本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2022年6月主催行事


22-1 高分子入門講座

主題=高分子を知らない技術者のための講座(その1)

<趣旨> 関東支部では高分子の知識を学習するために、高分子基礎講座、高分子アドバンスト講座、分析セミナー等の企画を実施しています。ところが、昨今、大学での高分子関連の講義は減少傾向にあり、化学や物理を専門として学んだ方でも、高分子科学を深く学ぶ機会がなかった方がおられます。また、機械、電気、金属、環境、情報科学等を専攻している人たちが、科学・技術者として研究・開発、設計、生産技術、生産現場等で高分子材料に初めて触れて、知識が不足していると感じられる場面もあろうかと思います。さらに、品質管理、営業、企画、戦略立案の現場でも、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー等の観点で、ますます主要な工業材料の一つとなった高分子、つまり、プラスチックス、ゴムの基本的な知識があるとないとでは、仕事の質や会話力も大きく変わってくると思います。そこで、このような方々を対象として、2019年度より基礎講座よりもっとわかりやすい入門講座を開催して参りました。入門講座では、高分子が専門でない方々にわかりやすく、高分子について理解、知識を得ることを目的としており、これまで多くの方の参加をいただいております。2022年度は2回の開催を予定しており、今回はその1回目です。講師の先生方もわかりやすい講義を準備されておりますので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 関東支部
日 時 6月3日(金)10:00~17:10
会 場

早稲田大学 西早稲田(理工)キャンパス55号館N棟1F大会議室
(注:コロナ禍の状況によってはウェブへの変更を想定しております。ご了解ください。)

プログラム
<10:00~12:00>
高分子とは?
(東大)加藤隆史
<13:00~14:45>
高分子の合成
(東工大)佐藤浩太郎
<15:00~16:45>
高分子の物性
(東農大)斎藤 拓
<16:50~17:10>
アンケート、関東支部主催の講座等の案内
 
参加要領 1)定員 70名程度 2)参加費 (事前振込)①会員 3,000円(法人会員、協賛学会会員含む)昨年からのリピート割 2,000円(リピート割対象は2021年度第2回目受講の個人) ②学生 1,000円(会員、非会員問わず) ③会員外 5,000円 振込先:三菱UFJ銀行 京橋支店 (普通)1652367 公益社団法人高分子学会 関東支部長 伊藤耕三(いとうこうぞう) 3)申込方法 関東支部のホームページより、氏名、所属、連絡先(E-mail)、会員番号、協賛学会会員の場合には学会名と会員番号を明記してお申し込みください。リピート割を希望される方は受講した旨(2021年度第2回目受講旨)を記載ください。申し込み時に記載がない場合はリピート割が適用されませんのでご注意ください。
※協賛学会は、申し込みのホームページを参照してください。 4)受付 参加申し込みの締め切りは5月26日(木)です。申込後のキャンセルは5月27日(金)定時(17:30)までにお願いいたします。なお、キャンセル期日を過ぎてのキャンセルは視聴の有無にかかわらず参加費を申し受けますのでご了承ください。
連絡先 高分子学会 関東支部
TEL 03-5540-3773 FAX 03-5540-3737
E-mail: kantoshibu@spsj.or.jp
URL:http://spsj.or.jp/branch/kanto/


22-1高分子基礎物性研究会

主題=高分子溶液・高分子集合体に関する基礎研究の最前線

<趣旨> 高分子は、溶液中で分子内・分子間に作用する多様な相互作用に依存してさまざまな形態をとり、また、種々の階層構造を有する集合体を形成することもありますが、その構造と基礎物性を理解することは、高分子材料の機能化においてもきわめて重要です。
  今回の研究会では、高分子溶液、高分子集合体に関する分野でご活躍の先生方をお招きし、最先端の研究について基礎からユニークな測定手法などさまざまな視点から解説していただきます。高分子溶液、高分子集合体の基礎・応用に関心のある方々のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子基礎物性研究会
日 時 6月6日(月)13:00~16:45
会 場 オンライン開催
プログラム
<13:00~13:05>開会挨拶
<13:05~13:55>
1.増粘多糖類キサンタンのらせんの巻き戻りによる集合状態の変化
(静岡大工)松田靖弘
<13:55~14:45>
2.超音波散乱法による微粒子分散系の構造と物性
(京工繊大工芸)則末智久
<15:00~15:50>
3.高分子電解質からなるブラシ状高分子の溶液物性
(京大院工)中村 洋
<15:50~16:40>
4.高分子溶液研究における未解決問題
(阪大院理)佐藤尚弘
<16:40~16:45>閉会挨拶
 
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 3,300円 ②大学・官公庁 2,200円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,100円 ⑤高分子基礎物性研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みいただき、参加費を6月末日までにご送金ください。参加費は、お振込みをお願いいたします。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 22-1高分子基礎物性研究会係


第94回武蔵野地区高分子懇話会

主題=分光分析技術の基礎と実際

<趣旨> 分光分析機器は、高分子材料をはじめ、化学、半導体、医薬品、食品材料などあらゆる分野の研究開発や製品の評価に幅広く用いられております。今回の懇話会では、日本分光株式会社にご協力いただき、分光分析技術の基礎と応用に関する講演を企画いたしました。日本分光は、1958年に日本初の赤外分光光度計を製品化して以来、各種分光分析機器の開発・製造・販売を一貫して行っているメーカーです。また、時代のニーズに合わせ、装置本体の開発はもとより、多様なデータ処理技術や測定技法も併せて提案されています。本講演会では、日本分光の技術者の方から、各種の分光分析システムによる分光技術の基礎から、最先端応用事例まで幅広くお話しいただきます。
主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月17日(金)13:30~16:40
会 場

オンライン開催(Zoom)

開催担当

日本分光(株)

プログラム
<13:30~13:50>
分光分析の概論
(日本分光)赤尾賢一
<13:50~14:20>
FTIR(フーリエ変換赤外分光光度計)の基礎と高分子材料評価への応用
(日本分光)乗本真吾
<14:20~14:50>
ラマン分光光度計の基礎と高分子材料分析をはじめとした応用事例
(日本分光)峯 紗理奈
<14:50~15:00>休憩
 
<15:00~15:30>
分光光度計および分光蛍光光度計の基礎と測定例
(日本分光)山根 愛
<15:30~16:00>
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)の基礎と測定例
(日本分光)西本将哉
<16:00~16:30>
円二色性分散計の基礎と高分子試料の測定例
(日本分光)近藤吉朗
<16:30~16:40>質疑応答
 
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 無料 3)申込方法 氏名・所属を明記の上、E-mailでお申し込みください。 4)申し込み締切 6月10日(金)17:00 講演会場となるURLアドレスは参加申込者に電子メールでお知らせいたします。※状況により一部実施あるいは延期・中止の可能性がございます。
申込・連絡先 赤尾賢一(日本分光(株))
TEL 042-646-4109 FAX 042-646-4126
E-mail: ken-ichi.akao@jasco.co.jp


22-1接着と塗装研究会

主題=接着剤材料技術の最前線

<趣旨> 接着剤は、自動車、電気・電子、土木・建築、医療等さまざまな分野で活用されており、従来の接合方法では対応できない用途・性能が求められております。また、今後のデジタル化社会、それにともなう環境構築を実現するための主要な産業資材として、さらなる発展が期待されております。
  今年度第1回目の本研究会では、高機能・高性能化への布石と考え、さまざまな接着剤材料に着目し、この分野で活躍されている講師の方々にご講演いただきます。本研究会を通じて、新たな思想やヒントが出てくれば非常に嬉しく思います。多くの皆様のご参加を期待いたします。
主 催 高分子学会 接着と塗装研究会
日 時 6月17日(金)13:30~16:50
会 場

オンライン開催

プログラム
<13:30~14:30>
1.微細加工用ブロック共重合体の材料開発とドメイン配向制御
(東工大)早川晃鏡
次世代半導体微細加工技術候補の一つであるブロック共重合体リソグラフィ(Directed Self-Assembly,DSA)について、sub-10 nm領域の微細加工を目指した材料開発と薄膜におけるナノドメインの形態・配向・配列制御を中心に紹介する。
 
<14:40~15:40>
2.ポリウレタン系接着剤の実例/技術(自動車用途を中心に)
(シーカ・ハマタイト)松木裕一
ポリウレタンは、異材接合化の進む自動車製造において、コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化のCASE潮流に貢献する素材の一つでもある。多様な設計が可能なポリウレタンの特質に触れたうえで、主として自動車用途での接着剤としてのポリウレタンの応用事例を紹介する。
 
<15:50~16:50>
3.異種材料間接合の技術について
(スリーエムジャパンイノベーション)小嶋隆之
近年ではさまざまな業界で、金属と樹脂など異なる材料間での接合用途が増加している。これらの中には低表面エネルギー材料などの難接着な素材への接着の取り組みが進められてきている。このような難接着素材への接着用途を含む異種材接着への取り組みについて紹介する。
 
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 3,300円 ②大学・官公庁 2,200円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 1,100円 (接着と塗装研究会メンバー 無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費は、6月末日までにお振込みをお願いいたします。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。銀行・郵便振替の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。 5)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 22-1接着と塗装研究会係


関東高分子若手研究会 2022 春の講演会

主題=ソフトマターの構造・ダイナミクスを極める

<趣旨> 液晶ディスプレイ、タイヤのゴム、食べ物、そして人体……われわれの生活は「柔らかい物質」=ソフトマターで溢れています。そんな身近な存在であるソフトマターは、階層構造・非平衡などのキーワードで語られるように複雑かつ変幻自在であり、謎に満ち溢れた魅力的な研究対象です。今回は、そんなソフトマターにまつわるさまざまな謎を、独自のアプローチで解きほぐす最先端の研究を展開されている3名の著名な先生方を講師としてお招きし、講演会を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 関東高分子若手研究会
日 時 6月18日(土)13:00~18:00
会 場

東京工業大学大岡山キャンパス ([152-8550]東京都目黒区大岡山2-12-1)+オンライン開催(Webex)ハイブリッド開催
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、会場の変更・オンラインのみ開催への変更があり得ます。

交 通 東急目黒線、東急大井町線 大岡山駅より徒歩3分(交通詳細は東京工業大学ホームページをご覧ください)。オンライン参加の方法は参加登録していただいたメールアドレスにお送りします。
プログラム
1.「TBA」
(東大)池田昌司
2.「細胞サイズ空間が高分子溶液の相転移へ及ぼす影響」
(東大)柳澤実穂
3.「量子ビームで見る界面における高分子の振る舞い」
(原子力機構)青木裕之
参加要領 1)定員 対面70名+オンライン100名 2)参加費 一般 3,000円 学生 無料 3)申し込み方法 関東高分子若手研究会HPよりお願いします。 4)申込締切 6月10日(金)開催日が近づきましたら、お申し込みいただきましたE-mailアドレスに詳細をお送りいたします。
申込先 関東高分子若手研究会
TEL 03-5452-6310
URL:https://spsj.or.jp/kenkyukai/kantowakate/
連絡先 東京大学生産技術研究所 中川慎太郎
TEL 03-5452-6310
E-mail: snaka@iis.u-tokyo.ac.jp


第101回千葉地域活動高分子研究交流講演会

主 催 高分子学会関東支部
日 時 6月22日(水)14:00~17:20
会 場

オンライン開催(6月13日以降に接続方法を各申込者にメールで連絡します)
※配信は「Webex Meetings」にて行います

プログラム
<14:00~15:00>
1.高性能オレフィン重合触媒が拓く新規ポリマーの創製
(都立大)野村琴広
<15:10~16:10>
2.高性能な生分解性バイオマスプラスチックの開発と環境分解性評価
(東大)岩田忠久
<16:20~17:20>
3.リビングアニオン重合による機能性高分子の合成
(東工大)石曽根 隆
参加要領 講演聴講は事前受付・支払いとなります。氏名、所属、E-mailアドレス、会員区分(参加費)を明記の上、下記申込先にメールでお申し込みください。支払い先の情報は、お申し込み後に別途連絡します。オンライン開催の詳細は、6月13日以降に各申込者にメールで連絡します。 1)参加費 ①会員・法人会員企業社員・学生 無料 ②非会員 1,000円 2)事前受付の締切 6月12日(日)※当日の参加受付はありません。本行事はオンラインにてWEB行事として行うこととなりました。会場での講演はありません。 3)その他 演題・講演者、プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。本講演会は名刺交換会はなく、ライブ配信のみとなります。再放送、録画放送はございません。
連絡・申込先 日本大学生産工学部応用分子化学科 山田和典
[275-7585]千葉県習志野市泉町1-2-1
TEL 047-474-2571
E-mail: yamada.kazunori@nihon-u.ac.jp


22-1高分子ナノテクノロジー研究会

主題=カーボンニュートラルに貢献するナノテクノロジー

<趣旨> カーボンニュートラルを追求する取り組みが喫緊の課題であり、高分子の分野においてもマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルに加え、CO2利用やバイオマス原料利用等、幅広い取り組みがなされてきています。本研究会ではナノテクノロジーに基づいた対策の一つとして、高分子の分子設計にもその適用範囲を広げ、高分子化学としてカーボンニュートラルに貢献する技術の専門家をお招きし、幅広く議論すべく本研究会を企画しました。また、オンラインでの開催となりますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子ナノテクノロジー研究会
日 時 6月28日(火)10:00~17:10
会 場

オンライン開催(Webex Meeting使用)

プログラム
<10:00~11:00>
1.カーボンニュートラル時代のマテリアルリサイクルを想像する
(福岡大)八尾 滋
<11:00~12:00>
2.CCSからDACまで指向した超高CO2分離膜の創成
(都立大)川上浩良
<13:00~14:00>
3.物質閉鎖系である地球におけるカーボンニュートラルと化学産業の道筋
(早大)関根 泰
<14:00~15:00>
4.プラスチックから肥料をつくる次世代のリサイクルシステム
(東工大)青木大輔
<15:10~16:10>
5.触媒インフォマティクスによる触媒設計までの道筋と実例
(北大)髙橋啓介
<16:10~17:10>
6.バイオマス由来のブタジエンゴムタイヤ製造に向けた触媒プロセス開発
(産総研)藤谷忠博
参加要領 1)定員 100名 2)参加費 ①企業 5,500円 ②大学・官公庁 3,300円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,200円 ⑤高分子ナノテクノロジー研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面にて申し込み後、参加費用をお振り込みください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> 振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。請求書は受理通知のURLをクリックしてください。 6)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 22-1高分子ナノテクノロジー研究会係


第40回高分子表面研究会基礎講座

主題=表面をつくる・みる・つかう

<趣旨> 高分子表面・界面はバルクと大きく異なる構造および物性を有しており、機能性を有する表面・界面を「つくる」こと、その化学状態や高次構造を「みる」こと、さらに複合材料設計や接着といった産業分野で「つかう」ことが非常に重要です。高分子表面研究会では毎年、それぞれの分野の第一線でご活躍の4名の講師の方々をお招きし、理論や基礎原理から最先端技術までわかりやすく講義していただきます。さらに、本基礎講座の目玉として、特別講座を設けております。研究・開発・教育の現場に大いにお役立ていただける内容になっております。全講座終了後には質問コーナーも用意しており、オンライン上で議論していただける機会があります。多数の皆様の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子表面研究会
協 賛 日本表面真空学会、日本分析化学会、日本化学会、日本接着学会(予定)、繊維学会(予定)、プラスチック成形加工学会(予定)
日 時 6月30日(木)9:55~17:20
会 場

Webex Meetingsによるオンライン開催

プログラム
<9:55~10:00>開会の挨拶
基礎講座
<10:00~11:00>
1.「高分子表面・界面の基礎」
(東工大)扇澤敏明
高分子表面・界面の基礎である、ぬれ、表面・界面張力について、それらの評価方法を含めて解説する。また、高分子表面・界面の構造と性質、それに関連した重要な現象である接着・粘着現象の発現メカニズムについて概説する。
 
<11:00~12:00>
2.「高分子表面・界面を見る分析・評価①:振動分光法と電子分光法」
(東レリサーチセンター)松田和大
高分子表面・界面を分光学的に見る手段として代表的な赤外分光法(FT-IR)などの振動分光法とX線光電子分光法(XPS)を中心に、実用的な各種高分子材料の分析について実例を交えながら基礎から応用までを解説する。また、これら分光法の最新の技術動向についても時間が可能な限り触れる予定である。
 
<13:00~14:00>
3.「高分子表面・界面を見る分析・評価②:TOF-SIMSとSPM」
(旭化成)菊間 淳
ナノメートルオーダーの極表面の評価手法の中で、面内の空間分解能にも優れる、TOF-SIMSおよびSPMという二つの手法について、基礎から実材料への応用までを述べる。クラスターイオンビームによる深さ方向分析や、局所ナノ物性評価、ナノ領域の化学状態解析の現状についても実例を交えながら解説する。
 
<14:00~15:00>
4.「高分子表面・界面の分析・評価③:量子ビームを用いた構造解析」
(原子力機構・高エネ研究)青木裕之
高分子材料は界面においてバルクと異なる性質を示すことが知られている。この界面の影響は複合材料などにおいてはバルク全体の物性をも左右することがある。そのため、材料の表面・界面において高分子がどのような構造をとり、どのような動的特性を示すかを理解することは材料開発にとって重要となっている。本講座ではレーザー・X線・中性子といった多彩な量子ビームをプローブとして用いた界面物性解析について概説する。
 
特別講座
<15:10~16:10>
5.「光応答システム構築における空気側界面の活用」
(名大)関 隆広
固体基板上での光化学反応は液晶の光配向技術への応用などで重要であるが、高分子膜の空気側の界面は光応答システムの観点からこれまであまり着目されてこなかった。最近になり、空気側の界面を利用した興味深い光応答現象がいくつか見いだされてきた。本講座では、当グループでの研究展開を中心に、空気側界面からの光液晶配向制御と膜表面の光形態誘起現象を例に、空気側界面の役割と機能を紹介する。
 
<16:10~16:40>質問コーナー
<16:40~17:10>交流会
<17:10~17:20>閉会の挨拶
 
参加要領 1)定員 200名(定員になり次第、締め切らせていただきます。) 2)参加費(税込) ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シルバー会員 2,200円 ⑤高分子表面研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。請求書は受理通知のURLをクリックしてください。 4)申込期限 6月23日(木)12:00 5)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 6)その他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。本講座の録画・録音および画面キャプチャーをしないことをご承諾の上でお申し込みください。
連絡先 高分子学会 第40回高分子表面研究会基礎講座係


22-1フォトニクスポリマー研究会

主題=次世代高速通信用フォトニクスポリマー研究開発の進展

<趣旨> 昨今の情報技術の発展と広がりに呼応しながら、それを支える新たな通信技術や映像情報技術は、新規素材・部材の開発や高機能化とともに常に進化しています。当研究会では、フォトニクスポリマーのさらなる可能性を引き出し、みなさまにお役立ていただけたらと考えております。
  今回は、次世代高速通信用フォトニクスポリマー研究開発の進展という主題で、5Gとその先の超高速通信に適用されるフォトニクスポリマーとそのデバイス応用に関して、最前線の研究を進めておられる先生方をお招きしてご講演をしていただきます。皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 フォトニクスポリマー研究会
協 賛  プラスチック成形加工学会、応用物理学会、日本化学会
日 時 6月30日(木)13:30~17:10
会 場

オンライン開催

プログラム
<13:30~14:30>基調講演
1)液晶フィルムの屈折率光変調
(東工大)宍戸 厚
<14:30~15:20>
2)光電コパッケージ用ポリマー光回路の研究開発
(産総研)乗木暁博
<15:30~16:20>
3)ポリイミドの構造、特性と5Gへ向けた低誘電損失化
(東レ)富川真佐夫
<16:20~17:10>
4)5G用耐熱性樹脂と光学デバイス(仮題)
講師選定中
参加要領 1)定員 200名 2)参加費(税込) ①企業 5,500円 ②大学・官公庁 3,300円 ③学生 1,100円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 1,100円(フォトニクスポリマー研究会メンバー  無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面にてお申し込みののち、参加費を6月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。
連絡先 高分子学会 22-1フォトニクスポリマー研究会係