高分子 Vol.64 No.6
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特集 高分子のハカイを考え直してみませんか?
近年、高分子材料の高機能化が益々進んでおり、その機能も適用範囲も広がる一方である。益々もって魅力的な高分子材料であるが、ふと立ち返ってみると、それら高分子材料の高機能化も、十分な力学的な強さや耐久性を備えてこそ成り立つものだろう。高分子材料の破壊に関する研究は、20世紀中頃から終わりにかけて盛んに行われてきたが、残念なことに最近はあまり主たる研究対象とはなっていないように見える。しかしながら、近年、環動ポリマー、ダブルネットワークゲルなど新しい切り口で破壊を議論する研究も報告され、新しい進展も見せている。そこで本特集では、最近の研究事例も交えて、高分子材料の破壊を見直してみたい。
角田・酒井・宍戸・古川
Digest for English Readers
336

Hot Topics
339

素描
Griffithは「破壊の父」 成澤 郁夫
340

展望
プラスチックの破壊 栗山 卓
341
ゴム破壊における弾性-粘性転移現象 深堀 美英
344
ゲルらしい壊れ方とは何か 田中 良巳・松田 昂大
347
粘着・剥離の動力学 山口哲生
350

Polyman 画
353

トピックス
可逆架橋による高分子ゲルの高強度化 眞弓 皓一・成田 哲治・Costantino CRETON
354
高圧水素シール用ゴム・エラストマー材料 西村 伸
356

グローイングポリマー
『オリジナリティー』への挑戦 井澤 浩則
358

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
ただいま子育て奮闘中 高橋 剛
359

高分子科学最近の進歩
高分子電解質ブラシとイオン種特異性 松岡 秀樹
360

私の本棚から 臼杵 有光 / 瀧 健太郎
366

PolySCHOLA:つくる3限目
高強度ゲルをつくる 中島 祐
367
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