本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2022年3月主催行事


21-1高分子と水・分離に関する研究会 2021年度界面動電現象研究会

主題=界面の親疎水性と流体力学的すべり

<趣旨> 粘性流体の力学問題を解くとき、流体と固体の境界面条件にはいわゆる粘着条件が適用されます(ランダウ=リフシツ「流体力学」)。しかし、最近、マイクロ流体技術の進歩などを反映し、これまでの古典的扱いに対し疑問を投げかける実験結果や理論的解釈があらわれてきました。指摘されている問題は界面の親疎水性や多孔質構造、あるいは媒体の構造形成と関係しています。しからば、どういうときに滑りを問題にしなくてはいけないのか、また滑りによってどのような変更をする必要があるのだろうか? これらの疑問はゼータ電位の決定の仕方、電気浸透流のあらわれ方、また膜の電気粘性効果の出現など、界面動電現象の基本問題にも関係しています。そこで、高分子と水・分離に関する研究会では、界面動電現象研究会と共催しこの問題を取り挙げた研究会を開催することにしました。これまでの理論体系は境界面が滑らないことを前提に構築され議論されていますが、ここでの議論はそれらに質的な変革を迫る可能性があると考えられます。以上をヒントに「界面の親疎水性および境界面における流体力学的すべり」について多面的に議論を深めたいと思います。
主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
共 催 界面動電現象研究会
協 賛 (予定)応用物理学会、化学工学会、色材協会、繊維学会、日本繊維機械学会、電気化学会、土壌物理学会、日本化学会、日本化学会コロイドおよび界面化学部会、日本食品科学工学会、日本農芸化学会、日本分析化学会、日本水環境学会、日本薬学会、日本油化学会、日本レオロジー学会、筑波大学生物資源コロイド工学リサーチユニット ほか
日 時 3月4日(金)9:30~17:30
会 場

オンライン開催(Webex Meeting)

プログラム
<9:30~9:40>
開会挨拶
(界面動電現象研究会)足立泰久
<9:40~10:20>
1)電気泳動の実験と理論を比較することで言えそうなこと
(筑波大生命)小林幹佳
<10:20~11:10>
2)分子動力学シミュレーションで切り拓く流体すべりの微視的ダイナミクス
(東大生産研)高江恭平
<11:10~11:50>
3)表面の親疎水性と表面間力:直接測定から見えるもの
(岡山大院自然)石田尚之
<13:00~13:40>
4)変形する透水性界面の流体力学的すべり(食品トライポロジーの観点から)
(海洋大)松川真吾
<13:40~14:30>
5)水界面における誘電率と粘性の異常性の起源と電気浸透のための有効理論
(九大院理)植松祐輝
<15:00~15:40>
6)多孔質膜における電気粘性効果と界面の親・疎水性の影響
(横国大院工)中村一穂
<15:40~16:20>
7)低印加電場下における粒子の電気泳動におよぼすイオン種と粒子表面の親疎水性の影響
(広島大院先進理工)深澤智典
<16:20~17:00>
8)コロイド粒子表面の親疎水性と流体のすべり:界面動電現象に対する影響
(東理大薬)大島広行
界面動電現象研究会からのお知らせ
川崎英也 武田真一
閉会挨拶
(高分子と水・分離に関する研究会)四方俊幸
参加要領 1)定員 80名 2)参加費(税込) ①企業 11,000円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 2,200円 ⑤高分子と水・分離に関する研究会メンバー 無料 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面にてお申し込みののち、参加費を3月4日までにお振り込みください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 5)受付 受理通知メールを出力して当日受付でご提示ください。※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 21-1高分子と水・分離に関する研究会係


第39回高分子学会千葉地域活動若手セミナー

主 催 高分子学会関東支部 千葉地域活動若手会
日 時 3月4日(金)10:00~17:00
会 場

オンライン開催(配信は「Zoom」にて行います)

プログラム
1.招待講演
<10:00~10:05>
挨拶
(東理大)赤松允顕
<10:05~10:55>
「海洋生分解性プラスチックの開発」
(群馬大)粕谷健一
<11:05~11:55>
「チオール基で機能化されたポリマー材料の開発」
(福井高専)古谷昌大
<13:00~17:00>
2.ポスターセッションおよび企業紹介
参加要領 1)参加費 無料 2)申込方法 氏名、所属、学年/職位、連絡先(E-mail)、発表の有無を明記し、事前にE-mailにてお申し込みください。発表をお申し込みの方は要旨についてもご提出ください。関東支部のHPに申込方法の詳細を掲載する予定です。また、オンライン開催の詳細は、2月21日以降に各申込者にメールで連絡します。
事前受付締切 2月4日(金)
※当日の参加受付はありません。
本行事は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインにてWEB行事として行うこととなりました。会場での講演はありません。後日、本会から事前テスト日のご案内、当日の接続方法のご案内等をE-mailにてお送りいたしますので、当日の操作が不安な方は事前テストを行っていただきますようお願いいたします。
視聴条件 Zoomにて配信いたします。
推奨環境、PCの設定などは、参加者ご自身にてご確認いただきますようお願いいたします。操作方法をお問い合わせいただいてもお答えすることができませんのであらかじめご了承ください。事前にご所属の団体で使用が許可されているかなど、ご確認ください。
Zoom:https://zoom.us
Zoomヘルプセンター:https://support.zoom.us/hc/ja
その他:演題・講演者、プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。再放送、録画放送はございません。
連絡・申込先 東京理科大学理工学部先端化学科 赤松允顕
[278-8510]千葉県野田市山崎2641
TEL 04-7124-1501(内線3667)
E-mail: makamatsu@rs.tus.ac.jp


第4回北関東地区講演会

<趣旨> 平成30年度より、支部活動のよりいっそうの活性化を促進するために、群馬・栃木地区と埼玉地区が合併し、「北関東地区」として活動を開始しました。第4回目の今回は、「高分子材料の反応と劣化」をテーマにオンライン開催いたします。前半では、量子科学技術研究開発機構(群馬県高崎市)の前川氏から、放射線グラフト重合を用いた電池膜創製に関する研究をご紹介いただきます。また、後半では、化学物質評価研究機構(CERI,埼玉県杉戸町)の近藤氏から、合成ゴムの劣化メカニズムに関するご講演をいただきます。あわせて、Zoomブレークアウト機能を用いて、学生を中心とした最近の研究成果に関するポスター発表も実施します。多くの方の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会関東支部
共 催 複合材料懇話会
協 賛 群馬大学Sメンブレンプロジェクト
日 時 3月7日(月)13:00~17:00
会 場

オンライン開催

プログラム
<13:00~14:15>
1)グラフト型高分子電解質膜の構造・機能相関解析と燃料電池への応用
(量研高崎)前川康成
<14:20~15:40>
2)ポスター発表(各ブレークアウト・ルーム)
<15:45~17:00>
3)高圧水素シール用ゴム材料の劣化評価
(CERI)近藤寛朗
【ポスター発表要領】 ポスターの大きさは、PowerPoint 16:9サイズとします(発表申込者にフォーマットを送信)。優秀な発表に対しては、優秀ポスター賞を贈呈しますので、奮ってご参加ください。
ポスター発表申込締切は、2月21日(月)。(1)発表題目、(2)所属・研究者名(発表者に○印)、(3)連絡先を明記の上、E-mailで下記申込・連絡先へお申し込みください。折り返し、要旨原稿の指定書式およびポスター・フォーマットを送信いたします。
発表要旨原稿 (A4判用紙1枚、指定書式)の締切は、3月2日(水)必着です。
【参加申込要領】 1)参加費無料 2)申込方法 ①氏名、②よみがな、③所属(勤務先または学校名)、④連絡先(住所、電話番号、電子メールアドレス)を明記の上、E-mailでお申し込みください。 3)参加申込締切 2月28日(月)(申し込みいただいた方に参加用URLを送信いたします。)※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
申込・連絡先 [376-8515]群馬県桐生市天神町1-5-1
群馬大学大学院理工学府分子科学部門 高分子学会関東支部北関東地区幹事 上原宏樹
E-mail: hirokiuehara@gunma-u.ac.jp


第69回プラスチックフィルム研究会講座

主題=次世代ディスプレイとプラスチックフィルム材料(仮)

<趣旨> COVID-19の感染拡大の一方で、リモートでの仕事や会議、教育、エンターテイメントの需要が急速に拡大しつつあります。通信技術の発達にともない、迅速に詳細な画像情報を伝達することができるようになりつつある今、詳細な画像情報をいかに迅速にリアルかつ鮮明に表示できるようにするのかが、次世代ディスプレイに求められる課題の一つとなっております。
 本講座では、次世代ディスプレイの動向と課題、ならびにプラスチックフィルム材料という観点から見た課題解決への最新の取り組み状況を第一線でご活躍されている先生方をお招きし、ご講演いただきます。
 関連する分野に携わっておられる方、またご興味のある方々のご参加と活発な議論をお待ちしています。
主 催 高分子学会 プラスチックフィルム研究会
協 賛 (予定)応用物理学会、化学工学会、画像電子学会、電気学会、電気化学会、日本印刷学会、日本化学会、日本合成樹脂技術協会、日本農芸化学会、プラスチック成形加工学会、日本材料学会、日本分析化学会
日 時 3月8日(火)10:00~17:20
会 場

東京工業大学大岡山キャンパス西9号館コラボレーションルーム(東京都目黒区大岡山2-12-1)
https://www.titech.ac.jp/maps/ookayama/ookayama.html
※状況によりオンライン開催となる可能性がございます。

交 通

東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩3分(http://www.titech.ac.jp/maps/index.html参照)

プログラム
<10:00~11:00>
1.鮮明なリアルカラーディスプレイを実現するためのランダム偏光フィルムの設計
(慶應大)小池康博
<11:00~12:00>
2.New 3D時代に向けた次世代ディスプレイ開発を目指す世界の動向と求められる機能部材
(テック・アンド・ビズ)北原洋明
<13:10~14:10>
3.ポリマーブレンドによる透明樹脂の複屈折制御
(東京農工大)斎藤 拓
<14:10~15:10>
4.屈折率制御された有機無機ハイブリッドの調製と光学材料への適用
(京工繊)松川公洋
<15:20~16:20>
5.フレキシブルディスプレイ用フィルム基板の開発
(大阪工大)石原將市
<16:20~17:20>
6.ヘッドアップ・ディスプレイへのホログラム技術の応用
(IBLC横国大)桜井宏巳
参加要領 1)定員 35名 2)参加費(税込) ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド会員・シニア会員 2,200円(プラスチックフィルム研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面にてお申し込みののち、参加費を3月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会> 郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。 5)受付 受理通知メールを出力して当日受付でご提示ください。※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
連絡先 高分子学会 第69回プラスチックフィルム研究会講座係


21-6ポリマーフロンティア21

主題=フレキシブルエレクトロニクスの最前線

<趣旨> 有機半導体や導電性ポリマーを基盤材料とする有機エレクトロニクスは多くの研究者を魅了してきました。これらは有機材料の特長である柔らかさや軽さを活かして、フレキシブル、ストレッチャブルそしてウェアラブルなデバイスへと進化し、種々のセンサやアクチュエータ、さらにそれらを応用したソフトロボット、環境発電、ヘルスケアなど近未来のわれわれの生活に不可欠な製品を生み出しつつあります。本講演会では、材料からアプリケーションまで本分野を先導する研究者の方々を講師とし、最近の開発動向や技術的課題、将来像などご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会、応用物理学会、電気化学会、エレクトロニクス実装学会、有機エレクトロニクス材料研究会
日 時 3月11日(金)10:20~17:00
会 場

オンライン開催

プログラム
<10:20~11:10>
1.ストレッチャブルデバイス用半導体ポリマー材料の開発
(山形大)東原知哉
服や皮膚に貼り付けて駆動するストレッチャブル有機エレクトロニクスデバイスが注目されている。本講演では、それらデバイスに使用可能な応力緩和ユニットをもつ半導体ポリマー材料の分子設計指針とその展開を含めて、高分子合成化学の観点から紹介する。
<11:10~12:00>
2.可溶性自己ドープ型導電性高分子の開発
(東ソー)箭野裕一
近年、有機エレクトロニクス材料として、ウェットプロセスへの適用が可能な溶媒可溶性と高い電気伝導性を両立した導電性高分子が求められている。本講座では、新規な可溶性自己ドープ型導電性高分子の高機能化に向けた取組みについて紹介する。
<13:20~14:10>
3.高分子有機EL ~光るポリマーの現在と未来~
(住友化学)山田 武
われわれが開発してきた高分子有機EL材料は、印刷法による有機ELデバイス形成が可能で、単純な層構造でありながら高い発光特性を有する。本講演では、高分子材料の現時点での立ち位置を振り返り、塗布型有機ELの拡大による有機EL全体の発展に寄与するために取り組むべき課題について考察する。
<14:10~15:00>
4.高分子材料を用いた機能性素子 ~熱電変換とレーザー発振~
(名大)竹延大志
近年、電解質を用いた電気化学ドーピングにより高分子材料のキャリア密度やキャリアタイプが自在に制御可能となった。本講演では、本手法を利用した熱電変換特性の最大化やPN接合を用いたレーザー素子作製の試みなどを紹介する。
<15:20~16:10>
5.高分子ナノシートを基盤とする生体貼付型デバイスの開発
(東工大)藤枝俊宣
本講演では、皮膚や臓器などの生体組織に対して追従する高分子ナノシートを基盤技術とするフレキシブルエレクトロニクスについて紹介し、生体貼付型デバイスとしての医療・ヘルスケア分野への展望について述べる。
<16:10~17:00>
6.ソフトマテリアルを活用したソフトロボット
(芝浦工大)前田真吾
さまざまなソフトマテリアルの進歩により、人と機械の共生が可能になってきている。ソフトマテリアルを活用したセンサ、アクチュエータ、回路、情報処理デバイスが融合したソフトロボットや柔らかい機械に関する研究について講演する。
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 22,000円 ②大学・官公庁 11,000円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,300円 年会費制会員の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社 17,600円 b)大学・官公庁 8,800円 ※詳細はhttps://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。 3)申込締切 3月4日(金)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は3月11日(金)までにご送金ください。
連絡先 高分子学会 21-6ポリマーフロンティア21係