高分子 Vol.64 No.11
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特集 ひねりの効いた分子機能
生体高分子やらせん高分子、分子集合体に見られるように「ひねり」や「ねじれ」の導入はキラリティや官能基・機能団の規則的配列を生み出し、情報伝達、反応、認識、分離など多くの機能の発現に結びついている。最近では、立体規則性が生み出す物性、機能だけではなく、主鎖がひねられた共役ポリマー、オリゴマーのようにその構造が与える電子的な摂動にも興味が集まっている。本特集では改めて「ねじれ」の入ったらせんや不斉構造に着目し、そのひとひねり入った構造と生み出される機能について、最新の研究と展望について紹介する。
竹内・大内・木田・田井
Digest for English Readers
698

Hot Topics
701

素描
ひねりを効かせてねじる 八島 栄次
702

展望
超階層構造制御されたらせん共役ポリマー 赤木和夫
703
つる巻き重合による多糖超分子の合成とらせん機能の発現 門川淳一
706
筒状炭素性分子(あるいはカーボンナノチューブ分子)の「ひねった」構造 松野 太輔・磯部 寛之
709

Polyman 画
712

トピックス
π共役平面をひねって一回転させる 廣戸 聡・忍久保 洋
713
面性不斉分子が創る光学活性π電子系 森崎 泰弘
715
柔軟な高分子主鎖の構造変化を活用した超分子アロステリックシグナル増幅センシング 福原 学
717

グローイングポリマー
研究の境界領域 春藤 淳臣
719

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
理学部一年生男子と理学博士の母 野村 淳子
720

高分子科学最近の進歩
液晶のトポロジカル欠陥と高分子の相互作用 菊池裕嗣・樋口博紀・奥村泰志・東口顕士
721

私の本棚から 鶴田 禎二 / 野呂 篤史
727

支部レポート
第61回高分子研究発表会(神戸)から 松川 公洋
728
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