高分子 Vol.60 No.11
>> Chinese >> English >> Japanese >> Korean
特集 生物物理と高分子科学の接点
高分子の分子特性解析に使われている手法の多くは,生物物理でもきわめて有効である。しかし,その対象物質の特異性から,独自の進歩や展開がみられる。なかには,超遠心のように高分子科学の分野ではあまり使われなくなった手法が,タンパク質の分野では新しい役割を担いつつある測定手法もある。このような測定手法がそれぞれの分野で果たしている役割と,最近の進歩を概観することで,高分子の特性解析,とくに生体高分子の特性解析とこれからの研究の方向性を探ることができると考える。
櫻井・秋吉・田中(敬)・田中(直)
Hot Topics
795

素描
“接点”に想う 高木 俊夫
796

Polyman 画
797

展望
X 線溶液散乱と分子動力学シミュレーションでみるタンパク質の揺らぎ 佐藤 衛
798
一分子蛍光観察法を用いたタンパク質フォールディングの解明 小井川 浩之・鎌形 清人・高橋 聡
801
リン脂質膜を中性子で見る 瀬戸 秀紀
804
高分子科学と生物物理の計算科学的融合 浦上 直人・山本 隆
807
超遠心分析によるタンパク質の性状および相互作用解析 有坂 文雄
810
電子顕微鏡による生体物質の三次元イメージング 永山 國昭
813
Combining Sample Fractionation with MALS to Measure Mass and Size Distributions Philip J. WYATT
816

高分子科学最近の進歩
刺激に応答する革新的スマートゲル 宮田 隆志
821

学会からのお知らせ
826
ページトップへ▲