1999年9月主催行事
本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

September


99-1ミクロシンポジウム

主題=三重結合を基盤とする新規高分子合成と機能
<趣旨>最近,三重結合を有する新規モノマーの合成や新規重合触媒の開発を通してポリアセチレン,ポリジアセチレンなどに代表される新しい材料が開発され,その高い電気伝導度,磁性,非線形光学特性,液晶性,エレクトロルミネッセンス,酸素富化機能,超分子構造(自己集積性),分子認識等の多彩かつ革新的機能が次々と明らかにされつつあります.このように加速的に発展しつつある現時点で,この分野の一層の相互理解と進展を図るために合成研究者と構造・機能解析やデバイス作成に携わる研究者が一堂に会して討論を行う機会を設けました.ぜひご参加下さい.
主 催 高分子学会
日 時 9月7日(火) 10:00〜17:30
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト記念会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-3726-1111)
講 演
<10:00〜11:50>
  1. 挨拶:21世紀の期待に応える共役高分子(東工大資源研)遠藤 剛
  2. 共役エンインモノマーのラジカル重合(東工大資源研)遠藤 剛
  3. Rh錯体触媒によるシスおよびトランス置換ポリアセチレンの立体特異的合成(北大院工)田畑昌祥
  4. 液晶性共役系高分子の合成と応用(筑波大物質工)赤木和夫
<13:00〜15:00>
  1. Macromolecular Materials with Novel Liquid Crystalline, Self-Assembling, Luminescent, and Photoconductive Properties(香港大学理工)B.Z. Tang
  2. Regioregularポリチオフェンの非線形光学効果(千歳科学技術大)緒方直哉
  3. 新しいπ共役系有機ホウ素ポリマー(京大院工)中條善樹
  4. 置換ポリアセチレンにおける3次非線形光学応答の増強(理研)和田達夫
<15:30〜17:30>
  1. ポリ(1,3-フェニレンエチレン)を骨格とするポリラジカル合成と磁性(阪市大工)三浦洋三
  2. 光学分割用置換アセチレン高分子の設計(新潟大工)青木俊樹
  3. アセチレン類からのメタロセン型高分子の合成とその機能性(東工大院総理工)冨田育義
  4. キラル置換基,光応答性置換基などを有する共役高分子の合成と特性(京大院工)増田俊夫
参加要領 1)定員80名 2)参加費 (1)会社10,000円 (2)大学・官公庁5,000円 (3)学生2,000円(いずれも当日徴収) 3)申込方法 参加ご希望の方は予めE-mail, FAX またはハガキでお申し込み下さい.
申込先 [060-8628]札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究科 田畑昌祥 Fax 011-706-6603
 e-mail: tabata@eng.hokudai.ac.jp

第30回繊維材料研究会講座

主題=繊維・フィルムの構造・物性のキャラクタリゼーション
<趣旨>繊維・フィルムの性能・機能の高度化・特殊化・極限化とともに,材料の構造と物性のキャラクタリゼーションはますます重要になってきています.また,キャラクタリゼーションの装置・手法の進歩も目覚ましいものがあります.本研究会では,今まで継続的に標記の主題のもとに勉強の機会を設定してきました.今回は,4テーマについて,それぞれの領域の専門家にお話ししていただくとともに,この分野で常に先進的に研究と事業展開を推進しておられる東レリサーチセンターを見学させていただきます.
主 催 高分子学会 繊維材料研究会
協 賛 (予定)化学工学会,繊維学会,日本化学会,日本家政学会,日本機械学会,日本分析化学会
日 時 9月10日(金) 10:00〜16:30
会 場 東レリサーチセンター講堂(大津市園山3-7-7 TEL 077-533-8627)
プログラム
<10:00〜12:00>
  1. 高分子材料(特に繊維・フィルム材料)の表面・微小部分析の最近の進歩(東レリサーチセ)中川善嗣
  2. 温度変調DSC法による高分子の構造評価(京工繊大繊)猿山靖夫
<13:00〜15:00>
  1. 電子顕微鏡を用いて高分子の構造−物性関係を探る(京大化研)麹谷信三
  2. GPC-MALLS 法による高分子の分子量および分布の測定(東レリサーチセ)絹川明男
<15:00〜16:30>
  1. 見学会(東レリサーチセンター&東レ新製品ショールーム)
参加要領 1)定員50名 2)参加費(銀行振込) (1)会社13,650円 (2)大学・官公庁5,250円 (3)学生2,100円 (4)繊維材料研究会メンバー (5)会社10,500円 (6)大学・官公庁4,200円 3)申込方法 申込用紙(550頁)に記入しお申し込み下さい.参加証は順次ご送付いたします.
申込先 高分子学会 第30回繊維材料研究会講座係

99-1高分子の崩壊と安定化研究会

主題=ポリマー結晶:添加剤技術と加工技術
<趣旨>高分子材料の物性はタクチシチーなどの一次構造および分子量分布などの不均一性だけでなく多分子鎖が集合することによる高次構造形成によっても著しく影響されます.またポリマーの固体物性は加工時に決定される因子が多く存在すると考えられます.今回の高分子の崩壊と安定化研究会では,ポリマーの加工とマトリクスのモルホロジーの関係について,第一線の研究者・技術者に興味ある話題および種々の問題点をわかりやすく紹介・解説していただき,議論を深めたいと思います.
主 催 高分子学会 高分子の崩壊と安定化研究会
日 時 9月16日(木) 10:00〜16:40
会 場 工学院大学新宿校舎28階第1会議室(東京都新宿区西新宿1-24-2 TEL 03-3342-1211 交通:新宿駅西口徒歩5分,京王プラザホテル前)
講 演
<10:00〜12:00>
  1. 固体ポリマーの加工性とモルホロジー(元 理研)鴨川昭夫
  2. 成形加工と酸化防止剤(旭電化)飛田悦男
<13:30〜16:40>
  1. 溶融加工時のモルホロジーと熱物性(工学院大)佐藤貞雄
  2. 加工におけるモルホロジー制御(トクヤマ)藤山光美
  3. 高分子の結晶化誘導期のダイナミックス(京大化研)梶 慶輔
参加要領 1)定員50名 2)参加費 (1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生2,100円 (4)高分子の崩壊と安定化研究会メンバー 無料 3)申込方法 申込書(694頁)に記入しお申し込み下さい.参加証は発行いたしません.
申込先 高分子学会 高分子の崩壊と安定化研究会係

1999年新入社員のための高分子基礎講座

<趣旨>高分子および周辺分野の学科(学部あるいは大学院)を卒業した各企業の新人社員,および新たに高分子関連業務に携わることになった方を対象とします.内容は,高分子科学および材料開発の基礎知識と基本的な考え方を修得するためのカリキュラムとし,特に,合成,材料評価,材料設計に重点をおき,高分子工業,特許情報,プレゼンテーションなど企業人として会得すべき事項も含めました.講師は,理論,実践面で活躍中の第一人者にお願いしました.本講座のカリキュラム編成に当たっては,少人数で学習し,合宿・交流することにより,短期間で効果的な成果があげられるように配慮しました.
主 催 高分子学会関東支部
日 時 9月16日(木)〜18日(土)2泊3日
会 場 草津セミナーハウス(群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根737 TEL0279-88-2212)
プログラム
第1日=9月16日
<13:00 〜14:00 >
関東支部長挨拶/オリエンテーション
<14:00 〜17:00 >
  1. 重合反応に成功する鍵(東工大資源研)遠藤 剛
  2. 高分子の構造はどこまでわかるか(群馬大工)甲本忠史
<18:30〜20:30>
講師を囲んでの懇談会(自己紹介を含む)
第2日=9月17日
<8:20〜12:30>
  1. 高分子の物性は何によって決まるか(東理大理)金元哲夫
  2. 研究から開発へ(三菱レイヨン)南 俊輔
  3. 高分子合成,物性,機能をひとまとめにした材料設計(三菱化学)市原祥次
<13:30〜18:00>
  1. 特許・情報の活用(ライオン)鶴田康生
自由討論(参加者間の交流および講師との懇談)
<20:00〜22:00>
質疑応答
第3日=9月18日
<8:30〜11:50>
  1. 上手なプレゼンテーションの仕方(理研)岩田忠久
  2. 高分子産業の将来(旭化成)瀬田重敏
参加要領 1)定員30名(先着順)全員合宿 2)参加費52,500円(聴講費,教材費,宿泊・食費を含む) 3)申込方法 氏名,勤務先,TEL,FAXを明記の上,高分子学会関東支部あてFAXでお送り下さい.受付後に請求書をお送りしますので,あさひ銀行 新富町支店 普通口座 0154116((社)高分子学会 関東支部長 安藤 勲)にお振り込み下さい.
申込先 高分子学会関東支部 新入社員のための高分子基礎講座係 Fax 03-5540-3737

99-2接着と塗装研究会

主題=接着・塗装,高分子膜に関する新材料・新技術
<趣旨>最近,機能性材料の延長線上にあるといわれるインテリジェント材料が話題にあがっており,特に分子構造の設計が容易にできる高分子に関する研究開発が進んでいます.また,従来金属等を対象としていた傾斜機能あるいはパターン化を有する材料についても,高分子分野での研究が拡がっています.
今回は,インテリジェント材料や機能性高分子膜に関する新材料・新技術を中心として,第一線の開発担当者からのホットな情報をお聞きする機会を作りました.
主 催 高分子学会 接着と塗装研究会
日 時 9月17日(金) 10:30〜16:40
会 場 国立教育会館501会議室(東京都千代田区霞が関1-3 TEL 03-3580-7151 交通:地下鉄銀座線虎の門駅下車 5番出口すぐ)
講 演
<10:30〜11:40>
  1. インテリジェント材料の最新動向−接着剤・塗料への応用(ニッタ)笠崎敏明
<13:00〜16:40>
  1. 新規熱硬化性イミド−ビスアリルナジイミド(BANI)塗料・接着剤への応用(丸善石油化学)工藤昌章
  2. 高分子系傾斜機能材料の開発(阪市工研)上利泰幸
  3. 導電性高分子のパターン化方法の開発と応用(愛知工技セ)大西保志
参加要領 1)定員50名 2)参加費(銀行振込) (1)会社5,250円 (2)大学・官公庁3,150円 (3)学生2,000円 (4)接着と塗装研究会メンバー 無料 3)申込方法 申込用紙(694頁)に記入しお申し込み下さい.参加証は発行いたしません.
申込先 高分子学会 99-2接着と塗装研究会係

 

99-3 光反応・電子用材料研究会(第19回)

主題=最新の実装材料とその展望−高分子材料への期待
<趣旨>電子器機の高性能化の進展は目まぐるしく,目覚ましいものがあります.本研究会ではこれらを支える実装技術の展望,実装材料の現状,課題を提供していただきます.これらを通じて,高分子材料の進むべき方向が見えてくるものと期待されます.
主 催 高分子学会 光反応・電子用材料研究会
日 時 9月21日(火) 13:00〜17:00
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-3726-1111)
講 演
  1. 実装技術の今後と高分子材料への期待(明星大情報)大塚寛治
  2. フリップチップ用材料−アンダーフィル材料,応力緩衝材料(日東電工 半導体材料)水谷昌紀
  3. 半導体パッケージ用基板材料 BGA, CSP 基板材料(日立 日立研)永井 晃
  4. ビルドアップ多層配線基板材料−フォトビアとレーザービア(イビデン 電子関連事業)黒岩信宏
  5. 異方導電フィルム−脱鉛接合技術(日立化成 筑波開発研)湯佐正己
参加要領 1)定員60名 2)参加費(銀行振込) (1)会社3,150円 (2)大学・官公庁2,100円 (3)学生1,050円 (4)光反応・電子用材料研究会メンバー 無料 3)申込方法 申込用紙(550頁)に記入しお申し込み下さい.参加証は順次ご送付します.
申込先 高分子学会 99-3光反応・電子用材料研究会係

第19回関西支部地区講演会[滋賀]

<趣旨>高分子学会関西支部では,高分子学会の活動を知っていただくために地域の文化活動や産業形態に合わせてトピックスを選定して地区講演会を開催しております.本年度は,一昨年に引き続き,滋賀地区で講演会を開催いたします.この機会を通じて各地区の研究者・技術者の方々の交流を図るとともに,地区における学会活動を活性化していきたいと考えております.
今回は,「滋賀環境ビジネスメッセ」の開催に合わせて,環境に関連した高分子をテーマとして取り上げてみました.地球環境を守りながら生産活動を行う循環型社会の実現に対する高分子科学・工学の取り組みと問題点を種々の観点から探り,その現状と将来の動向について考えてみたいと思います.「滋賀環境ビジネスメッセ」実行委員会の協賛を賜わり,著名な3人の研究者をお招きして講演していただいた後,滋賀地区の研究者との交流会をもちたいと思いますので,多数のご参加をお願いいたします.
主 催 高分子学会関西支部
協 賛 滋賀県環境ビジネスメッセ実行委員会
日 時 9月21日(火) 13:20〜17:00
会 場 長浜ドーム 宿泊研修館(滋賀県長浜市田村町1411-1 TEL 0749-64-2880 交通:JR「田村」駅(北陸線)下車,徒歩5分.「滋賀環境ビジネスメッセ」開催期間中はJR「米原」駅から会場まで30分ごとにシャトルバスが運行されます)
プログラム
<13:30〜16:50>
  1. グリーンプラ(生分解性ポリマー)の現状と将来(京工繊大繊維)木村良晴
  2. プラスチックリサイクルの動向(プラスチック処理促進協会)勝亦 毅
  3. ダイオキシン類をめぐる最近の話題と問題点(摂南大)宮田秀明
<17:00〜18:00> 懇親会
参加要領 1)参加費無料 2)懇親会費3,000円(希望者のみ当日徴収) 3)申込方法 氏名,勤務先,連絡先,懇親会参加希望の有無を明記の上お申し込み下さい.
申込先 [536-8553]大阪市城東区森之宮1-6-50 大阪市立工業研究所内 高分子学会関西支部 早川亜津子 TEL/Fax 06-6969-4428
 e-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp

99-3ポリマーフロンティア21

主題=高分子と環境のかかわり最前線

<趣旨>内分泌撹乱物質(環境ホルモン)問題,土壌,地下水の汚染,ゴミの処理などが大きくクローズアップされる中で環境問題への取り組みは,企業にとってますます重要性が増しています.環境汚染物質の検出や処理においてバイオ技術の適用は必須です.また,LCAを考慮した新しいリサイクル技術の開発は,高分子産業における有望分野です.ここでは,高分子とバイオ環境技術のかかわりから,現在の環境汚染物質の最前線について各界の第一人者にご講演いただきます.
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 化学工学会 強化プラスチック協会 繊維学会 日本化学会 日本ゴム協会 日本合成樹脂技術協会 プラスチック成形加工学会 日本材料学会 有機合成化学協会
日 時 9月28日(火) 10:00〜17:00
会 場 国立教育会館601大会議室(東京都千代田区霞ヶ関1-3 TEL 03-3580-7151 交通:地下鉄銀座線 虎ノ門駅下車 5番出口すぐ)
プログラム
<環境ホルモンとバイオエコセンシング>
<10:00〜11:40>
  1. 内分泌撹乱物質(環境ホルモン)の生態系への影響(横浜市大理)井口泰泉
  2. 環境ホルモンの最前線(島津製作所)橘和丘陽
<12:40〜13:30>
  1. バイオエコセンシングの国内外の動向(融合領域研)三宅 淳
<バイオメディエーションとリサイクル>
<13:30〜17:00>
  1. バイオメディエーションによる汚染土壌,汚染地下水処理(荏原総研)北川政美
  2. 深海微生物の探索(海洋科学技術セ)井上 明
  3. グリーンプラスチックス−ポリ乳酸の可能性を求めて(ユニチカ)望月政嗣
  4. 紙と印刷とリサイクル(東芝)佐野健二
参加要領 1)定員100名 2)参加費会員(含協賛学協会員) (1)会社21,000円 (2)大学・官公庁10,500円 (3)学生,ゴールド・シルバー会員3,150円 3)申込方法 申込用紙(694頁)に記入しお申し込み下さい.参加証は順次発行いたします.
申込先 高分子学会 99-3ポリマーフロンティア21係

99-2土木建築材料研究会(見学会)

山梨リニアモーターカー実験線の見学
主 催 高分子学会 土木建築材料研究会
日 時 9月28日(火)(走行試験の日程によっては,30日(木)になります)
見学先 山梨実験センター(都留市 TEL 0554-45-8151 交通:JR中央線大月駅下車タクシー2,000円程度,または富士急行線田野倉駅下車 徒歩20〜30分)
日 程 13:00センター集合→説明ビデオの視聴(約15分)→リニアモーターカー実験線の走行試験をセンター屋上より見学→センター内施設見学→16:00解散
(当センター内では食事を摂ることができません.ご注意下さい.)
参加要領 1)定員30名 2)参加費 無料(但し参加者は土木建築材料研究会メンバーに限ります.本研究会に入会をご希望の方は,申込書にその旨をご記入下さい.3)申込方法 申込用紙(765頁)に記入しお申し込み下さい.28,30日参加の可否を必ずご記入下さい.参加証と会場地図を送付いたします.4)申込締切 9月21日(火)
申込先 高分子学会 99-2土木建築材料研究会係