高分子 Vol.67 No.10
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特集 感性に訴える高分子
高分子は、軽い、さびない、柔らかい・硬い、薬品に強い、長持ちする、大量生産可能、などさまざまな特長を有する一方で、プラスチックの成形体や繊維は、どこか「安っぽい」という印象がつきまとう。たとえば自動車内装材では、製品としての高級感や本物感を醸し出すため、単なる加飾ではなく、手触り、質感、風合い、香、ひんやり感、などを付与したものづくりが行われている。ほかにも、食品の食感、化粧品の塗り心地など、消費者が求める感覚を実現するため、高分子が活用されることも多い。本特集では、高分子素材が五感を通じて訴求する感性の価値を高める方法、定量化し評価する手法、製品開発事例、などを紹介したい。
川島・畝山・寺尾・中村

Digest for English Readers
574

Hot Topics
577

素描
感性の数量化? 西成 勝好
578

展望
レオロジーと感覚 増渕 雄一
579
着心地の客観評価 井上 真理
582
3Dプリンタ技術を利用した触感研究の動向 仲谷 正史・田中 浩也
585

Polyman 画
588

トピックス
口紅のうるおい感触を付与する法線応力ポリマー 田村 英子
589
人を科学した高触感自動車内装の開発 橘 学
591
食品の食感とおいしさ 中村 卓
593

グローイングポリマー
傭兵研究者の心得 与那嶺 雄介
595

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
一期一会 宮田 真理
596

高分子科学最近の進歩
高分子液晶研究の新展開~配向制御と応用~ 氏家 誠司・吉見 剛司・那谷 雅則
597

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