高分子 Vol.58 No.3 2009年1月
高分子 Vol.58 No.3
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特集 細胞内で機能する高分子 〜ポリマーによるバイオロジーへの挑戦〜
細胞現象は,細胞内という微小なスペースにおいて核酸やタンパク質,糖鎖分子などの多様な生体高分子や各種の小分子,イオンなどが相互作用することによって維持されている。このような細胞内の分子に作用して細胞現象を制御したり,あるいは細胞内の特定の環境において機能発現する高分子は,細胞現象の解明に寄与するだけでなく,バイオテクノロジーや医療などの分野において有用な新しい機能材料の創成につながるものと期待される。本特集では,細胞内で機能する高分子研究の現状とその将来の可能性について展望する。
河野・秋吉・川上
素描
細胞内ナノワールドの時空間制御を目指して 赤池敏宏
113

ホットトピックス
116

グローイングポリマー
経験は財産なり 増尾貞弘
120

展望
ウイルス由来粒子による細胞の機能制御 中西真人
121
生体情報を解析する蛍光発光タンパク質プローブ 貝原麻美
125
細胞機能制御高分子と再生医療 伊藤嘉浩・北嶋 隆・阿部 洋
129
細胞内ターゲティングの必要性とその試み 柿本真司・長崎 健
133

ポリワーズ
137

トピックス
細胞認識と遺伝子放出を同調させる高分子 朝山章一郎
138
細胞内侵入性RNA 結合タンパク質によるRNA デリバリー 大槻高史
140
核酸の細胞内センシング 山東信介
142
細胞内アポトーシスを可視化するナノ粒子 大石 基
144

高分子科学最近の進歩
水溶液中における両親媒性高分子 橋爪章仁・佐藤尚弘
146

先輩からのメッセージ − 仕事 しごと 私事 しごと
最悪のことにも良い側面がある 美宅成樹
151
JAPAN-USA Seminar on Polymer Synthesis に参加して思ったこと 野崎京子
152

学会からのお知らせ
99
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