本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2019年5月主催行事
19-1NMR研究会
主題=多角的材料分析におけるNMRの役割
<趣旨> NMRは分子レベルの構造解析や分子運動の解析が可能なことから、材料分析において広く用いられる分析法です。一方、材料の構造や機能の理解にはNMRだけでなく、さまざまな実験手法や計算を駆使して多角的に分析することが重要となります。このとき、それぞれの分析法の長所、短所を理解しておくことは、解析の精度や深度、効率に大きく影響します。そこで今回は「多角的材料分析におけるNMRの役割」と題し研究会を企画しました。高分子をはじめとするさまざまな材料の構造や分子運動をNMRとそれ以外の種々の分析手法と組み合わせて多角的に研究されている先生方にご講演いただきます。NMRを用いて材料分析されている方々、またNMRの活用に興味をおもちの方々に多数お集まりいただき、材料分析においてNMRがどのように役に立っているか(あるいは立たないか)について活発な討論を行いたいと思います。
併せて、今年もポスター発表の機会を設けました。主題に関連する分野以外にもさまざまな分野から、また、完成された研究内容だけではなく研究途中の成果であっても活発な議論が湧き起こる興味深い内容のポスター発表を募集します。本研究会での討論や交流を通して、皆様の研究がさらに発展することを期待しております。奮ってご参加ください。主 催 高分子学会 NMR研究会 協 賛 日本化学会 日本核磁気共鳴学会 日本分析化学会 日本ゴム協会 会 期 5月10日(金) 会 場 東京海洋大学・品川キャンパス 楽水会館(東京都港区港南4-5-7)
交 通 JR線・京浜急行線 品川駅港南口(東口)から徒歩約10分
プログラム <10:00~10:50>
1. NMRを用いた有機高分子および分子集合体のダイナミックス解析(東工大科技創研化学生命科学研究所)石割文崇<10:50~11:40>
2. NMRと高温クロマトグラフィーによるポリオレフィンの組成分布評価(三井化学分析センター)佐藤浩子<13:00~14:40>
3. ポスター発表<14:50~15:40>
4. “よきモノづくり”を支えるNMR技術(花王 解析科学研究所)笹原久武<15:40~16:30>
5. 133Cs固体NMRとGIPAW計算による層状無機化合物上Cs吸着サイトの同定(千葉大院工)大窪貴洋<16:30~16:45>ポスター賞表彰式
ポスター発表プログラム
1. 1Hおよび13C NMRの多変量解析によるポリ乳酸の4連子タクチシチー解析(徳島大院理工)○金川拓海・若松生馬・八幡莉紗2. 三次元磁場配向した微結晶懸濁体のin situ固体NMR
(帝人)菅沼こと
(農工大院工)朝倉哲郎
(徳島大院理工)押村美幸・平野朋広・右手浩一(京大院農)○門間 啓・久住亮介・和田昌久・木村恒久3. 電気分解によるエポキシ化天然ゴムおよび臭素化天然ゴムの調製と構造解析
(京大院理)武田和行(東京高専)○山本祥正4. NMRによるクレイに吸着したN-イソプロピルアクリルアミドの評価
(長岡技科大)河原成元(首都大院都市環境)○小峰一将・山登正文・川上浩良5. 13C-13C INADEQUATEによる植物ポリフェノールの構造解析(カネカテクノリサーチ)○中西亮輔・谷川竜一・岩田谷正純6. ラテックスNMRスペクトルの分解能とガラス転移温度の関係(長岡技科大院工)○飯塚悠介・河原成元7. 129Xe NMR法によるPPOの可塑化現象(名工大院工)○石谷 創・吉水広明8. PMMA中に存在するXeの拡散挙動とNMRスペクトル(名工大院工)○清瀬稜人・吉水広明9. 種々の結晶形を有するシンジオタクチックポリスチレンのプロトン緩和時間の温度依存(名工大院工)○幸野誓哉・吉水広明10. 固体高分解能13CNMR/15NNMRとパルスNMRを用いた2種のウレアウレタンの劣化挙動解明(農工大院工・東京ガス)○沼田香織
(防衛大応化)浅野敦志
(農工大院工)中澤靖元
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 5,400円 ②大学・官公庁 3,240円 ③学生 2,160円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,160円 ⑤NMR研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。 連絡先 高分子学会 NMR研究会係
第27回関西若手高分子セミナー@関西大学
主題=情報・記録・表示用高分子材料の新展開
<趣旨> 新しい素材やテクノロジーの進展によって、情報の保存や伝達、表示の形態も大きく変化しており、マテリアルインフォマティクス(MI)という言葉も生まれています。言うまでもなく、高分子材料は、これまでに情報の記録・保存・伝達・表示などに非常に大きな役割を果たしてきましたが、その素材や技術は現在も目まぐるしい進化を続けています。
本セミナーでは、情報の記録・保存や表示にかかわるポリマー材料の新しい展開について、最前線で活躍されている大学、企業の方々に最先端の研究開発事例を紹介していただき、現状および今後の展開を教示していただきます。主 催 高分子学会関西支部 会 期 5月13日(月) 会 場 関西大学100周年記念会館
(大阪府吹田市山手町3-3-35)
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/institution.html#hall交 通 阪急電鉄千里線関大前駅下車徒歩5分
プログラム 挨拶<13:00~13:10>
高分子学会関西支部 支部長(阪大院理)佐藤尚弘講演<13:10~16:50>
(13:10~13:50)
1. 「極端紫外線用レジスト材料の開発」(関西大化工)工藤宏人(13:50~14:30)
2. 「高品位液晶ディスプレイのための光配向材料」(日産化学 材料科学研究所)分元博文(14:50~15:30)
3. 「高分子半導体のキャリアドーピングとデバイス応用」(九大 先導物質化研)藤田克彦(15:30~16:10)
4. 「白色と黒色の素材を用いたさまざまな色の構造発色性材料の開発」(名大院工)竹岡敬和(16:20~16:50)
5. 総合討論
参加要領 1)参加費 無料 2)定員 100名(定員になり次第、締め切らせていただきます。) 3)申込方法 氏名、所属、連絡先を明記のうえ、E-mailまたは関西支部ホームページよりお申し込みください。 申込・連絡先 高分子学会関西支部
TEL 06-6969-4428
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/
19-1有機エレクトロニクス研究会
主題=センシング技術を支える材料、デバイス技術
<趣旨> ウェアラブルデバイスをはじめとして、さまざまなセンサが身の回りに浸透しています。産業的にもロボティクス、オートモーティブなど、IOT社会におけるセンシング技術の重要性が高まっています。その中で、有機エレクトロニクスは、薄い、軽い、柔軟といった特徴によりセンサの用途や使用環境を広げる技術として不可欠なものとなっています。本研究会では、材料開発から計測手法、デバイス設計に至るまで、センシング技術をキーワードとして各分野でご活躍の講師をお招きして、じっくりご講演していただきます。センサ開発に興味のある方、多数のご参加をお待ちしています。 主 催 高分子学会 有機エレクトロニクス研究会 会 期 5月14日(火) 会 場 化学会館7Fホール(東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL 03-3292-6161) http://www.chemistry.or.jp/access
交 通 JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 徒歩3分
東京メトロ 丸の内線 御茶ノ水駅 徒歩4分
千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩5分プログラム <13:00~13:45>
1. フレキシブルデバイス開発を指向した湾曲フィルムの表面ひずみセンシング(東工大科技創研)宍戸 厚<13:45~14:30>
2. ピエゾイオン効果を用いたフレキシブルセンサ(山梨大院総研部)奥崎秀典<14:30~15:15>
3. テキスタイル構造を利用したウェアラブルセンサ(信州大繊維)木村 睦<15:30~16:15>
4. 有機トランジスタ型バイオセンサの汗成分計測応用(山形大ROEL)長峯邦明<16:35~17:25>
5. 印刷技術を応用したMEMSライクデバイスの開発(産総研)金澤周介※本研究会要旨集は、PDF配信となります。当日受付での冊子の配布はございません。あらかじめご了承ください。
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤有機エレクトロニクス研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用を5月末日までにご送金ください。参加費は、お振込みをお願いいたします。 連絡先 高分子学会 19-1有機エレクトロニクス研究会係
19-1超分子研究会
主題=サステナブルな社会に欠かせない自己修復、自己治癒技術
<趣旨> 材料に生じた損傷を自発的に修復させる自己修復、自己治癒材料は、スマートマテリアル材料として、多くの産業分野での応用が期待されています。とくに、材料の劣化が進みにくいという特徴から、長期間の機能性の維持が必要なインフラ分野での活用も期待され、まさに、サステナブルな社会に欠かせない材料としても注目を集めています。今回の超分子研究会では、自己修復、自己治癒材料研究について、第一線で御活躍の先生方から研究成果をご講演いただくことにいたしました。 主 催 高分子学会 超分子研究会 協 賛 日本化学会、錯体化学会 会 期 5月17日(金) 会 場 早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館N棟1階 大会議室
(東京都新宿区大久保3-4-1)交 通 JR山手線・西武新宿線 高田馬場駅から徒歩15分
地下鉄東京メトロ副都心線 西早稲田駅に直結
東西線 早稲田駅から徒歩22分プログラム(仮題) <13:00~13:50>
1. 「自己修復性超分子材料」(阪大院理)原田 明<13:50~14:40>
2. 「自己修復ポリマーガラス」(東大院工)相田卓三<14:40~15:00>休 憩<15:00~15:50>
3. 「自己修復コーティング材料」(産総研 構造材料研究部門)穂積 篤<15:50~16:40>
4. 「自己治癒セラミックス、自己治癒コンクリート」(横浜国立大院工)中尾 航
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 3,240円 ②大学・官公庁 2,160円 ③学生 1,080円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,080円 ⑤超分子研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。 連絡先 高分子学会 超分子研究会係