高分子 Vol.70 No.7 |
>> English |
特集 生物を模倣する高分子 |
生物は、生き残り子孫を残すため、非常に長い時間をかけて、化学と物理学の法則に従い高効率化、省エネルギー化を可能にする精密な「かたち」や巧妙な「しくみ」を構築してきた。このような生物が有する形態・構造とそれらが生み出す機能、および生物が編み出したプロセスに倣い、モノ・コトづくりを行うことを「バイオミメティクス」という。バイオミメティクスに基づき、持続可能な地球環境の維持を実現するうえで、ソフト材料である高分子が果たす役割は非常に重要である。高分子科学が可能にするバイオミメティクスについて、工学分野で注目を集めている最新の研究について紹介したい。 藤井・早野・秋山・真下・松野 |
Digest for English Readers |
348
|
Hot Topics |
352
|
POLYMER JOURNAL: The Cover / Selected Papers (January - March 2021) |
素描 |
バイオミメティクスからエコミメティクスへ ~アントロポセンを生き延びる循環型社会のパラダイム~ |
|
353
|
展望 |
Biomimetics in Germany-Research Embedded in Network and Standardization | Iwiza TESARI, Rainer ERB, and Claus MATTHECK | 354
|
クモ糸の階層構造を模倣した人工シルクの創出に向けて | 沼田 圭司 | 358
|
バイオミメティクス・インフォマティクスを支える観察技術 NanoSuit法による生きたままの生物表面解析 | 針山 孝彦 | 361
|
Polyman 画 | 364 |
トピックス |
ウバウオの吸盤に学ぶ接着材料 | 平井 悠司・辻岡 一眞 | 365
|
生物原理を用いる新ナノ炭素の気相表面合成 | 信末 俊平・中江 隆博・坂口 浩司 | 367
|
ハリセンボンに倣う超撥水材料 | 内藤 昌信 | 369
|
グローイングポリマー |
アルキル基から学んだこと | 井上 悟 | 371
|
先輩からのメッセージ - |
自分らしく | 吉江 尚子 | 372
|
高分子科学最近の進歩 |
非環式N-ビニルアミドの最近の動向 | 網代 広治・吉田 裕安材 | 373
|
ラボのお宝紹介 |
フィルム君 | 稲田 禎一 | 378
|
ポリマーセレクト |
ゴム系複合材料の研究と今後の期待 | 西 敏夫 | 387
(PDF) |
ページトップへ▲ |
Copyright(C) 2021 The Society of Polymer Science, Japan All Rights Reserved. |