本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2021年6月主催行事


21-1高分子基礎物性研究会

主題=表面・界面と接着に関する基礎研究の最前線

<趣旨> 接着現象において、表面・界面が重要であることは言うまでもありませんが、そこにはさまざまな要因が絡んでいて、接着現象の全容を理解するためには、基礎的なところから深く掘り下げたアプローチが必要とされています。
 本研究会では、表面・界面および接着に関する分野でご活躍の先生方をお招きし、最先端の研究を基礎から解説していただきます。表面・界面と接着をもう一度基礎から考えてみる良い機会です。関心のある方々のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子基礎物性研究会
日 時 6月1日(火)9:55~15:00
会 場

オンライン開催

プログラム
<9:55~10:00>開会挨拶
<10:00~11:00>
1.高強度化と界面剥離を目指した易解体性接着材料設計
(阪市大院工)佐藤絵理子
<11:00~12:00>
2.粘着剤の粘着性発現とその基礎物性
(大工大工)中村吉伸
<13:00~14:00>
3.高分子表面・界面構造の解析と接着
(神戸大院工)西野 孝
<14:00~15:00>
4.ポリマーブラシ固定化表面による高性能接着系の構築
(九大ネガティブエミッションテクノロジー研セ)高原 淳
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 5,500円 ②大学・官公庁 3,300円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,200円 ⑤高分子基礎物性研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みいただき、参加費を6月末日までにご送金ください。参加費は、お振込みをお願いいたします。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 21-1高分子基礎物性研究会係


第64回茨城地区活動講演会

主題=高分子とバイオの接点

日 時 6月11日(金)13:10~
会 場

高分子学会が契約するWebexを用いたオンライン開催

プログラム(講演45分、質疑応答等5分)
<13:10>開会の挨拶
<13:15~14:05>
講演1:形状記憶ポリマーとその応用
(NIMS)荏原充宏
<14:05~14:55>
講演2:高分子ゲルの医用応用にむけた基礎学理の解明
(東大)酒井崇匡
<14:55~15:05>休憩
<15:05~15:55>
講演3:ポリイオンコンプレックスゲル粒子の化粧品への応用
(日本ロレアル)白谷俊史
<15:55~16:45>
講演4:環境循環材料としての多元ポリ乳酸P(LAHB):生合成 & 生分解
(東農大)田口精一
<16:45~16:55>
昭和電工マテリアルズ(株)の紹介
<16:55>閉会
<17:00~(1時間程度)>
講師を交えて交流会
参加要領 1)定員 最大200名 2)参加費 ①会員・法人会員企業社員・学生 無料 ②非会員 1,000円【関東支部の口座にお振り込みください。三菱UFJ銀行京橋支店(普通)1652367 公益社団法人 高分子学会 関東支部長 伊藤耕三(イトウコウゾウ)】 3)申込方法 氏名、勤務先、連絡先、種別(個人会員、法人会員、学生、非会員の別)を明記のうえ、E-mailまたはFAXでお申し込みください。 4)申込締切 6月4日(金)
連絡・問合先 昭和電工マテリアルズ(株)先端技術研究開発センタ 松谷 寛
[300-4247]茨城県つくば市和台48番
FAX 029-864-6467
E-mail: matsutani.hiroshi.xikla@showadenko.com
接続テスト 6月8日(火)および6月10日(木)を予定しております。


21-1接着と塗装研究会

主題=接着と塗装に関わる法規制

<趣旨> 国内外問わず化学物質に関する法規制は多く存在し、その動向を把握しておくことが重要です。粘接着剤や塗料業界においてもこれらの制限を受けることから、当研究会では定期的に法規制に関する研究会を行っております。今年度第1回目の本研究会では、アジアの新規化学物質登録制度、米国の食品接触材料法規制、日本の食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度を取り上げ、これらの制度に詳しい3名の先生方にご講演いただきます。本研究会を通じて、法規制に関する知識をさらに深めていただければ非常に嬉しく思います。多くの皆様のご参加を期待いたします。
主 催 高分子学会 接着と塗装研究会
日 時 6月11日(金)13:30~16:50
会 場

オンライン開催(13:10より入室可)

プログラム
<13:30~14:30>
1.アジアの新規化学物質におけるポリマー及び溶剤の登録制度の概要について
(ハニカム・テクノリサーチ)中川理緒
アジアを中心とした新規化学物質におけるポリマーおよび溶剤の登録制度の概要を説明する。とくに、ポリマーの登録方法、除外事項、登録に要する期間、物質情報の保護などに注目し、登録において気をつけるべき内容を重点的に説明する。
 
<14:40~15:40>
2.米国の食品接触材料法規制について
(住化分析センター)吉村千鶴
米国で使用される食品接触材料は連邦食品医薬品化粧品法によって規制されており、管轄はFDAとなっている。今回は、法規制の概要と食品接触材料に求められる要件、食品接触物質上市前届出(FCN)について説明する。
 
<15:50~16:50>
3.食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度について
(日本食品分析センター)竹田美穂
2018年6月に食品衛生法が改正され、昨年の6月1日より食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度が施行されたが、これまでに制度に関する多くのご質問をいただいている。そこで、本講演では寄せられたご質問を踏まえ、制度の枠組みを紹介する。
 
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 3,300円 ②大学・官公庁 2,200円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,100円 (接着と塗装研究会メンバー 無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は、6月末日までにお振込みをお願いいたします。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 21-1接着と塗装研究会係


21-1フォトニクスポリマー研究会

主題=発光・発色材料の最前線

<趣旨> 当研究会は、フォトニクスポリマーおよび光技術関連分野のさらなる発展のために、産官学および業種を超えた情報交換・相互交流の場の提供を目的として活動し、幅広い分野の先生方から最先端の材料や技術を紹介していただく研究会を開催しています。
  今回は、とくに発光・発色材料にスポットライトを当ててプログラムを組みました。アップコンバージョン発光、凝集誘起型発光、メカノクロミズム発色、構造色のフォトニクス材料分野で活動されている先生方を講師としてお招きし、それぞれ先生方の研究の最新動向ならびに将来展開に関して解説していただきます。今後の材料開発領域の発展のための議論の足掛かりとしたいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 フォトニクスポリマー研究会
協 賛 プラスチック成形加工学会、応用物理学会、日本化学会
日 時 6月11日(金)13:30~17:00
会 場

オンライン開催

プログラム
<13:30~14:20>
1)分子系フォトン・アップコンバージョンの原理と新展開
(九大)楊井伸浩
<14:20~15:10>
2)励起で動く元素ブロックによる凝集誘起型発光性高分子の設計開発と応用
(京大)田中一生
<15:20~16:10>
3)高分子反応を利用したメカノクロミックポリマーの設計
(東工大)大塚英幸
<16:10~17:00>
4)生物に倣う発色性高分子材料の開発
(千葉大)桑折道済
参加要領 1)定員 200名 2)参加費(税込) ①企業 5,500円 ②大学・官公庁 3,300円 ③学生 1,100円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 1,100円(フォトニクスポリマー研究会メンバー 無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みののち、参加費を6月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 5)受付 受理通知メールを出力して当日受付でご提示ください。※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 21-1フォトニクスポリマー研究会係


関東高分子若手研究会2021春の講演会

主題=生き物と高分子

<趣旨> われわれの体はマクロには丸みのある形をとっていますが、ナノレベルで見ると、実は無数の紐(高分子)からできています。これらの紐が高次構造を形成し、さらに複合体を形成することで、複雑に制御された機能を発現しています。すべての生き物の基本単位が紐であるのはとても意外ではないでしょうか。本年は、生き物と高分子の密接な関係に着目し、3名の著名な先生を講師としてお招きし、オンライン講演会を開催致します。皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 関東高分子若手研究会
日 時 6月12日(土)13:00~18:00
会 場

オンライン開催(Webex)

参加登録していただいたメールアドレスにWebアクセス方法やログイン情報等をお送りいたします。詳しくは https://spsj.or.jp/kenkyukai/kantowakate/ をご覧ください。
プログラム
1.「いきものにヒントを得たやわらかい高分子の研究:剥離、摩擦、破壊」
(東大)山口哲生
2.「分解性ポリマーの精密合成とバイオ機能材料への展開」
(東大)福島和樹
3.「Think Hybrid! 生物と機械を融合する」
(東大)竹内昌治
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 無料 3)申し込み方法 関東高分子若手研究会HP(https://spsj.or.jp/kenkyukai/kantowakate/)よりお願いします。 4)申込締切 6月4日(金) 5)開催日が近づきましたら、お申し込みいただきましたE-mailアドレスに詳細をお送りいたします。
連絡先 東京大学物性研究所 Li Xiang
TEL 04-7136-3419
E-mail: x.li@issp.u-tokyo.ac.jp


第99回千葉地域活動高分子研究交流講演会

主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月15日(火)14:00~17:20
会 場 オンライン開催(6月1日以降に接続方法を各申込者にメールで連絡します)
※配信は「Webex Meetings」にて行います
プログラム
<14:00~15:00>
座長:高沖和夫(住友化学)
(1)パーシステントホモロジーによる材料科学データ解析
(理研)大林一平
<15:10~16:10>
座長:吉田 伸(ダウ・東レ)
(2)反応経路自動探索法を用いた化学反応の理解と予測
(北大)前田 理
<16:20~17:20>
座長:植草貴行(三井化学)
(3)外部環境変化に応答するスマートポリマーを用いた未来医療材料の創製
(物材機構)荏原充宏
参加要領 講演聴講は事前受付・支払いとなります。氏名、所属、E-mailアドレス、会員区分(参加費)を明記のうえ、下記申込先にメールでお申し込みください。支払い先の情報は、お申し込み後に別途連絡します。オンライン開催の詳細は、6月1日以降に各申込者にメールで連絡します。 1)参加費 ①会員・法人会員企業社員・学生 無料 ②非会員 1,000円 2)事前受付の締切 5月31日(月)※当日の参加受付はありません。本行事は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインにてWEB行事として行うこととなりました。会場でのご講演はありません。お申し込み後、本会から事前テスト日のご案内、当日の接続方法のご案内等をE-mailにてお送りいたしますので、当日の操作が不安な方は事前テストを行っていただきますようお願いいたします。メール受信設定にてドメイン設定をされている方は「@webex.com」を許可してください。 3)その他 演題・講演者、プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。本講演会は、名刺交換会はございません。ライブ配信のみとなります。再放送、録画放送はございません。
申込・連絡先 千葉大学大学院工学研究院 桑折道済
[263-8522]千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33
TEL 043-290-3393
E-mail: kohri@faculty.chiba-u.jp


第25回高分子計算機科学研究会講座

主題=理論・シミュレーションの基礎

<趣旨> 相分離現象は、低分子、高分子や金属合金など、複数種の化合物からなる混合系で観測される現象です。所望の材料の物性や材質を得るために材料開発の現場でもさまざまな場面で相分離現象は利用されています。それゆえ、相分離構造の形成のメカニズムを実験、理論、シミュレーションを通して学ぶことは、より高性能・高機能な高分子材料を得るための第一歩となります。
  そこで今回の講座では、非晶状態のみならず結晶状態や核形成など相分離を理解するうえで重要な事象について、各々の分野の第一線で活躍する講師陣に解説いただく予定です。分子動力学法(MD)、粗視化シミュレーション、フェーズフィールド法を基に行うシミュレーションに加え、相分離の基礎理論や実験的視点からのトピックスも扱います。理論や実験を踏まえたうえで、さまざまなシミュレーション手法を学ぶことによって、これまでシミュレーションを経験している計算機科学者はもとより、これからシミュレーションを始めたい研究者、技術者の方々が、最新の情報を得られる内容になっています。多くの方々の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子計算機科学研究会
日 時 6月16日(水)10:20~16:55
会 場

オンライン開催(ライブ配信)

プログラム
<10:20~10:30>開会の挨拶
(高分子計算機科学研究会運営委員長・JSOL)小沢 拓
<10:30~11:30>
1.MDによる核生成シミュレーション(案)
(慶大)泰岡顕治
<11:30~12:30>
2.高分子多相系の構造形成と流動の粗視化シミュレーションの基礎
(東北大)川勝年洋
<13:40~14:40>
3.ブロック共重合体のミクロ相分離
(名大)高野敦志
<14:55~15:55>
4.フェーズフィールド法に基づく相分離シミュレーションと材料特性
(名大)小山敏幸
<15:55~16:55>
5.粘弾性相分離
(京大)谷口貴志
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,200円 ⑤計算機科学研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円 c)学生 2,200円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。 4)申込締切 6月9日(水)17:00 5)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 参加費は、6月末までにお振込みをお願いいたします。 6)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 高分子計算機科学研究会係


21-1水素・燃料電池材料研究会

主題=高分子電解質膜を用いたエネルギーデバイスの最前線

<趣旨> 近年、世界各国・地域で水素を活用するさまざまな政策が打ち出され、カーボンニュートラル社会の実現につながるクリーンエネルギーへの転換の動きが加速されつつあります。早くから水素エネルギー政策を打ち出しているわが国においては、これまで打ち出した「2020年度までに国内でFCVが4万台、水素ステーションが160カ所」の目標は実現できていないものの、最近になり、トヨタ自動車が燃料電池システムをパッケージ化したモジュールを今春以降に外販することを発表するなど、着実な前進を見せています。今後、トラックやバス、鉄道、船舶、定置式発電機などへの展開が加速されると期待されています。
  燃料電池モジュールにおいては多くの部材が用いられ、関連製品事業者での開発も合わせて加速しつつある状況であります。高分子電解質材料や高分子電解質膜も中心部材の一つであり、本研究会における領域の発展はますます重要度を高めています。
  そこで本研究会では、高分子電解質膜のエネルギーデバイスへの展開において、本分野でご活躍されている講師をお招きし、最新の研究内容をご紹介いただくとともに活発な討論を行いたいと考えております。また、高分子電解質に限らず、触媒層やガス拡散層における開発と連携することも高分子電解質膜の高機能化設計に重要と考え、トピックスの幅を広げて勉強の機会を設定いたしました。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 水素・燃料電池材料研究会
日 時 6月18日(金)13:00~17:10
会 場

オンライン開催(Webex Meetingにて配信)

プログラム
<13:00~14:00>
1.燃料電池ガス拡散層に関する研究
(九大)北原辰巳
<14:00~15:00>
2.タイトル未定
(阪大)津島将司
<15:10~16:10>
3.高耐久アニオン伝導高分子電解質の設計開発及び今後の展望
(東工大)宮西将史
<16:10~17:10>
4.量子ビームによるアニオン伝導高分子電解質膜の合成と構造・機能解析
(量研)前川康成
参加要領 1)定員 60名 2)参加資格 高分子学会 水素・燃料電池材料研究会メンバー 3)参加費 無料 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面よりお申し込みください。参加証を送付いたします。 5)その他 水素・燃料電池材料研究会メンバーでない方で参加を希望される方は、http://main.spsj.or.jp/c12/enterpdf/materials.pdf にて入会手続き後、お申し込みください。
連絡先 高分子学会 21-1水素・燃料電池材料研究会係


第92回武蔵野地区高分子懇話会

主題=圧電ポリマーの微視的理解と応用展開

<趣旨> 小林理学研究所によるポリフッ化ビニリデン(PVDF)の圧電性発見から半世紀、わが国は圧電性高分子の分野で世界をリードしてまいりました。圧電性高分子は、超音波トランスデューサー、振動や赤外線を検出するセンサーへの応用はもとより、最近ではスマートフォンやBluetoothといった通信技術の飛躍的な発展にともない、脈波などバイタルセンシングやハプティクス技術、さらにはAIと組み合わせた新しいセンシング技術への応用が期待されています。本懇話会では圧電性高分子について、最近のコンシューマープロダクトへの応用、新たなセンシング技術への応用についてご講演いただきます。さらに圧電性高分子の基礎物性のより深い知見についてもご講演いただき圧電性高分子の未来を展望します。Gan Wee Chen, Assistant Professor(Xiamen University Malaysia)はじめ、本分野で第一線の研究をされている諸先生方にオンラインにてご講演いただきます。
主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月18日(金)13:30~16:20
会 場

オンライン開催(WebEX)

プログラム
<13:30~14:00>
圧電ポリマーの微視的理解
(小林理学研究所)古川猛夫
<14:00~14:50>
Unraveling the effects of piezoelectric polarization on the surface charge density of piezo-assisted triboelectric nanogenerator
(Xiamen University Malaysia)Gan Wee Chen
<14:50~15:00>休憩
<15:00~15:40>
多孔性ポリプロピレンエレクトレットを用いた機能性デバイス
(小林理学研究所)児玉秀和・安野功修
<15:40~16:20>
機能性圧電ポリマーの開発とIoTセンサーとしての応用展開
(東理大)中嶋宇史
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 無料 3)申込方法 氏名・所属を明記のうえ、E-mailでお申し込みください。 4)申込締切 6月11日(金)17:00 講演会場となるURLアドレスは参加申込者に電子メールでお知らせいたします。※状況により一部実施あるいは延期・中止の可能性がございます。
連絡先 (一財)小林理学研究所 児玉秀和
TEL 042-321-2841 FAX 042-322-4698
E-mail: kodama@kobayasi-riken.or.jp


第39回高分子表面研究会基礎講座

主題=表面をつくる・みる・つかう

<趣旨> 高分子表面・界面はバルクと大きく異なる構造および物性を有しており、機能性を有する表面・界面を「つくる」こと、その化学状態や高次構造を「みる」こと、さらに複合材料設計や接着といった産業分野で「つかう」ことが非常に重要です。高分子表面研究会では毎年、それぞれの分野の第一線でご活躍の講師をお招きし、理論や基礎原理から最先端技術までわかりやすく講義していただきます。今回は、ご好評の「表面・界面の基礎」の講義に加え、前回とは異なる講師による「つくる」「みる」「つかう」の新しい視点での講義があります。さらに、本基礎講座の目玉として特別講座を設けております。研究・開発・教育の現場におおいにお役立ていただける内容になっております。全講座終了後には質問コーナーも用意しており、オンライン上で議論していただける機会があります。多数の皆様の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子表面研究会
協 賛 日本表面真空学会、日本分析化学会、日本化学会
日 時 6月28日(月)9:20~17:30
会 場

Webex Meetingsによるオンライン開催

プログラム
<9:20~9:30>開会の挨拶
基礎講座
<9:30~10:30>
1.「表面・界面の基礎」
(阪工大)藤井秀司
表面・界面の基礎である、ぬれ、表面張力、界面張力について、それらの評価方法を含めて解説する。また、高分子表面あるいは界面における重要な現象の一つである接着・粘着現象の発現メカニズムについて概説する。
 
<10:30~11:30>
2.「高分子表面・界面の制御(つくる・つかう)」
(東工大)扇澤敏明
高分子の表面・界面を評価したうえで、それらをどのように制御し、使うかについて解説する。表面や界面で起こる現象をどのように理解し使っていくかについての基礎を紹介し、高分子表面だけでなく高分子混合系や複合材料における界面の制御方法について概説する。
 
<13:00~14:00>
3.「高分子表面・界面を見る分析・評価①:振動分光法と電子分光法」
(東レリサーチセンター)松田和大
高分子表面・界面を分光学的に見る手段として代表的な赤外分光法(FT-IR)などの振動分光法とX線光電子分光法(XPS)を中心に、実用的な各種高分子材料の分析について実例を交えながら基礎から応用までを解説する。また、これら分光法の最新の技術動向についても時間が可能な限り触れる予定である。
 
<14:00~15:00>
4.「高分子表面・界面を見る 分析・評価②:TOF-SIMSとSPM」
(旭化成)菊間 淳
ナノメートルオーダーの極表面の評価手法の中で、面内の空間分解能にも優れる、TOF-SIMSおよびSPMという二つの手法について、基礎から実材料への応用までを述べる。近年注目されているクラスターイオンビームによる深さ方向分析や、局所ナノ物性評価の現状についても実例を交えながら解説する。
 
特別講座
<15:10~16:40>
5.「ものづくり現場における高分子表面・界面機能の発現挙動を解き明かす」
(元京工繊大)黒田孝二
ものづくり現場は機能性表面・界面を形成するナノ挙動の宝庫であり、未だに解明されないノウハウも多いが、見えないプロセス中の材料挙動を、最新の分析・評価技術で時間軸に整理して自分なりに納得することは激変の時代に心強い発展基盤となる。本講義から高分子流体の塗工、乾燥、濃縮、相分離を経て機能発現に至る現場のプロセスを材料の身になって感じる観点を育んで表面・バルク・界面機能発現に新展開を目指していただきたい。
 
<16:40~17:20>質問コーナー
<17:20~17:30>閉会の挨拶
 
参加要領 1)定員 200名(定員になり次第、締め切らせていただきます。) 2)参加費(税込) ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,200円 ⑤高分子表面研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。請求書は受理通知のURLをクリックしてください。 4)申込期限 6月21日(月)15:00 5)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会>※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 6)その他  演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。本講座の録画・録音および画面キャプチャーをしないことをご承諾のうえでお申し込みください。
連絡先 高分子学会 第39回高分子表面研究会基礎講座係