本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2021年10月主催行事


2021年度水素・燃料電池材料研究会講座

<趣旨> 6月に開催されたコンウォール・サミットにおいて、G7各国は2030年代に国内電力システムを最大限カーボンニュートラル化することで合意した。すでに水素社会実現への動きは活発化されているが、より明確な世界的な目標の中で戦略的に普及を進める必要が生じている。水素技術において比較的先行する燃料電池分野においては、グローバルインフォメーションに社による6月の市場調査レポート「自動車用燃料電池の世界市場」によれば、市場規模は2021年の2万台レベルから年平均成長率62.2%で成長し、2028年には60万台に迫ると試算されており、順調な前進が見込まれている。一方で、トヨタ自動車による燃料電池車の航続距離世界新記録のニュースがあったかと思えばホンダの燃料電池車の終売のニュースもあり、パラダイムのシフトの中にはまだまだ不確定要素も含むようである。
 本会のメンバーを含む関連研究者においては、必要な水素技術・燃料電池技術の確立を急ぎ、技術的な不安要素を一刻も早く拭い去れるような貢献が求められている。今回、本研究会は「燃料電池技術全般において貢献できる高分子材料を考える」を主題とし、関連分野でご活躍されている講師をお招きし、最新の研究内容をご紹介いただくとともに活発な討論を行いたい。内容としては電極触媒の低白金化や脱白金化、燃料電池の長寿命化や広温化といった材料開発にかかわる課題から、それらの材料研究を支援する先端評価手法の開拓、実用化の現状共有といった広い分野を網羅する会を企画した。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 水素・燃料電池材料研究会
日 時 10月8日(金)10:00~17:15
場 所

オンライン開催(Webex meetingにて配信)

プログラム
<10:00~11:00>
1)NEDO評価解析プラットフォームと今後の産官学研究に期待される材料
(FC-Cubic)雨宮一樹
<11:00~12:00>
2)固体高分子形燃料電池のための材料解析技術の進展
(日産アーク)今井英人
(昼食)
<13:00~14:00>
3)分子配向と高分子組織化を基盤とした高イオン伝導材料の開発
(北陸先端大)長尾祐樹
<14:00~15:00>
4)固体高分子形燃料電池用電解質膜およびバインダーの構造・機能解析
(山梨大)犬飼潤治
(休憩)
<15:15~16:15>
5)PEM形セルの高温化におけるトレードオフ -最適運転条件はどこ?-
(九大)伊藤衡平
<16:15~17:15>
6)燃料電池用カーボンアロイ触媒の開発
(日清紡ホールディングス)岸本武亮
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,200円 ⑤水素・燃料電池材料研究会メンバー (a)企業 11,000円 (b)大学・官公庁 4,400円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申込みください。請求書は受理通知のURLをクリックしてください。参加費は、お振込みをお願いいたします。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 2020年度水素・燃料電池材料研究会係


21-2有機エレクトロニクス研究会

主題=発光材料・デバイスの新展開

<趣旨> テレビ・スマートフォンなどのディスプレイや照明に代表される発光関連技術は、今なお、より発光機能の改善に向けて日進月歩で研究開発されています。本研究会では、発光材料を中心とした材料開発、物性探索・評価・予測、発光デバイス物理の解明など先導的な研究を展開する研究者を講師としてお招きし、最新の研究成果から本分野の動向、技術課題等についてご紹介いただきます。発光材料・デバイスのみならず、広く有機エレクトロニクスに興味のある方々のご参加をお待ちしています。
主 催 高分子学会 有機エレクトロニクス研究会
日 時 10月14日(木)13:00~17:15
会 場

オンライン開催

プログラム
<13:00~14:00>
1.[特別講演]有機半導体の電子物性評価法の開発と量子化学計算による電子物性予測
(阪府大院工)内藤裕義
<14:15~14:55>
2.有機半導体界面での新原理アップコンバージョン発光
(分子研)伊澤誠一郎
<14:55~15:35>
3.ペロブスカイト量子ドットの作製手法・条件の探索とその応用展開
(山形大院理工)増原陽人
<15:55~16:35>
4.オペランド電子スピン共鳴を用いた発光電気化学セル(LEC)の素子動作機構解明
(筑波大数理物質)丸本一弘
<16:35~17:15>
5.有機半導体への電子注入機構の解明とOLEDの材料革新
(NHK放送技研)深川弘彦
※本研究会要旨集は、PDF配信となります。当日受付での冊子の配布はございません。あらかじめご了承ください。
参加要領 1)定員 200名 2)参加費(税込) ①企業 3,300円 ②大学・官公庁 2,200円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,100円(有機エレクトロニクス研究会メンバー 無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みいただき、参加費を10月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 21-2有機エレクトロニクス研究会係


21-2エコマテリアル研究会

主題=エコマテリアルに関連する最新研究

<趣旨> マイクロプラスチックなどプラスチックに起因する環境問題がクローズアップされており、その解決に向けた取り組みが世界中で注目を集めています。また、低炭素社会の構築に向けてバイオマス原料を用いたバイオベースマテリアルの開発も重要視されています。21-2エコマテリアル研究会では、海洋プラスチックの動態や新しいバイオベースマテリアル開発に関する研究に取り組んでおられる大学および国立研究機関に在籍する研究者の方々にご講演いただきます。また、特別講演として、セルロースナノファイバー研究の第一人者である東京大学の磯貝 明特別教授にセルロースナノファイバーとプラスチックの複合化についてご講演いただきます。環境に優しいプラスチックの研究開発に携わっておられる方だけでなく、本分野に関心をおもちの方々のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 エコマテリアル研究会
協 賛 日本化学会、セルロース学会、日本生物工学会、繊維学会(予定)
日 時 10月15日(金)13:00~17:00
会 場

オンライン開催

プログラム
<13:00~13:05>
はじめに(運営委員長挨拶)
(阪大)宇山 浩
<13:05~13:45>
1.海洋環境におけるプラスチックの動態について
(愛媛大)日向博文
<13:45~14:25>
2.光による安定化・分解を活用したエコマテリアルの開発
(京大)齋藤 敬
<14:25~15:05>
3.バイオベース高分子の利活用に向けた複合化技術-リグニン由来の高機能樹脂開発-
(産総研)福岡徳馬
<15:05~15:25>休憩
<15:25~16:55>
【特別講演】
4.セルロースナノファイバーと高分子の複合化と課題
(東大)磯貝 明
<16:55~17:00>閉会の挨拶
参加要領 1)定員 200名 2)参加費(税込) ①企業 3,300円 ②大学・官公庁 2,200円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 1,100円 ⑤エコマテリアル研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申込みください。請求書は受理通知のURLをクリックしてください。受理通知メールを出力して当日受付でご提示ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 参加費は、10月末日までにお振込みをお願いいたします。振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 エコマテリアル研究会


第29回東海高分子基礎研修コース

<趣旨> 本研修コースは高分子科学、工学の入門講座であり、おもに東海地区の大学や企業の第一線でご活躍の先生方に、高分子の合成、物性から実際の応用までをわかりやすく解説していただく講座です。講義内容は、高分子科学から高分子材料工学まで、幅広い分野を網羅しており、「合成・精密設計」、「機能設計」、「固体構造」、「レオロジー」、「成形加工」、「環境との調和」、「リサイクル」、「一次構造・分子特性評価」、「材料分析」等を取り上げ、参加者がそれぞれの領域で要求される基礎的理論や応用面での材料設計手法などを理解、習得できることを目的としています。
 したがって、本研修コースは、高分子材料の研究、開発、応用に従事されています研究者、技術者が専門領域以外の高分子科学の広い分野について見直したいような場合はもちろんのこと、これから高分子分野の実務に携わろうとしている方々、あるいはまったく異分野の方々にも「高分子とは何か」を理解していただく良い機会を提供させていただくものと確信しています。
 なお、今年度は新型コロナウィルス感染状況を考慮し、オンライン開催といたします。参加登録していただいたメールアドレスにwebアクセス方法等をお送りいたします。
主 催 高分子学会東海支部
協 賛 化学工学会東海支部、色材協会中部支部、自動車技術会中部支部、繊維学会東海支部、東海化学工業会、日本化学会東海支部、日本接着学会中部支部、日本繊維機械学会東海支部、日本分析化学会中部支部、プラスチック成形加工学会、有機合成化学協会東海支部、日本レオロジー学会東海支部
会 期 10月18日(月),19日(火)
会 場

オンライン開催(Zoomを使用)

プログラム
第1日=10月18日(月)
<10:00~11:30>
「高分子の合成:精密重合における展開」
(名大院工)上垣外正己
<12:30~14:00>
「高分子の固体構造と物性」
(北陸先端大)山口政之
<14:10~15:40>
「高分子レオロジーの基礎」
(名大院工)増渕雄一
<15:50~17:20>
「高分子のキャラクタリゼーション」
(名工大院工)大谷 肇
第2日=10月19日(火)
<9:00~10:30>
「高分子成形加工の基礎と応用」
(東レアドバンスドコンポジットセンター)舘山 勝
<10:40~12:10>
「環境調和型高分子の設計」
(名大院生命農)青井啓悟
<13:10~14:20>
「プラスチックのリサイクル」
(プラスチック循環利用協会)半場雅志
<14:30~16:00>
「機能性高分子材料」
(名古屋産業科学研究所)小長谷重次
<16:10~17:20>
「高分子材料の分析」
(東ソー分析センター)松本良憲
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①一般 10,000円 ②大学・官公庁 5,000円 ③学生 無料 3)お申し込みはhttps://www.cstc.or.jp/enq/input/?hid=c1f21e4e22b1ce36e540f4a63931615f 4)参加費振込先 三井住友銀行名古屋支店 普通預金口座5557774高分子学会東海支部 入金確認の都合上、必ずお申し込みご本人名でお振込みお願いいたします。また、振込手数料はお申し込み者様にてご負担ください。 5)申込締切・振込期限 10月6日(水) 6)参加登録キャンセル期限 10月8日(金)※期限後のキャンセルはお受けできません。参加費をご返金できませんので、ご了承ください。
連絡先 [460-0011]名古屋市中区大須1-35-18 一光大須ビル7階
(公財)中部科学技術センター内 高分子学会東海支部事務局
TEL 052-231-3070 FAX 052-204-1469
E-mail: a.umezawa@cstc.or.jp


第33回高分子基礎物性研究会講座

主題=高分子測定入門-考え方から解析法まで-

<趣旨> 新規高分子材料の開発や高分子材料の高性能化・高機能化を目指す上で、高分子の分子特性の基礎的な理解、その凝集構造の評価、および材料物性の評価が必要となります。高分子材料の開発に従事されている方や新しく高分子の物性研究に携わるようになった方にとって、それらの考え方と解析・評価法の理解はきわめて重要であります。しかし、その知識の習得は決して容易でないのも事実です。多数の専門的な成書が市販されていますが、専門家の話を聞き、疑問点を直接質問することが一番の近道であると思われます。
 本講座では、企業の若手・中堅研究者や大学院生の方々を対象にして、高分子の分子特性・凝集構造・材料物性の解析・評価法を、基礎から具体的な実験例・応用例にわたって解説します。高分子物性研究や高分子材料開発の際に、これらの解析・評価法を正しく理解していただくための助けとなることが、本講座の目的です。事前の知識修得(予習)のために、講義資料をホームページからダウンロードできるようにします。高分子物性研究の基礎的知識を身につけたい方、実際の高分子材料研究・開発に携わっておられる方は、是非ご参加ください。
主 催 高分子学会 無機高分子研究会
協 賛 (予定)化学工学会、色材協会、繊維学会、日本化学会、日本ゴム協会、日本材料学会、日本分析化学会、日本レオロジー学会
日 時 10月25日(月)10:30~17:00,26日(火)10:30~17:00
会 場

オンライン開催

プログラム
第1日=10月25日(月)
<10:30~11:45>
1)静的・動的光散乱
(京大院工)中村 洋
<13:00~14:15>
2)X線・中性子散乱
(三重大院工)鳥飼直也
<14:15~15:30>
3)界面構造
(産総研)渡邊宏臣
<15:45~17:00>
4)熱測定
(東レリサーチセ)古島圭智
第2日=10月26日(火)
<10:30~11:45>
5)原子間力顕微鏡
(東工大物質理工)梁 暁斌
<13:00~14:15>
6)レオロジー
(阪大院理)浦川 理
<14:15~15:30>
7)誘電緩和
(農工大院農)四方俊幸
<15:45~17:00>
8)高分子材料の成形加工
(三井化学)伊崎健晴
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 28,600円 ②大学・官公庁 9,900円 ③学生 3,300円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,300円(高分子基礎物性研究会メンバー a)企業 23,100円 b)大学・官公庁 7,700円) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は、お振込みをお願いいたします。当日の支払いは不可。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 第33回高分子基礎物性研究会講座係