高分子 Vol.72 No.2
特集 放射光を用いた構造と機能の新しい見方
高分子材料の物性や機能を設計するためには、その構造を正確に捉え評価することが重要になります。近年、放射光を用いた分析技術の進歩にともない、高分子材料はナノからマクロレベルに至る高次構造を正確に把握できることが可能になってきました。さらに2023年より運用が開始される次世代放射光(NanoTerasu)では、光源に高輝度軟X線を用いることで、元素の識別や化学結合状態を捉えることが可能になります。材料や生体の内部を可視化でき、機能を評価できる強力な分析ツールとして期待されています。本特集では放射光を用いた解析技術にフォーカスし、最新の研究動向を紹介します。
岡本・浅田・仁科・宮元

Digest for English Readers
48

Hot Topics
50
Awards for Encouragement of Research in Polymer Science; The Society of Polymer Science, Japan 2021

素描
放射光の有用性は私達の想像力によってのみ制限される 高田 昌樹
51

展望
軟X線顕微分光 山根 宏之
52
実材料の4DX線CT観察 矢代 航
55
テンダー・軟X線領域の小角散乱・反射率測定の進捗 山本 勝宏
58

Polyman 画
61

トピックス
X線光子相関分光法で捉える硬化過程のダイナミクス 山本 渥史・岡本 泰志・星野 大樹
62
小径放射光ビームを用いたゴムの解析事例 丸山 隆之
64

グローイングポリマー
予想外の研究キャリア 鈴木 祥仁
66

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
ワークライフインテグレーションの時代へ 竹下 卓志
67

高分子科学最近の進歩
PoLyInfoと機械学習 石井 真史
68

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