高分子 Vol.69 No.2
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特集 くっつける技とはがす技
紀元前数千年の天然アスファルトによる煉瓦の接着により、人類は「モノをくっつける」という概念を得た。その後、合成高分子の利用により、接着技術は飛躍的な進歩を遂げ、現在では接着技術を利用していない分野はないと言っても過言ではない。接着材料は製品の主要な機能を担う材料ではないものの、小型・軽量化やマルチマテリアル化において重要な役割を果たしている。近年、接着後に剥がす機能にも注目が集まっている。本特集では、高分子材料および接着界面の精密設計、さらにそれらを実現する合成、表面処理技術などを駆使することで達成し得る接着・粘着技術の最前線を紹介したい。
佐藤(絵)・魚津・白坂・永野

Digest for English Readers
48

Hot Topics
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POLYMER JOURNAL: The Cover / Selected Papers(October - December 2019)

素描
From Bolt to Bond 西野 孝
52

展望
オンデマンド型接着接合:異種材料接合と易解体性接着の融合に向けて 松本 章一
53
異種材料接着・接合のための微細表面構造化 安田 清和
57

Polyman 画
60

トピックス
プラズマ処理を用いるフッ素樹脂の接着 大久保 雄司
61
タッキファイヤの表面偏析を利用した高耐熱アクリル系粘着剤の開発 中村 賢一
63
クール-オフおよびウォーム-オフ機能をもつ易剥離性粘着剤 村上 裕人
65
アゾベンゼン高分子系固液相転移材料の合成と可逆接着剤への応用 秋山 陽久
67

グローイングポリマー
まだ見ぬ新しい高分子合成反応を目指して 神林 直哉
69

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
自分を見つめながら、それでもあきらめずに 萬代 恭子
70

高分子科学最近の進歩
セルロースナノファイバーの構造・物性および材料への展開状況 上谷 幸治郎・古賀 大尚・能木 雅也
71

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