<趣旨> 高分子材料は、あらゆる産業分野で基幹材料として用いられており、先端的新素材、新機能材料としての高分子材料の開発はいっそう熱を帯びています。研究と技術の幅はますます広がり、生化学・物理・薬学などさまざまな分野出身の技術者が、高分子にかかわる研究開発を行っています。このような状況から、高分子を合成した経験のない技術者が増えており、重合反応やキャラクタリゼーションの基本的実験スキルを習得したいというニーズが高まっています。
高分子学会関西支部では、上記のようなニーズに応えるため、実験スキルを学ぶ講習会を実施しています。本講習は、「高分子の基礎と応用講座~わかりやすい高分子入門」講座と連動しており、実習を通して「講座」で学んだ知識をよりいっそう深めていただくことができます。 |
主 催 |
高分子学会関西支部 |
会 期 |
8月1日(木),2日(金) |
会 場 |
大阪市立大学 工学部 D棟103,104号室応用化学学生実験室
(大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138) |
交 通 |
JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」下車、東口徒歩3分 |
プログラム(2日コース) |
<8月1日>重合とポリマー精製(1テーマを選択)
講義 実験を安全に行うために(安全指導)
実験(1)メタクリル酸メチルのラジカル溶液重合
実験(2)酢酸ビニルの懸濁重合
実験(3)開環重合によるポリ乳酸の合成
<8月2日>ポリマーのキャラクタリゼーション
講義 キャラクタリゼーションの測定原理
実験(4)化学構造の同定と立体規則性の定量(NMR)
実験(5)分子量と分子量分布の決定(GPC)
実験(6)ガラス転移温度の決定(DSC)
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プログラム(1日コース) |
<8月2日>ポリマーのキャラクタリゼーション
講義(1)キャラクタリゼーションの測定原理
講義(2)測定試料の説明・化学構造の同定と立体規則性の定量(NMR)
実験(5)分子量と分子量分布の決定(GPC)
実験(6)ガラス転移温度の決定(DSC)
・2日コースと1日コースのどちらかを選択し、申し込み時に記載してください。
・2日コースにおける初日の重合実験は選択方式とします。2日コースの受講希望者は、第1希望と第2希望の実験番号を実験(1)~(3)より選択し、申し込み時に記載してください(希望に添えない場合もあります)。
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