本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2021年6月主催行事


21-2ポリマーフロンティア21

主題=水素を操る高分子材料

<趣旨> 世界的なエネルギー問題の解決や地球環境の保全対策の中で、水素社会の実現に向けた取り組みが改めて見直されています。温室効果ガスを排出しない水素エネルギーは、次世代自動車や発電システムなどに革新をもたらすことが期待されており、学術的にも変幻自在な水素を操る学問領域の構築が始まっています。本講演会では、水素貯蔵、ヒドリド伝導体、エネルギーデバイス、タンパク質による水素合成などをキーワードとして、水素を操る高分子材料に関する最新動向を、企業やアカデミアの研究者から紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会、応用物理学会、電気化学会、水素エネルギー協会
日 時 6月7日(月)10:20~16:10
会 場

オンライン開催

プログラム
<10:20~11:10>
1. 水素貯蔵高分子の設計と水素キャリヤ材料としての展開
(早大)小柳津研一
水素の可逆的貯蔵を担う有機分子の性質として酸化還元活性に着目し、電解水素化により室温付近で動作する新しい水素キャリヤ分子を見いだした。これを高分子に拡張した樹脂型の水素キャリヤを用いて、安定性、安全性、利便性をもった新しい機能材料として展開している。
<11:10~12:00>
2.H導電体の物質開拓
(分子科学研究所)小林玄器
近年、水素のアニオンであるヒドリド(H)が固体内を負の電荷を保ったままイオン導電できることが明らかになり、H導電体を対象にした物質開発が固体イオニクスと電気化学の新たな研究対象となった。本講演では、H導電体の物質開拓の現状と今後の展望、および、電気化学デバイスへの応用可能性について紹介する。
<13:20~14:10>
3. フッ素系高分子電解質の開発 ~高性能・高効率なPEFCを目指して~
(AGC)平居丈嗣
プロトン伝導性と耐久性を高度に両立するフッ素系高分子電解質は、固体高分子形燃料電池(PEFC)のキーマテリアルとして注目されている。本講座では次世代PEFCに求められる電解質膜やアイオノマーの高性能化に向けた取り組みを紹介する。
<14:10~15:00>
4. 再生可能エネルギーと水素による地域創生
(谷グリーンエネルギー研究所)谷 義勝
低炭素からさらに脱炭素社会へのエネルギー転換が進行する環境下、水素と再生可能エネルギーの普及に関し、演題の活動を通して市場動向と課題などについて紹介する。
<15:20~16:10>
5. ヒドロゲナーゼによる水素合成・分解についての構造化学
(兵庫県立大)樋口芳樹
ヒドロゲナーゼは、微生物に見られるタンパク質で、水素の酸化還元反応を可逆的に触媒する金属酵素である。本講演では、ヒドロゲナーゼの構造-機能の相関や酸素耐性機構、および、酵素機能の分子進化について紹介する。
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 22,000円 ②大学・官公庁 11,000円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 3,300円 年会費制会員 の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社 17,600円 b)大学・官公庁 8,800円 ※詳細はhttps://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。 3)申込締切 5月31日(月)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は6月末日までにご送金ください。
連絡先 高分子学会 21-2ポリマーフロンティア21係


第55回高分子の基礎と応用講座

主題=わかりやすい高分子入門

<趣旨> プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子はわれわれの身の回りのいろいろなところで使われ、人間生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。
 「わかりやすい高分子入門」はこのような高分子材料の性能、機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。
 今回はオンライン開催(リアルタイム配信)となります。初歩的な質問も気軽にできる質問回答タイムを設けましたので、ご活用ください。
主 催 高分子学会関西支部
協 賛 近畿化学協会、日本化学会近畿支部
日 時 6月10日(木),11日(金)9:10~
会 場

オンライン開催(リアルタイム配信)

プログラム
講演 第1日目=6月10日(木)
<9:10~11:40>
1) 高分子とはなにか
(阪府大院工)松本章一
2) 高分子合成と反応(1)-高分子の生成反応、合成法-
(神戸大院工)南 秀人
<11:40~12:00>質問回答会
(松本先生、南先生)
<12:00~13:00>休憩
<13:00~16:50>
3) 高分子合成と反応(2)-各重合法の特徴、高分子の構造制御、高分子反応-
(近畿大理工)須藤 篤
4) 高分子の固体構造
(神戸大院工)西野 孝
5) 高分子のレオロジー
(京工繊大材料化学)浦山健治
<16:50~17:20>質問回答会
(須藤先生、西野先生、浦山先生)
講演 第2日目=6月11日(金)
<9:10~11:40>
1) 溶液中の高分子鎖の形態と物性
(阪大院理)寺尾 憲
2) 高分子の分析
(名工大院工)大谷 肇
<11:40~12:00>質問回答会
(寺尾先生、大谷先生)
<12:00~13:00>休憩
<13:00~16:50>
3) 表面・界面・接着
(関西大化学生命工)宮田隆志
4) プラスチック-特性と成形加工-
(阪技術研)山田浩二
5) 高分子バイオマテリアルと再生医療
(国立循環器病研究センター研究所)山岡哲二
<16:50~17:20>質問回答会
(宮田先生、山田先生、山岡先生)
参加要領 1)定員 100名(うち、学生定員20名。定員になり次第締め切ります。) 2)参加費(オンライン開催特別価格) 対面式の前回の本講座より値下げしています。①会員(含法人会員、協賛学協会員) 25,000円 ②大学・官公庁 8,000円 ③学生 3,000円 ④非会員 40,000円 3)申込方法 氏名、所属、連絡先、送金予定日を明記のうえ、支部ホームページより、またはE-mailにてお申し込みください。*振込先銀行:関西みらい銀行緑橋支店 普通口座0573045 高分子学会関西支部 *銀行振込の領収書をもって本会よりの領収書にかえさせていただきます。振込料は、貴方にてご負担ください。なお、振込予定日は必ずご記入ください。 4)参加者には事務局より視聴URLを電子メールにてお知らせし、講座テキストを郵送します。
【禁止事項】本講座は、申込者本人のみの視聴に限らせていただきます。視聴URLの転送、また、視聴中の録画・録音は固く禁じます。
申込先 高分子学会関西支部
E-mail: koubunshi@kansai.email.ne.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/


第120回プラスチックフィルム研究会

主題=高分子フィルムの可能性を究める

<趣旨> プラスチックフィルムは、従来からの一般工業・包装用途に加えて、環境、エネルギー、光学、電気電子、医療分野等に機能性材料として、ますます広範囲に応用展開されています。当研究会は、フィルム素材自体、およびこれらの用途にフィルムを適用する際に求められる機能化技術、プロセス技術、さらには評価技術の進歩に資することを目的に活動を行っています。
 今回は、機能層形成に欠かせない蒸発・乾燥の基礎から、構造制御の新技術ならびに構造制御による機能発現、先端材料を用いた高機能フィルムの展開について、最先端の研究内容を交えてご講演いただきます。多くの皆様のご参加と活発な議論をお待ちしています。
主 催 高分子学会 プラスチックフィルム研究会
協 賛 日本化学会(予定)
日 時 6月18日(金)13:00~17:10
会 場

東京工業大学大岡山キャンパス西9号館コラボレーションルーム
(東京都目黒区大岡山2-12-1)※状況によりオンライン開催となる可能性がございます。

交 通

東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩3分
https://www.titech.ac.jp/maps/参照

プログラム
<13:00~14:00>
1. 蒸発と乾燥の物理学:蒸発による液体の運動と構造形成
(北京航空航天大)土井正男
<14:00~15:00>
2. 動く光で分子を並べる 動的光重合による分子の配向パターニングと機能性フィルムの創製
(東工大)宍戸 厚
<15:10~16:10>
3. 親水性/疎水性ポリマーによる多機能バイオミメティック表面の開発
(産総研)穂積 篤
<16:10~17:10>
4. 柔軟性と復元性を併せ持つ伸縮性フィルムの開発
(東レ)三羽規文
参加要領 1)定員 60名 2)参加費(税込) ①企業 5,500円 ②大学・官公庁 3,300円 ③学生 1,100円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 1,100円(プラスチックフィルム研究会メンバー 無料) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みののち参加費を6月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 5)受付 受理通知メールを出力して当日受付でご提示ください。※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 第120回プラスチックフィルム研究会係


第43回高分子と水・分離に関する研究会講座

主題=エネルギー変換 -ブルーエナジー・水素エナジー・エネルギーストレージ-

<趣旨> 地球の温暖化が一段と加速、二酸化炭素の排出が地球環境に大きな影響を与え始めました。今回はエネルギー変換と題して、水を中心にエネルギー変換の最前線から新技術の動向についてのトピックを取り上げます。太陽電池以外の発電技術、燃料電池の将来、そして、固体電池が本日のトピックスです。米国TESLA社が改めて大きな注目を浴びている中、新しいエネルギー利用への関心は最高潮に達しました。技術的には高分子膜、バッテリーのセパレータや電極膜、化学エネルギーから電気エネルギー変換、地球環境の温暖化、二酸化炭素の環境に対する影響に興味をもたれておられる研究者や学生の皆様はもちろん、研究機関や企業の研究者にも最新動向を知る場としてご満足いただけるものと存じます。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
協 賛 応用物理学会、化学工学会、繊維学会、日本繊維機械学会、電気化学会、日本化学会、日本食品科学工学会、日本農芸化学会、日本機械学会、日本鉄鋼協会、日本膜学会、日本水環境学会、日本油化学会、日本薬学会、プラスチック成形加工学会(予定)
日 時 6月30日(水)10:00~17:15
会 場

オンライン開催

プログラム
<10:00~10:05>はじめに
(東工大)谷岡明彦
<10:05~11:00>
1) 逆電気透析(RED)技術による海水からの発電・水素製造
(山口大院創成)比嘉 充
<11:00~11:50>
2) 浸透圧発電の現状と今後の展望
(協和機電工業)眞壁 良
<12:50~13:40>
3) 水素エネルギー導入の動向と燃料電池
(東工大科技創研)岡崎 健
<13:40~14:30>
4) 全固体電池材料開発の現状と展望
(東工大物質)鈴木耕太
<14:30~15:20>
5) パナソニックの環境ビジョンと水素社会に向けた取り組み
(パナソニック)加藤玄道
<15:30~16:20>
6) リチウムイオン電池製造における溶媒回収技術
(オルガノ)寺師亮輔
<16:20~17:10>
7) EV用リチウムイオン電池が抱える課題を解決し、貯蔵エネルギー3倍になる「新規な電池理論」
(バッテリーコンシェルジュ)佐野 茂
<17:10~17:15> 閉会挨拶
参加要領 1)定員 60名 2)参加費(税込) ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 2,200円(高分子と水・分離に関する研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みののち、参加費を6月末日までにご送金ください。 4) 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 第43回高分子と水・分離に関する研究会講座係