本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2022年6月主催行事
第56回高分子の基礎と応用講座
主題=わかりやすい高分子入門
<趣旨> プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子はわれわれの身の回りのいろいろなところで使われ、生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。「わかりやすい高分子入門」は、このような高分子材料の合成法、性能および機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。今回も昨年に引き続きオンライン開催(リアルタイム配信)です。初歩的な質問も気軽にできる質問回答タイムを設けていますので、ご活用ください。 主 催 高分子学会関西支部 協 賛 近畿化学協会、日本化学会近畿支部 日 時 6月9日(木),10日(金)9:10~ 会 場 オンライン開催(リアルタイム配信)
プログラム 講演 第1日目=6月9日(木)
<9:10~11:40>
1)高分子とはなにか:高分子の現在・過去・未来を考える(大阪公立大院工)松本章一2)高分子合成と反応(1)-高分子の生成反応、合成法-(神戸大院工)南 秀人<11:50~12:10>質問回答会(松本先生、南先生)<12:10~13:00>休憩<13:00~16:50>
3)高分子合成と反応(2)-各重合法の特徴、高分子の構造制御、高分子反応-(近畿大理工)須藤 篤4)高分子の固体構造(神戸大院工)西野 孝5)高分子のレオロジー(京工繊大材料化学)浦山健治<17:00~17:30>質問回答会(須藤先生、西野先生、浦山先生)講演 第2日目=6月10日(金)
<9:10~11:40>
1)溶液中の高分子鎖の形態と物性(阪大院理)寺尾 憲2)高分子の分析(名工大院工)大谷 肇<11:50~12:10>質問回答会(寺尾先生、大谷先生)<12:10~13:00>休憩<13:00~16:50>
3)表面・界面・接着(関西大化学生命工)宮田隆志4)プラスチック-特性と成形加工-(阪技術研)山田浩二5)高分子バイオマテリアルと再生医療(国立循環器病研究センター研究所)山岡哲二<17:00~17:30>質問回答会(宮田先生、山田先生、山岡先生)
参加要領 1)定員 150名(うち、学生定員60名。定員になり次第締め切ります。) 2)参加費(オンライン開催特別価格) 対面式での講座より値下げしています。 ①会員(含法人会員、協賛学協 会員)25,000円 ②大学・官公庁 8,000円 ③学生 3,000円 ④非会員 40,000円 3)申込方法 氏名、所属、連絡先、送金予定日を明記のうえ、支部ホームページより、またはE-mailにてお申し込みください。*振込先銀行:関西みらい銀行緑橋支店 普通口座 0573045 高分子学会関西支部 *銀行振込の領収書をもって本会よりの領収書にかえさせていただきます。振込料は、貴方にてご負担ください。なお、振込予定日は必ずご記入ください。 4)参加者には事務局より視聴URLを電子メールにてお知らせし、講座テキストを郵送します。 5)申込締切 5月20日(金) 6)キャンセル期限 5月19日(木)※期限以降は参加登録費の返金はいたしません。
【禁止事項】本講座は、申込者本人のみの視聴に限らせていただきます。視聴URLの転送、また、視聴中の録画・録音は固く禁じます。申込先 高分子学会 関西支部
E-mail: kansai@spsj.or.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/
22-2 ポリマーフロンティア21
主題=医療で活躍する高分子~生体適合性から抗ウイルスまで~
<趣旨> 高分子材料は、最先端医療から汎用医療器具に至るまで、幅広く用いられてきました。高分子を活用した研究実用事例として、創薬、生体適合材料のほか、感染症の予防対策でますます関心が高まっている抗菌・抗ウイルスなどが挙げられます。また、医療分野への応用には、バイオミメティクスも重要なアプローチです。本企画では、これら各分野で活躍する高分子の最新研究・開発動向について、アカデミアや企業の研究者からご紹介いただきます。 主 催 高分子学会 行事委員会 協 賛 (予定)日本化学会、日本バイオマテリアル学会、日本再生医療学会、日本人工臓器学会、日本薬学会 日 時 6月10日(金)10:20~17:00 会 場 オンライン開催 プログラム <10:20~11:10>
1.細胞凝集体エンジニアリングを目指した医用高分子の開発(東北大)山本雅哉複数の細胞が凝集あるいは立体的に集合した細胞凝集体が再生医療や創薬に応用されつつある。本講演では、ドラッグデリバリーシステムなど、細胞凝集体を活用していくためのさまざまな医用高分子について紹介する。<11:10~12:00>
2.精密高分子設計に基づく医療用ナノマシンの創製(東工大)西山伸宏本講演では、生体内でスマート機能を発現するためのポリマー設計に加え、さまざまな医薬シーズのデリバリーのためのナノマシン設計から疾患モデルの治療への応用について紹介する。<13:20~14:10>
3.生体機能へのバイオミメティック的アプローチ:自律性を持つアクティブソフトマターの設計(東大)吉田 亮生体機能を模倣する材料として、種々の機能や物性をもつ高分子ゲルの研究が盛んに行われている。本講演では、“自発的な周期変化を生じる自律性”を有する機能性ソフトマテリアルの設計アプローチとその展開について紹介する。<14:10~15:00>
4.湿潤環境で作用する生体接着材料の設計と機能(物材機構)田口哲志外科手術後の傷口を閉鎖することを目的として生体接着材料が用いられる場合があるが、強度と生体親和性の両立が課題となっている。本講演では、体内の湿潤環境で組織に接着して傷口を閉鎖するとともに生体親和性を示す材料の設計と機能について、我々の行っている研究を紹介する。<15:20~16:10>
5.ボロノレクチンを駆使した高分子バイオエンジニアリング(医科歯科大)松元 亮ボロン酸は多様な生体分子と可逆的に結合し、その選択性は合成化学的に可変である。分子認識と同期した高分子の複合的・階層的機能化をもたらす。糖尿病やがんの診断・治療のアプローチを中心に、医工学研究の最前線を紹介する。<16:10~17:00>
6.衛生環境向上を目指した抗菌・抗ウイルス加工剤「マルカサイド®」の開発(大阪化成)浅見晴洋本発表にて、大阪化成(株)が取り扱っている抗菌・抗ウイルス加工製品「マルカサイド®」を中心に、当社の抗菌・抗ウイルス関連分野への取り組みの一端について紹介する。
参加要領 1)定員 100名 2)参加費(税込) ①企業 22,000円 ②大学・官公庁 11,000円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,300円 年会費制会員※の団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社 17,600円 b)大学・官公庁 8,800円 ※詳細は https://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧ください。 3)申込締切 6月3日(金)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は6月末日までにご送金ください。 連絡先 高分子学会 22-2ポリマーフロンティア21係