高分子 Vol.65 No.4 |
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特集 広がる膜分離の世界 |
単純に膜を通すだけで、物質を分け、精製できるようになってきた。分離技術は現代工業を支える要である。結晶を作ったり、蒸留したりと、さまざまな分離技術が開発されてきたが、いずれも煩雑で、エネルギーが必要なものばかりであった。高分子の膜孔のサイズを制御し、高分子の分子親和性を利用することで、生活、医療、工業に有用な物質の分離精製を可能にする高機能な分離膜が開発されるようになってきた。次世代の省エネルギー、環境技術に欠かせないとされる分離膜技術の最先端を取り上げてみたい。
三浦・魚津・木田・吉本 |
Digest for English Readers |
158
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Hot Topics |
161
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素描 |
分離工学のすすめ、膜分離のすすめ | 都留稔了 | 162
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展望 |
正浸透膜プロセスを用いた革新的水処理技術 | 松山 秀人・安川 政宏 | 163
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Bio-Inspired膜 | 馬越 大 | 166 |
気体分離膜の進む道 | 永井 一清 | 169 |
Polyman 画 | 172 |
トピックス |
低造水コスト海水淡水化技術の開発 | 黒川 秀昭 | 173 |
アクアポリンの1/f ゆらぎと水分子透過 | 山本 詠士・泰岡 顕治 | 175 |
CO2分離膜と二酸化炭素回収貯蔵技術 | 谷口 育雄 | 177 |
グローイングポリマー |
直感を信じて | 神谷 由紀子 | 179
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先輩からのメッセージ - |
育児と育自のむずかしさ | 原田 美由紀 | 180
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高分子科学最近の進歩 |
分離膜におけるファウリングの可視化 | 丸山 達生 | 181
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私の本棚から | 遠田 淳 / 小柳津 研一 | 185 |
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