究室・グループ単位でお申し込みいただけますと大変助かります。 5)幹事 入澤寿平(名大)、吉田裕安材(信州大) 申込先 信州大学 繊維学部 化学・材料学科 吉田裕安材
TEL 0268-21-5457
E-mail: hiroaki_y@shinshu-u.ac.jp
2018年度高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会 合同討論会
<趣旨> 先端材料、高機能材料、グリーンマテリアルなどとして、高分子は利用の範囲を広げています。高分子材料の開発、加工、利用において、高分子の基礎的な物性やその発生機構の解明はより重要性を増しています。それらを解析、予測するための計算技術も発展してきています。このような背景から、異なった技術・手法をもった研究者間の連携が求められています。多方向の視点から高分子材料を視て研究・開発を行うことで、新たなイノベーションの醸成が期待できます。こうした要請から、高分子ナノテク、基礎物性、計算機科学の3分野で活動する三つの研究会で、合同の研究討論会を企画いたしました。互いに近接し、かつ重複も大きな課題に取り組む、さまざまなバックグラウンドをもつ研究者が集まり、最近の成果をもち寄ってじっくりと討論いただきます。それぞれの課題の解決への前進や、さらに新しい課題の発見があるものと期待しています。 主 催 高分子学会 高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会 共 催 大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻 会 期 12月19日(水),20日(木) 会 場 大阪大学中之島センター 講義室 304(大阪市北区中之島4-3-53)
交 通 京阪中之島線 中之島駅より徒歩約5分、JR東西線 新福島駅より徒歩約9分
地下鉄四つ橋線肥後橋駅より徒歩約10分、地下鉄御堂筋線淀屋橋駅より徒歩約16分プログラム 一般発表時間15分・討論4分・交代1分
12月19日(水)
<9:50~10:00>開会挨拶
<10:00~12:20>
1.マルチビニルポリマーを用いた可溶性ラダーポリマーの合成と特性化(山形大院有機材料)○小原忠与・篠崎祐希・山口敏夫2.ミニエマルション重合法によるセシウム酸化タングステンナノ微粒子のカプセル化
(山形大院理工)川口正剛
(山形大工)菊地守也(山形大院有機材料)○小林直大3.水溶液中におけるコラーゲンとシリカナノ粒子の複合体形成
(山形大工)菊地守也
(山形大院有機材料)川口正剛
(大口電子)常松裕史・長南 武
(住友金属鉱山)東福淳司(阪大院理)○大坪真理・寺尾 憲4.水溶性多糖誘導体の合成と温度応答挙動(阪大院理)○木村俊次5.両親媒性交互共重合体が形成する花形ミセルの濃厚水溶液
(阪府大院生命環境)北村進一
(阪大院理)寺尾 憲(阪大院理)○佐藤尚弘・大谷泰歩6.カテナン型高分子の精密合成とキャラクタリゼーション(名大院工)野田昂志・土肥侑也・○高野敦志・松下裕秀7.希薄溶液中のカテナン型リングポリマーの拡がり(高エネ機構)○鈴木次郎<12:20~13:30>昼休み
(名大院工)高野敦志・松下裕秀
<13:30~16:50>
8.分子動力学法による高分子稀薄水溶液物性研究(京大院工)○井田大地・山下遼人・山澤博史・島田次郎・吉﨑武尚9.FMO-DPD 連携シミュレーション手法の開発と応用(立教大理)○奥脇弘次・土居英男・望月祐志10.タイヤゴム素材に関する計算化学的研究の事例紹介
(JSOL)小沢 拓
(慶應大)泰岡顕治
(星薬科大・東大生産研)福澤 薫(立教大理)石川雄太郎・阿部鷹也・奥脇弘次・土居英男11.MDシミュレーションによるネットワークポリマーのゴム弾性
(立教大理・東大生産研)○望月祐志
(星薬科大・東大生産研)福澤 薫
(ブリヂストン)佐藤弘一(東亞合成)○佐々木 裕12.ナノマトリックス構造を有する合成イソプレンゴムの調製と物性(長岡技科大院)○西岡央成・河原成元13.ナノダイヤモンドナノマトリックス構造を有する天然ゴムの調製と物性
(東京高専)山本祥正(長岡技科大院)○河原成元14.デオキシリボ核酸鎖の固体界面における吸着形態
(東京高専)山本祥正(九大院工)○盛満裕真・松野寿生・田中敬二15.非溶媒を用いた分子鎖凝集状態制御と表面加工(九大院工)○松野寿生・種子田英伸・平田豊章16.ポリマーブラシとシクロデキストリンの包摂錯体形成から理解するポリロタキサン形成機構
(高エネ機構)山田悟史
(住友ゴム)皆川康久
(九大院工)田中敬二(東大新領域)○横山英明・高橋祥子・田上博教・伊藤耕三17.界面選択振動分光測定および全原子分子動力学計算によるポリメタクリル酸メチルの界面局所コンフォメーション
(高エネ機構)山田悟史(九大院工)○笹原一輝・犬束 学<17:00~19:00>ミキサー
(九大分子国際教育セ)川口大輔
(ダッソー・システムズ・バイオビア)山本 智
(九大院工)田中敬二
12月20日(木)
<9:40~12:20>
18.In-situナノ触診AFMを用いた圧縮変形下のCB充填IRゴムのナノ応力分布(東工大物質理工)○梁 暁斌・野村竜生・中嶋 健19.高分子複合材料のSCF計算(ADMAT)○本田 隆20.水処理用高分子多孔膜の形成シミュレーション(京大院工)○吉元健治・谷口貴志21.大規模シミュレーションによるブレンド系ポリマーの比誘電率推定
(ジェイテクト)○清水陽平22.鎖長差を有するジブロック共重合体ブレンドより形成される共連続ミクロ相分離構造
(兵庫県大院)鷲津仁志
(ジェイテクト)黒川貴則・新井大和(名大院工)○高木 航23.剛直鎖と柔軟鎖から成るブロック共重合体の調製とミクロ相分離構造
(高エネ機構)鈴木次郎
(名大院工)高野敦志・松下裕秀(名大VBL)○土肥侑也24.ナノ触診原子間力顕微鏡を用いたブロックコポリマー型TPEの変形挙動に関する研究
(名大院工)高野敦志・松下裕秀(東工大物質理工)○小谷菜那子・梁 暁斌・中嶋 健25.シンジオタクチックポリスチレン結晶のナノ空隙に包接されたゲスト低分子の異方性ダイナミクス(阪大院理)○浦川 理・小林秀雄・金子文俊・井上正志<12:20~13:30>昼休み
<13:30~15:50>
26.熱可塑性ハイブリッド透明材料の創製(山形大院有機材料)○太田耀寛・菊地守也・川口正剛27.熱可塑性樹脂中におけるセルロースナノファイバーの補強効果
(帝人)中崎智大・山中克浩(阪大院理)○野田 健・井上正志28.半屈曲性高分子の非線形粘弾性(阪大院理)○後藤有香・岡田祐樹・寺尾 憲・佐藤尚弘・井上正志29.伸長流動の粗視化分子動力学シミュレーション(東北大理)○村島隆浩30.リバースマッピングによる高分子アモルファス構造の作成(JSOL)○新田浩也31.過渡的結合のある高分子系における拡散挙動の解析(名大院工)○畝山多加志32.多体粗視化シミュレーションによる高分子のネットワーク形成(名大院工)○増渕雄一<15:50~16:00>閉会挨拶
参加要領 1)定員100名(定員になり次第、締め切らせていただきます。) 2)参加費 ①企業・大学・官公庁 7,560円 ②学生 3,240円 ③名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,240円 ④高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会 メンバー 5,400円 3)ミキサー費 1,500円 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は12月末日までにご送金ください。 連絡先 高分子学会 2018年度高分子基礎物性研究会・計算機科学研究会・ナノテクノロジー研究会合同討論会係
高分子のための機器分析セミナー2018
主題=基礎から材料評価・故障解析まで~最近のトピックスを交えて~
<趣旨> 高分子に関する機器分析装置の進歩にともない、研究者や技術者の測定原理に対する知識や解析力が低下している現状があります。また、最先端分析手法や機器についても、学術講演会などで知識を習得する機会が少ないのが状況です。高分子学会関東支部会では、これらの問題の解決を目的として、高分子研究のための機器分析に関するセミナーを開催いたします。 主 催 高分子学会関東支部 会 期 12月21日(金) 会 場 タワーホール船堀 1階展示ホール、5階小ホール
(〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-1-1)交 通 都営地下鉄新宿線船堀駅から徒歩約1分
プログラム 【基礎講座】
<9:30~10:30>
基調講演 高分子と機器分析(東京工業大学)西 敏夫<10:30~11:00>
分子構造の解析(早稲田大学)小柳津研一<13:00~13:30>
高次構造の解析(東京工業大学)戸木田雅利<13:30~14:00>
物理特性・化学特性の評価(東京工業大学)鞠谷雄士【特定テーマ講演】
<15:15~17:30>
1)自動車材料分野:次世代自動車関連技術(講師依頼中)2)環境問題分野:マイクロプラスティックス(講師依頼中)【解析事例紹介】
<11:10~12:15、14:00~17:30>
出展各社から、企業情報・最新技術・解析事例等の紹介
【出展展示・ポスター】
<9:30~17:30>
出展約40社による分析機器紹介、分析受託サービスについてのポスター展示
最新の機器分析情報を体感・入手できます。
参加要領 参加費 無料(講演要旨集なし) 3,000円(講演要旨集込み) 参加申込 関東支部HP<http://spsj.or.jp/branch/kanto/>よりお手続きください。 連絡先 高分子学会関東支部 高分子のための機器分析セミナー2018係
E-mail: kantoshibu@spsj.or.jp
18-2有機エレクトロニクス研究会
主題=エネルギー変換・創エネ材料とデバイス
<趣旨> 日本が目指すべき未来社会の姿として提唱されたSociety5.0では、IoT、AIなど先端技術があらゆる産業や社会生活に取り入れられます。IoT実現に向けては、エネルギーハーベスティングやセンシングの基盤となるエネルギー変換・創エネ材料が重要であり、これらを用いた有機系デバイスへの期待は、ますます高まっています。本研究会では、熱電変換、燃料電池、太陽電池向け材料から強誘電体膜などの材料とそのデバイスまで、各分野をけん引されている講師をお招きし、多岐にわたる内容を一気に理解する機会を設けました。本分野の研究者のみならず、有機系エネルギーデバイスの最先端を俯瞰したい方にもおおいに参考になると確信しています。多数のご参加をお待ちしています。 主 催 高分子学会 有機エレクトロニクス研究会 会 期 12月21日(金) 会 場 大阪大学中之島センター3F 講義室304号室
(〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 TEL 06-6444-2100)交 通 京阪中之島線 中之島駅より 徒歩約5分 JR大阪駅からタクシー(約10分)
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.phpプログラム <13:00~13:45>
1.導電性高分子を触媒に用いたバイオ燃料電池(阪工大工)○金藤敬一・西川真央・宇戸禎仁<13:45~14:30>
2.イオン伝導性芳香族高分子の設計と燃料電池への応用(山梨大)宮武健治<14:30~15:15>
3.ナノカーボン系熱電材料・素子の開発(奈良先端大物質・JSTさきがけ)野々口斐之<15:30~16:15>
4.半導体材料の配向・配列制御とペロブスカイト太陽電池の高性能化(京大化研)若宮淳志<16:15~17:00>
5. 有機薄膜太陽電池材料の開発:分子構造と薄膜物性と素子性能の相関(阪大産研)家 裕隆<17:00~17:45>
6.分極制御した有機強誘電体薄膜によるセンサ・創エネ機能創出(神戸大院工)石田謙司※本研究会要旨集は、PDF配信となります。当日受付での冊子の配布はございません。あらかじめご了承ください。
参加要領 1)定員100名 2)参加費 ①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円(有機エレクトロニクス研究会メンバー 無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は12月末日までにご送金ください。 連絡先 高分子学会 18-2有機エレクトロニクス研究会係