A~C会場 |
A会場 |
B会場 |
C会場 |
分科会 |
高分子合成の基礎から新展開まで |
繊維の新たなる挑戦 |
高分子の劣化現象の解析 |
8:45~9:45 |
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A-1)制御・リビングラジカル重合の基礎と新展開 |
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(京大化研)山子 茂 |
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制御・リビングラジカル重合は機能性高分子材料を創製するための鍵技術として、益々重要性を増している。本講演では、その基礎科学から最近のトピックスまでを紹介する。 |
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B-1)ポリエステル繊維高強度化への指針 |
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(東工大院理工)鞠谷 雄士 |
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溶融紡糸により製造するポリエステル繊維の高強度化に関する指針につき、紡糸過程の制御により、延伸・熱処理後に高強度化する潜在力を有する未延伸繊維を製造するという観点から概説する。 |
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C-1)高分子の劣化と安定化 |
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(ADEKA)春名 徹 |
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高分子は成型加工時の高温や機械的せん断力、使用時の熱や紫外線等の影響で自動酸化と呼ばれる連鎖反応が起き、劣化してしまう。その劣化現象に対し、種々の高分子用安定剤が開発され殆どの高分子材料に少量配合され実用化されている。本稿では劣化反応に応じた安定剤の作用効果、種類について解説する。 |
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9:55~10:55 |
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A-2)不斉液晶反応場でのヘリカル共役系高分子の合成とらせん制御 |
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(京大院工)赤木 和夫 |
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キラルネマチック液晶を不斉反応場とするヘリカル共役系高分子の合成と、そのらせん構造とスパイラル形態の制御について述べ、次に形態保持炭素化法によるヘリカルグラファイトの調製と性質について概説する。 |
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B-2)電子線照射技術を用いる繊維・高分子材料の高機能化
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(福井大院工)堀 照夫 |
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電子線照射により高分子には多かれ少なかれラジカルが生ずる。これを利用することで、高分子を架橋したり、反応性モノマーをグラフト重合させることができる。本講演では、この基礎原理から実用化までを紹介する。 |
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C-2)各種分析試験装置を用いた紫外線による樹脂の劣化評価
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(島津製作所)土渕 毅 |
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樹脂は加熱や有機溶剤などとともに紫外線によっても劣化することがあります。今回は、太陽電池の封止材として用いられるEVAフィルムなどを対象とし、紫外線照射による影響についてFTIRやGC/MS、試験機等を用いて分析、評価した結果について紹介します。 |
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11:05~12:05 |
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A-3)置換ポリアセチレンの合成と特性:最近の進歩 |
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(福井工大工)増田 俊夫 |
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置換アセチレンは種々の遷移金属触媒により重合する。最近では、リビング重合やブロックコポリマーなどの精密合成も盛んに行われている。生成ポリマーの共役構造に基づく種々の機能の開発も進展が著しい。それらの研究の最近の展開について紹介する。 |
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B-3)ポリマーナノファイバーの構造と物性 |
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(京工繊大院工芸)小滝 雅也 |
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本講演では、ナノファイバーの研究・開発に関する世界の動向、エレクトロニクスピニング法によるナノファイバーのモルフォロジー制御技術、構造制御技術、および物性/機能性に関する研究成果を紹介する。 |
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C-3)高分子の劣化現象の解析 |
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(中部大総工研)武田 邦彦 |
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高分子は短期間に劣化し、その劣化は不可逆的である場合が多い。しかし人間および生物全体の中では高分子材料が全材料の75%を占める。石油の枯渇が予想される時、高分子材料の社会的意義を劣化現象を中心に考える。 |
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分科会 |
バイオマテリアルの基礎と新展開 |
可逆性ゲルの応用展開 |
高分子構造解析の最新技術の基礎と応用 |
13:30~14:30 |
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A-4)動的構造によるバイオマテリアル機能設計
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(東医歯大生材研)由井 伸彦 |
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超分子の非共有結合に基づいた動的特性(運動性や可動性)を活かして生体成分との相互作用を制御できるバイオマテリアル表面について、その設計から細胞応答までを最近の成果をもとに紹介する。 |
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B-4)超分子ポリマーゲル -分子デザインで構築するソフト材料- |
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(名大院工)野呂 篤史 |
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分子レベルにおいて溶融超分子ポリマーネットワークを有する超分子ポリマーゲルの分子デザイン、RAFT重合法による成分ポリマーの合成、小角X線散乱測定によるナノ構造評価、温度に対する動的粘弾性測定の結果を紹介する。 |
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C-4)走査型プローブ顕微鏡を用いた導電性高分子の構造制御
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(阪大院理)高城 大輔 |
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導電性高分子は単分子デバイスの配線材料として期待されているが、実用化にむけて、その表面吸着構造および方位の制御が不可欠となる。本講演では、走査型プローブ顕微鏡の探針を用いた、これらの制御法を紹介する。 |
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14:40~15:40 |
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A-5)高分子材料の機能と水和構造の相関
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(富山大院理工)北野 博巳 |
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高分子近傍の水の構造をラマンや赤外さらには和周波発生法などの振動分光法により調べた。水の水素結合ネットワーク構造と、当該材料の生体適合性等の機能との相関について概説する。 |
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B-5)磁性ソフトマテリアルの可変粘弾性
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(山形大院理工)三俣 哲 |
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磁性ソフトマテリアルは磁性微粒子を含む高分子ゲルやエラストマーで、磁場を印加すると弾性率が劇的に、かつ可逆的に変化する。弾性率変化に及ぼす因子、メカニズム、可変粘弾性材料の応用について説明する。 |
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C-5)固体NMRによるポリマー材料の物性評価とポリマー開発への応用 |
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(三井化学分析センター)関根 素馨 |
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固体NMRはポリマーの構造のみでなく分子運動性の情報が得られる。他の手法では評価が難しい非晶に関する解析も可能である。ポリマー開発にあたり、高次構造と分子鎖の運動、配向性などについて紹介する。 |
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ポスター・展示・Q&A・
情報交換コーナー |
参加者がもつ日常の業務での様々な疑問や問題点、技術に関する基礎的な疑問などについて、講演者の方々の専門家としてのお立場から参加者との情報交換、意見交換をはかる場として、今回本コーナーを設けました。ぜひこの機会をご活用ください。 |
16:00~18:00 |
懇親会 |
参加者・講師交流会 |
18:30~20:30 |