本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2020年11月主催行事
2020年度高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会合同討論会
<趣旨> 従来、高分子材料と言えばおもに構造材としての用途に限られていましたが、近年、さまざまな機能をもった高分子が身の回りで使われるようになってきました。高分子に機能を付与するために、構造と物性の関連を明らかにすることが必要不可欠です。従来は比較的単純な系について両者の関連が調べられ、物性理論による説明がなされてきましたが、高機能化された系においては成分数が多くなり、構造も複雑になってきたため、従来のアプローチでは現象の理解が難しくなってきております。また、高分子材料の開発、加工、利用においては、高分子の基礎的な物性や発生機構の解明はより重要性を増しており、異なった技術・手法をもった研究者間の連携が求められます。こうした要請から、高分子ナノテク、基礎物性、計算機科学の3研究会で、合同の研究討論会を企画いたしました。さまざまなバックグラウンドをもつ研究者が集まり、最近の成果を持ち寄ってじっくりと討論することにより、それぞれの課題の解決への前進や、さらに新しい課題の発見があるものと期待しています。 主 催 高分子学会 高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会 会 期 11月4日(水),5日(木) 会 場 名古屋大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)3F ベンチャーホール(名古屋市千種区不老町B2-4 TEL 052-789-5447)
交 通 名古屋市営地下鉄 名古屋大学駅下車 徒歩約5分
プログラム 一般発表時間15分・討論4分・交代1分
11月4日(水)
<9:50~10:00>開会挨拶
<10:00~11:00>
1. 片側フーリエ変換ウィナー・ヒンチン定理を使った、分子シミュレーションによる高分子分光分析(豊田高専)○小山 暁2. 直鎖状高分子と環状高分子のガラス状態における振動状態密度解析
(立命館理工)深尾浩次
(山口大院理工)山本 隆
(ChemE, MIT)Gregory C. RUTLEDGE(阪大院基礎工)○後藤頌太3. 自己組織化イオン液晶の全原子分子シミュレーション:ナノチャネル構造と分子輸送解析
(東大院総合文化)水野英如
(阪大院基礎工)金 鋼・松林伸幸(兵県大院シミュ)○石井良樹<11:00~11:10>休憩
(阪大院基礎工)松林伸幸
(北里大理)渡辺 豪
(東大院工)加藤隆史
(兵県大院シミュ)鷲津仁志
<11:10~12:10>
4. 水中におけるN-イソプロピルプロピオンアミドおよびN,N-ジエチルプロピオンアミドの分子間相互作用(京大院工)木下竣登・島田次郎・○井田大地5. 温度応答性高分子の溶媒和・臨界挙動と微視的な秩序変数の特定(信州大繊維)○佐藤高彰6. ヒドロキシブチルキトサン水溶液中における昇温過程での相分離構造変化
(名大院工)柳瀬慶一
(レーゲンスブルグ大理論物化)Buchner RICHARD(信州大院総合理工)○在里亮祐・森 皓<12:10~13:10>昼休み
(奈良先端大物質)吉田裕安材
(信州大繊維)佐藤高彰
<13:10~14:10>
7. 環状ならびに分岐構造を持つ高分子の合成とキャラクタリゼーション(名大院工)都築侑奈・野田昂志・○高野敦志8. 線状・環状・分岐多糖カルバメート誘導体の溶液物性とキラル分離挙動
(豊田理研)松下裕秀(阪大院理)○岸本愛加9. 線状および環状アミロース誘導体水溶液の相分離挙動と複合体形成能
(京大院工)領木研之
(阪府大)北村進一
(阪大院理)寺尾 憲(阪大院理)○好地竜太郎・木村俊次<14:10~14:20>休憩
(阪府大)北村進一
(阪大院理)寺尾 憲
<14:20~15:20>
10. 周期境界密度汎関数理論計算による非晶ポリエチレンの力学物性および熱的性質の評価(千葉大院工)○大森亮汰・笹沼裕二11. カーボンナノチューブ内及びグラフェン上におけるポリプロピレン1本鎖のらせん構造形成の分子動力学シミュレーション:カーボン材料との相互作用の影響(京工繊大院工芸)○中村智宏・藤原 進12. パーシステントホモロジーを記述子としたポリマー高次構造の解明と電気特性の回帰予測
(防衛大)萩田克美(兵県大院シミュ)○清水陽平<15:20~15:30>休憩
(ジェイテクト)黒川貴則・新井大和
(兵県大院シミュ)鷲津仁志
<15:30~16:30>
13. ポリスチレン-ポリエチレングリコール-クロロホルム3成分系の油中油乳液中におけるポリスチレン-ポリエチレングリコールブロック共重合体の分布(東レ化成品研究所)浅野 到14. 塩酸およびクエン酸水溶液中におけるキサンタンの熱変性・再性
(阪大院理)齋藤弘樹
(阪大院理)○佐藤尚弘(静岡大院工)○松田靖弘・齋木領河・藤井孝紀15. ポリ乳酸多孔構造の形成初期過程解明及び制御
(群馬大理工)吉場一真(静岡大院工)○石間駿一・松田靖弘・田坂 茂11月5日(木)
(九大先導所)高原 淳
<10:00~11:00>
16. レーザー計測技術による寒天ゲル表面での大腸菌コロニー形成の三次元ダイナミクスの解析(JAMSTEC)○丸岡敬和・津留美紀子・出口 茂17. スピンコート過程で作り出される強偏斥高分子ブレンド薄膜の成分深さ分布(三重大院工)坂井俊平・浜﨑星太・藤井義久・○鳥飼直也18. ポリメタクリル酸メチルナノファイバーマットにおける分子鎖凝集状態と熱運動性(九大院工)○松野寿生・松本 諒・戸谷匡康・田中敬二<11:00~11:10>休憩
<11:10~12:10>
19. ABCBD型ペンタブロック共重合体による二次元タイリング構造(高エネ機構)○鈴木次郎20. ABACテトラブロック共重合体により形成されるらせん状シリンダー構造
(名大院工)高野敦志
(豊田理研)松下裕秀(名大院工)○織戸 烈・宮森雄大21. マルチブロック共重合体により形成される新規タイリングシリンダー構造
(高エネ機構)鈴木次郎
(名大院工)高野敦志
(豊田理研)松下裕秀(名大院工)○鈴木真琴<12:10~13:10>昼休み
(高エネ機構)鈴木次郎
(名大院工)高野敦志
(豊田理研)松下裕秀
<13:10~14:10>
22. ランダム構造を有するネットワークポリマーの緩和挙動(東亞合成)○佐々木 裕23. 断続せん断流下の高分子液体の多体スリップリンクシミュレーション(名大院工)○増渕雄一24. リバースマッピングによる絡み合った全原子高分子モデルの作成(JSOL)○新田浩也・小沢 拓<14:10~14:20>休憩
<14:20~15:20>
25. 相溶系非晶/結晶ポリマーブレンドによるナノスケール相分離構造の形成(東工大院物質理工・コニカミノルタ)○成毛章容26. ポリ(エチレンカーボネート/エチレンオキサイド)共重合体電解質の高分子ダイナミクスとイオン伝導性
(東工大院物質理工)梁 暁斌・中嶋 健(名大院工)○土肥侑也・畝山多加志・増渕雄一27. 原子間力顕微鏡を用いた高分子一本鎖粘弾性の解析
(Forschungszentrum Juelich)Allgaier JUERGEN・Foerster STEPHAN・Ohl MICHAEL(東工大物質理工)○梁 暁斌・中嶋 健<15:20~15:30>休憩
<15:30~16:10>
28. エポキシ硬化過程に及ぼす分子サイズの影響(九大接着セ)○山本 智29. 置換トリチウムのベータ崩壊による損傷ポリエチレンの構造変化に関する反応力場分子動力学研究
(九大院工)田中敬二(京工繊大院工芸)○Li HAOLUN・藤原 進<16:10~16:20> 閉会挨拶
(核融合研・名大院工)中村浩章
(京工繊大院工芸)水口朋子
(物材機構)中田彩子・宮崎 剛
(分子研)斉藤真司
*新型コロナウイルス感染症の状況によっては、中止またはオンライン開催となります。ご理解のほどお願いいたします。
参加要領 1)定員 100名(定員になり次第、締め切らせていただきます。) 2)参加費(税込) ①企業・大学・官公庁 7,700円 ②学生 3,300円 ③名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,300円 ④高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会メンバー 5,500円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みいただき、参加費を11月末日までにご送金ください。当日の支払いは不可。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。 連絡先 高分子学会 2020年度高分子学会高分子基礎物性研究会・高分子計算機科学研究会・高分子ナノテクノロジー研究会係
第63回茨城地区活動講演会
主題=バイオ・超分子・高分子のコラボレーション
主 催 高分子学会関東支部 日 時 11月5日(木)13:25~16:50 開催方法 Teamsによるオンライン開催
プログラム <13:25~13:30>開会挨拶
<13:30~14:20>
(1)高分子ライブラリを用いた生体模倣センシングシステムの構築(産総研)冨田峻介<14:20~15:10>
(2)生体内環境で機能する超分子(農工大)村岡貴博<15:10~16:00>
(3)固液界面での分子集合制御と機能性(明大)田原一邦<16:00~16:50>
(4)表面力測定による高分子材料評価(東北大)栗原和枝
参加要領 1)定員 200名(定員に達し次第、申し込みを締め切ります) 2)参加費 ①会員・法人会員企業社員・学生 無料 ②非会員 1,000円(関東支部口座へお振り込みください:三菱UFJ銀行 京橋支店 (普通)1652367 公益社団法人高分子学会 関東支部長 伊藤耕三(いとうこうぞう)) 3)申込方法 関東支部HPをご参照ください。4)申込締切 10月26日(月) 申込・連絡先 (国研)産業技術総合研究所 吉川佳広、亀田直弘
E-mail: y.kikkawa@aist.go.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kanto/
第39回無機高分子研究討論会
<趣旨> 多彩な分野において期待されている高度な性能や機能を発現する材料には、無機高分子や無機元素を含む素材により構成されているものが多く、今後ますます無機高分子を軸とした超高性能および超高機能な次世代材料の開発が注目されることは明らかです。本研究会では、毎年、無機高分子に関連する学術研究討論会を企画し、大学、企業、各種研究機関で行われている無機高分子の基礎から応用に関する研究成果の発表と情報交換の場を設けています。今回は、新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑み、参加者の安全を第一に考慮し、オンライン開催に変更し、無機高分子の合成、構造と機能、応用に関する幅広い内容について討論を計画しました。積極的なご参加をお願いいたします。 主 催 高分子学会 無機高分子研究会 協 賛 (予定)応用物理学会、ケイ素化学協会、材料技術研究協会、色材協会、繊維学会、日本化学会、日本接着学会、日本セラミックス協会、日本ゼオライト学会、日本バイオマテリアル学会、日本ゾル–ゲル学会 会 期 11月5日(木),6日(金) 会 場 オンライン開催
新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑み、参加者の安全を第一に考慮し、オンライン開催に変更となりました。プログラム [一般研究発表15分(研究発表10分・討論5分/件)、話題提供講演30分(質疑応答含)、基調講演60分(質疑応答含)]
第1日=11月5日(木)
<10:00~11:00>[座長 下嶋 敦]
話題提供講演(1):スルホン酸またはホスホン酸を側鎖とするポリシルセスキオキサンの合成とその機能(東理大理工)郡司天博1)第四級アンモニウム塩を側鎖に有する大型POSSの創製と性質(鹿児島大院理工)○長谷川 廉・金子芳郎2)テンプレート重合によるラダー状ポリシロキサンの創製および物性評価(鹿児島大院理工)○野林三早希・金子芳郎<11:00~11:15>休憩
<11:15~12:00>[座長 瀬川浩代]
3)繰り返し単位の長さの異なる主鎖からなるラダー状有機-無機ハイブリッドポリマーの創製(鹿児島大院理工)○相田勝郁・金子芳郎4)アゾベンゼン修飾ジ-及びトリアルコキシシランを用いた有機シロキサン系フォトメカニカル材料の作製(早大院先理工)○針ケ谷壮啓・鍛冶屋良太・和田宏明5)リン酸チタンクラスターの加水分解挙動の溶媒依存性
(早大院先理工・早大材研)黒田一幸・下嶋 敦(東理大院理工)○塚越勇人・山本一樹・郡司天博<12:00~13:00>休憩(昼休み)
<13:00~14:00>[座長 金子芳郎]
話題提供講演(2):かご型シルセスキオキサン元素ブロック高分子材料の合成と特性(京工繊大院)中 建介6)アルサ[5]ラジアレンの合成(京工繊大院工芸)漆﨑文彩・○井本裕顕・中 建介7)アセチルアセトナト基を有するかご型シルセスキオキサン錯体の合成と性質(東理大理工)○佐藤陽平<14:00~14:15>休憩
(東理大理工・東理大院理工)速水良平
(東理大理工)山本一樹・郡司天博
<14:15~15:15>[座長 長谷川良雄]
基調講演(1):進化を続けるSiC繊維(日本カーボン)武田道夫<15:15~15:30>休憩
<15:30~16:30>[座長 落合文吾]
8)高圧二酸化炭素環境下で合成されたポリカルボシランの真空熱処理挙動(阪府大院工)○成澤雅紀・佐倉右京・永田寛幸9)ポリシラン系前駆体の高圧二酸化炭素雰囲気熱分解におけるボロン添加の効果(阪府大院工)○佐倉右京・成澤雅紀・永田寛幸10)非電子線不融化による第4世代SiC繊維(2)(物質資源化研究所)○長谷川良雄・鈴木 将・小堀武夫11)酸化物系複合材料のためのジルコニア連続強化繊維の開発(NIMS)○秦 青・長谷川良雄・鉄井利光第2日=11月6日(金)
<10:00~11:00>[座長 藤井秀司]
話題提供講演(3):非晶性ポルフィリン金属錯体を基盤とする積層π電子系のモルフォロジー制御と特異機能(京工繊大院)○森末光彦・河西美歩・齊藤元気・中野慎也・上野郁也・星野佑紀12)安定なカチオン性三配位ホウ素ビルディングユニットの合成と物性(広大院先進理工・Rutgers Univ.)○安達洋平13)ジチエノゲルモールと三配位ホウ素ユニットから成る環状化合物とその特性評価
(Rutgers Univ.)Jaekle Frieder
(広大院先進理工)大下浄治(広大院先進理工)○河上啓吾・大下浄治・安達洋平・鍋谷太志<11:00~11:15>休憩
<11:15~12:00>[座長 森崎泰弘]
14)Synthesis and Applications of Reactive Organometallic Polymers Containing Fused Titanacycle Units(東工大物質理工)○Tanudjaja Alvin・信田尚毅・稲木信介・冨田育義15)変性コラーゲンを利用した多孔質シリカの合成(大阪技術研)○道志 智16)多価フェノール成分含有シロキサンポリマーの合成および金属に対する接着特性
(新田ゼラチン)塚本啓司(鹿児島大院理工)○大城章瑚・金子芳郎<12:00~13:00>休憩(昼休み)
<13:00~14:00>[座長 上村 忍]
話題提供講演(4):元素の特性を活かした最先端発光材料のab initio設計(京大院)田中一生17)キラルなビナフチル基含有ポリシロキサンと色素分子とのハイブリッド化(鹿児島大院理工)○上田 暖・金子芳郎18)精密重合法に基づく立体規則性有機-無機ハイブリッド高分子の調製とその構造・物性評価(大阪工大院工)○榑谷仁志<14:00~14:15>休憩
(東工大院工)早川晃鏡
(大阪工大工)中村吉伸・藤井秀司・平井智康
<14:15~15:15>[座長 室伏克己]
基調講演(2):パーヒドロポリシラザンをシリカ前駆体とする有機-シリカナノ複合材料創製(東工大物質理工)斎藤礼子<15:15~15:30>休憩
<15:30~16:00>[座長 森末光彦]
19)光熱変換能を用いた窒素含有カーボンカプセルの創出(大阪工大院工)○大山慧悟20)イリジウム錯体の発光に及ぼすハイブリッド化の影響
(大阪技術研)御田村紘志・渡瀬星児
(大阪工大工・大阪工大ナノ材研)平井智康・中村吉伸・藤井秀司(大阪技術研)○中村優志・御田村紘志・渡瀬星児
参加要領 1)定員 200名 2)参加費(税込) ①企業・大学・官公庁 7,700円 ②学生 3,300円 ③名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,300円 ④無機高分子研究会メンバー 5,500円 3)ミキサー費 今年度は中止となります。 4)申込方法 会員Mypageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は11月末日までにご送金ください。参加証、請求書(希望者のみ)を順次送付いたします。 5)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 連絡先 高分子学会 第39回無機高分子討論会係
超分子研究会・精密ネットワークポリマー研究会 第4回合同講座
主題=Network PolymersとSupramoleculesが織りなすSi系ポリマーの世界
<趣旨> 昨今、持続可能な社会の実現をめざしてサステナブルな材料開発が望まれる中、資源枯渇問題も重要な課題となっています。そこで今回注目するのは、地球で最も豊富な資源を有するケイ素「Si」の活用です。無機材料の分野ではすでにガラス、陶磁器から半導体までさまざまな利用が進んでいますが、有機材料ではシリコーンオイル、シリコーン樹脂などの展開にとどまり、まだまだ大きな発展の余地が残されています。ケイ素原子は炭素原子と同じく4本の共有結合を基本とすることから、多様な結合鎖の構成が可能であり、それでいて炭素原子と異なる多くのユニークな特性を発揮します。以上の背景から、超分子研究会と精密ネットワークポリマー研究会がタッグを組み、「Si系ポリマー」をキーワードに新規材料の合成や高機能化などを研究されている5名の講師の方に、最新の研究成果についてお話しいただく合同講座を企画いたしました。本講座で各専門分野の研究者間の交流を通じて新しいSi系材料・技術が生まれることを期待しております。 主 催 高分子学会超分子研究会 高分子学会精密ネットワークポリマー研究会 日 時 11月13日(金)9:30~16:35 会 場 オンライン開催 (Webexによるオンライン開催)(新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先に考え、オンライン開催といたします)
プログラム <9:30~9:40>
開会の挨拶および趣旨説明
<9:40~10:40>
分子構造が制御されたポリシロキサンの簡便な精密合成法の開発(産総研)渕瀨啓太<10:50~11:50>
シリコーンの触媒的化学変換の新展開(九州大)永島英夫<11:50~13:10>休憩
<13:10~14:10>
新規骨格を有するシルセスキオキサンの合成と反応性置換基の導入(群馬大)海野雅史<14:20~15:20>
かご型シルセスキオキサン元素ブロック高分子材料の合成と特性(京工繊大)中 建介<15:30~16:30>
ケイ素、ゲルマニウムを基軸とする二次元物質の創製と応用(豊田中研)中野秀之<16:30~16:35>閉会の挨拶
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 11,000円 ②大学・官公庁 4,400円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,200円 ⑤超分子研究会・精密ネットワークポリマー研究会メンバー a)企業 7,700円 b)大学・官公庁 3,300円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みのうえ、参加費を11月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 連絡先 高分子学会 超分子研究会・精密ネットワークポリマー研究会 合同講座係
第37回医用高分子研究会講座
主題=生体適合性高分子材料の再考
<趣旨> 医療目的に生体内で使用される高分子材料には、長年の基礎研究・研究開発の歴史があり、現在ではさまざまな高分子生体材料が医療機器に用いられている。生体内で使用する材料には高分子材料に限らず、「生体適合性」が求められるが、生体適合性に関する理解には分野や研究者間で差があるとともに、依然として未解明の部分も多い。リバプール大学のDavid Williamsが1986年に定義した生体適合性や、ISO 10993などのガイドラインを満たせば生体適合性材料と呼ぶことに矛盾はないが、どのような物理化学的、材料科学的な性質が生体適合性に寄与するパラメーターであるかについては、現在でも議論が続けられている。高分子材料の生体適合性に対して改めて向きあうことは、高分子生体材料に対する理解を深めるとともにイノベーティブな生体材料・医療機器の開発に寄与すると考えられる。本講座では、生体適合性材料に関する研究の歴史を振り返るとともに、臨床応用に至っている生体材料・医療機器の開発過程で得られた知見を通じて、高分子材料の生体適合性について再考する。医学と工学の境界領域を志向する学生、化学者・工学者、臨床医、企業、専門領域外の方を含め、積極的なご参加をお待ちしております。 主 催 高分子学会 医用高分子研究会 協 賛 化学工学会、日本化学会、日本人工臓器学会、日本農芸化学会、応用物理学会、日本DDS学会、日本バイオマテリアル学会、日本薬学会、日本再生医療学会(予定) 日 時 11月13日(金)10:00~17:30 会 場 オンライン開催(Webex Meeting使用)
プログラム <10:00~10:05>開会挨拶
<10:05~10:55>
1)生体適合性界面の歴史と分子運動性の寄与(医科歯科大)由井伸彦<10:55~11:45>
2)生体適合性材料における水和構造の影響(九大先導研)田中 賢<11:45~12:35>
3)生体内分解吸収性骨接合材の生体適合性(帝人メディカルテクノロジー)川邉康弘<13:50~14:40>
4)生体適合性エンジニアリングプラスチックの医療応用(三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ)野々山晋平<14:40~15:30>
5)生体適合性リン脂質ポリマーの創出と医療への応用(東大院工)石原一彦<15:45~16:35>
6)合併症低減のためのMPCコートカテーテルの開発(パイオラックスメディカルデバイス)稲見祐希<16:35~17:25>
7)医療機器メーカーにおけるバイオマテリアル開発と社会実装(テルモ)安齊崇王<17:25~17:30>閉会挨拶
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 2,200円 ⑤医用高分子研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円 3)申込方法 会員Mypageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みののち、参加費を11月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 連絡先 高分子学会 第37回医用高分子研究会講座係
第95回高分子若手研究会[関西]
主題=ソフトマターのダイナミクスと形
<趣旨> 高分子若手研究会[関西]では、産・官・学の若手研究者および学生に最先端の研究に触れる機会を提供し、交流を深めることを目的として年2回の若手研究会を開催しております。新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、夏の若手研究会は中止となりましたが、秋の若手研究会はオンラインで開催することといたしました。第95回目となる今回は「ソフトマターのダイナミクスと形」と題し、最前線でご活躍されている研究者4名からご講演いただきます。高分子をはじめとするソフトマターの奥深い性質をダイナミクスと形をキーワードに議論します。オンライン開催の利点を活かし、遠方の先生にもご講演をお願いいたしました。先生方のご講演および活発な討論から、皆様方のさらなる研究の展開に繋がることと思います。皆様のご参加をお待ちしております。 主 催 高分子学会関西支部若手幹事会 共 催 高分子学会、高分子学会関西支部 会 期 11月14日(土) 会 場 オンライン開催
プログラム <12:50~13:00>開会の挨拶
<13:00~16:50>講演各50分(質疑含む)
<13:00~13:50>
動的共有結合化学を基盤とするメカノファンクショナル高分子の設計(東工大)大塚英幸<14:00~14:50>
転移現象とスケーリング:切り紙、亀裂進展から流体界面まで(お茶大)奥村 剛<15:00~15:50>
生物に学んだ動的機能ゲルの創製(北大WPI-ICReDD・ソフトマターGI-CoRE・先端生命)龔 剣萍<16:00~16:50>
なぜ氷の上は滑るのか? 水はどのように蒸発するのか? これまでの通説を覆す分子メカニズム(マックスプランク・ポリマー研究所)永田勇樹<16:50~17:00>閉会の挨拶
参加要領 1)定員 200名(予定) 2)参加費 1,200円 3)申し込み方法 氏名・勤務先・連絡先を明記のうえ、E-mailにてお申し込みください(タイトルは【第95回高分子若手研究会申し込み・問い合わせ】としてください)。 4)申込締切 10月10日(土) 申込・連絡先 大阪府立大学大学院工学研究科応用化学分野 鈴木祥仁(世話人)
TEL 072-254-9293
E-mail: suzuki@chem.osakafu-u.ac.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/その他 (1)お支払方法としてオンライン決済を予定しております。具体的な手続きは、高分子学会関西支部HPに掲載いたします。(2)オンラインシステムとしてWebex Eventsを使用する予定です。(3)安定したインターネット回線でご参加いただきますようお願いいたします。
第39回無機高分子シンポジウム
主題=構造制御技術が拓く新しい機能性膜・コーティング材料の最前線
<趣旨> 資源、エネルギー、環境などのさまざまな分野で機能性膜技術あるいは膜形成技術が果たす役割が大きくなっており、革新的技術への期待も大きくなっています。そのような中で、無機高分子材料あるいは有機-無機複合材料をいかに制御して膜に要求されている機能を付与していくか、その材料開発からシステム開発までを含めた最先端の研究成果を紹介していただくべく、産業界・学界の第一線でご活躍の研究者に最先端の研究成果についてご講演をお願いしました。皆様のご参加をお待ち申し上げます。 主 催 高分子学会 無機高分子研究会 日 時 11月20日(金)10:00~16:00 会 場 オンライン開催
プログラム <10:00~10:10>開会挨拶 (鹿児島大)金子芳郎 運営委員長<10:10~11:00>
1.精密合成法に基づく新規高分子機能膜の創製とその界面構造評価(大阪工大)平井智康<11:00~11:50>
2.イオン伝導性ナノファイバーフレームワークからなる固体電解質膜の電池特性(首都大)川上浩良<13:10~14:00>
3.水素キャリアとしての有機ハイドライド技術の開発(ENEOS)壱岐 英<14:00~14:50>
4.高分子系傾斜機能材料のコーティングによる創製・設計(古河電気工業)加納義久<15:10~16:00>
5.ナノ表面制御による機能性コーティング材料の開発(京工繊大)松川公洋
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) 企業 14,300円 大学・官公庁 5,500円 学生 2,200円 名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 2,200円 無機高分子研究会メンバー (a)企業 11,000円 (b)大学・官公庁 4,400円 3)申込方法 会員Mypageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込み後、参加費を11月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 連絡先 高分子学会 無機高分子研究会 第39回無機高分子シンポジウム係
3rd G’L’owing Polymer Symposium in KANTO(GPS-K 2020)
<趣旨> ポリマーをグローバルに語り尽くす〈3rd G’L’owing Polymer Symposium in KANTO〉を開催します(https://sites.google.com/view/gps-k2020/)。本シンポジウム中のすべての企画が英語で行われます。研究発表だけでなく、基調講演、最先端研究者や若手新進気鋭の研究者による招待講演を行います。また、企業研究者による企業R&Dを紹介するブースや企業R&D紹介プレゼンで企業がどのように研究開発を進めているかという最先端を知ることができます。国内外の留学生や外国人博士研究員だけでなく、まさに世界で活躍する日本人研究者へのスタートとして、日本人の学生、博士研究員やスタッフの方々の発表を期待しております。アカデミック、企業研究者、産学官どなたもウェルカムです。今回、すべての口頭発表を対象として、優秀発表者に対してPresentation Awardの表彰を行います。グローバルなポリマーワールドが皆様を待っています。ぜひ奮ってご参加ください。 主 催 高分子学会関東支部 共 催 高分子学会関東支部関東地区若手研究会 会 期 11月28日(土) 会 場 Webシステムを用いたオンライン講演会として実施します
プログラム 基調講演 (九大)高原 淳招待講演(千葉大)桑折道済若手招待講演
(東大)酒井崇匡
(山梨大)宮武健治
(東工大)道信剛志
(上智大)藤田正博
(北九州市大)櫻井和朗(東大)片島拓弥企業R&Dブース
(東工大)武元宏泰
(物材機構)玉手亮多
(慶應大)蛭田勇樹
(東大)南 豪
参加要領 1)すべての講演は、英語での口頭発表(Short presentation:質疑込み7分、regular presentation:質疑込み15分)を予定しています。一般口頭発表の中からBest presentation awardを互選により選出し、顕彰いたします。 2)参加費(税込) 一般 6,000円 学生 3,000円 3)R&D出展料 18,000円 講演会を聴講される場合は、参加費(一般)が必要です。 4)申込方法 下記URLよりお申し込みください。https://sites.google.com/view/gps-k2020/home(発表申込締切 10月18日(日) 参加登録締切 11月6日(金)) 5)予稿集締切 11月6日(金) 連絡先 早稲田大学 小柳津研一
E-mail: Kantoshibu@spsj.or.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kanto/