| 高分子 Vol.60 No.4 |
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特集 高分子ダイナミックス研究の現状と将来 |
| 基礎科学分野としての高分子物理学は，高分子物質の構造研究とダイナミックス研究に大別され，それぞれが相補的な役割を果たしながら，高分子物質ならではの優れた（あるいは奇妙な）特性（物性）や機能の発現機構の理解を目指して地道な努力を展開している。この特集では，巨大分子であるがゆえに幅広い時間域と空間距離に及ぶ高分子物質の分子運動に関する研究分野「高分子ダイナミックス研究」に焦点を当て，これまで培われてきた解析手法の集大成である現状を，それぞれの分野で活躍されている研究者にトピックスを交えながら解説していただく。さらに，SPring-8で発生するコヒーレントなX線や，完成が待たれるJ-PARCの強力パルス中性子源などを用いた新しい手法による，高分子ダイナミックス研究の将来について展望する。 四方・木全・櫻井・田中（敬） |
| Hot Topics |
171
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| 素描 |
| 展望−高分子ダイナミックス研究の現状と将来 | 牛木 秀治 | 173 |
| 展望 |
| 誘電測定で見る高分子薄膜のガラス転移と非平衡緩和 | 深尾 浩次 | 174
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| X 線光子相関分光法を用いたダイナミックスの研究 | 篠原 佑也 | 178
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| NMR を使った多糖溶液のダイナミックス研究 | 松川 真吾 | 182
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| 会合高分子ダイナミックスの理論・シミュレーション | 古賀 毅・田中 文彦 | 186
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| ポリワーズ |
190
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| トピックス |
| レオロジー測定による高分子間会合体の検出 | 浦川 理 | 191
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| 中性子スピンエコー法を用いたソフトマターのダイナミックス研究 | 遠藤 仁 | 193
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| 中性子非弾性散乱による生体高分子ダイナミックスの研究 | 中川 洋・片岡 幹雄 | 195
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| ESR スピンラベル法による高分子ダイナミックスの研究 | 三輪 洋平・山本 勝宏 | 197
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| からみあった高分子のレオロジーの分子理論 | 畝山 多加志 | 199
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| グローイングポリマー |
| 秘めた山師の気持ちを抱きつつ | 中村 健二 | 201 |
| 生命現象の理解から新たな高分子の創造へ | 松野 寿生 | 202 |
| 先輩からのメッセージ − |
| 人類の進化と男女共同参画 | 高木 誠 | 203
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| 高分子科学最近の進歩 |
| スーパー制限酵素を用いた遺伝子改変 | 須磨岡 淳・鴫 成実・小宮山 眞 | 204
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| 世界化学年2011 | 209 |
| 学会からのお知らせ | 210 |
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