高分子　Vol.67　No.4　2018年4月

高分子　Vol.67　No.4

特集　表面・界面の構造がキワ立つ高分子

異文化や異人種が交流するところ、際（キワ）では面白いことが起こります。キワをとおした融合が人類の発展をもたらしてきたといっても過言ではありません。本号では高分子がもたらすキワ、表面・界面にスポットを当てます。古くは接着・塗装から電荷やイオンの輸送をともなうセンサなどの実用的な問題、ぬれ・摩擦の学問的課題に密接に関係します。ナノメートルスケールでの分子設計や評価手段の進展にともない、高分子からなる表面・界面も実に多種多様な顔を示すことができるようになっています。ナノ構造制御技術がもたらす表面・界面設計により“際立つ”高分子に関する研究の最前線を紹介します。

三ツ石・魚津・畝山・児島

Digest for English Readers

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Hot Topics

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素描

時代はバルクから界面へ、そして共生へ

山下　一郎

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展望

界面での分子の振る舞い－配向と流れ	関　隆広	175
ポリマーブラシによる固体表面のぬれ性制御と大面積化	佐藤　知哉・浦田　千尋・穂積　篤	179
ナノスペースを利用したCO₂分離	川上　浩良	183

Polyman 画

187

トピックス

キトサンを用いて微細なリンクル表面を作る新戦略	井澤　浩則・斎本　博之	188
生体分子と電気化学センサーをつなぐポリマー界面設計	加治佐　平	190
ポリマーが織り成すニューラルネットワーク	赤井　恵	192