高分子 Vol.65 No.6
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特集 痛くない高分子:その優しさはどこから?
イタイ! 体が嫌がっている証である。人工臓器や血管など体に埋包する人工物の表面や、生理活性物質やイメージング剤を患部に届けるデリバリーシステムの表面は、身体が嫌がらないように優しい高分子で覆う。ポリエチレングリコール、ポリオキサゾリン、ポリサルコシンといった非イオン性の親水性高分子や、反対電荷をもったベタインなどいくつかの合成高分子がそんな優しい高分子として知られ、実際に体内で使われている。身体に優しい高分子とは何なのか? そこに共通する性質はあるのか? またそれはなぜ? 今回、生体親和性高分子の科学から、その優しさのわけを探りたい。
長田・樫田・酒井・松葉・遊佐
Digest for English Readers
284

Hot Topics
287

素描
界面の水と材料の「優しさ」 北野 博巳
288

展望
MPCポリマー表面での生体親和性発現機序 石原 一彦
289
水中におけるPEGのコンフォメーション 川口 正剛
292

Polyman 画
295

トピックス
ポリサルコシン系高分子ミセルのTheranosticsへの応用 小関 英一
296
Poly(2-Isoproply-2-Oxazoline)水溶液の相分離 勝本 之晶
298
ドラッグデリバリーシステム市場に特化したPEG 誘導体について 山本 裕二
300

グローイングポリマー
デザイナー 寺島 崇矢
302

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
逞しく活躍する人を目指して 安藤 勲
303

高分子科学最近の進歩
膜融合と膜切断により形状を動的に変換する分子集合体 木村 俊作
304

私の本棚から 真崎 仁詩 / 宮元 展義
310

PolySCHOLA:形にする1 限目
プラスチックで精密部品をつくる:精密成形加工 伊藤 浩志
311
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