本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2023年6月主催行事


第57回高分子の基礎と応用講座

主題=わかりやすい高分子入門

<趣旨>プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子はわれわれの身の回りのいろいろなところで使われ、生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。「わかりやすい高分子入門」は、このような高分子材料の合成法、性能および機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。開催形式はオンライン(リアルタイム配信)のみです。初歩的な質問も気軽にできるチャット機能を利用した質問回答タイムを設けていますので、ご活用ください。
主 催 高分子学会関西支部
協 賛

近畿化学協会、日本化学会近畿支部

日 時

6月7日(水),8日(木)9:10~

会 場

オンライン開催(リアルタイム配信)

プログラム
講演 第1日目=6月7日(水)
<9:10~11:40>
1)高分子とはなにか:高分子の現在・過去・未来を考える
(阪公大院工)松本章一
2)高分子合成と反応(1)-高分子の生成反応、合成法-
(京大院工)寺島崇矢
<11:50~12:10>質問回答会(松本先生、寺島先生)
<12:10~13:00>休憩
<13:00~16:50>
3)高分子合成と反応(2)-各重合法の特徴、高分子の構造制御、高分子反応-
(近畿大理工)須藤 篤
4)高分子の固体構造
(滋賀県大工)竹下宏樹
5)高分子のレオロジー
(阪大院理)浦川 理
<17:00~17:30>質問回答会(須藤先生、竹下先生、浦川先生)
講演 第2日目=6月8日(木)
<9:10~11:40>
1)溶液中の高分子鎖の形態と物性
(阪大院理)寺尾 憲
2)高分子の分析
(徳島大院理工)平野朋広
<11:50~12:10>質問回答会(寺尾先生、平野先生)
<12:10~13:00>休憩
<13:00~16:50>
3)表面・界面・接着
(関西大化学生命工)宮田隆志
4)プラスチック-特性と成形加工-
(阪技術研)山田浩二
5)高分子バイオマテリアルと再生医療
(国立循環器病研究センター研究所)山岡哲二
<17:00~17:30>質問回答会(宮田先生、山田先生、山岡先生)
参加要領

1)定員 150名(うち、学生定員60名。定員になり次第締め切ります。) 2)参加費 ①会員(含法人会員、協賛学協会員) 25,000円 ②大学・官公庁 8,000円 ③学生 3,000円 ④非会員 40,000円 3)申込方法 氏名、所属、連絡先、送金予定日を明記のうえ、支部ホームページより、またはE-mailにてお申し込みください。*振込先銀行:関西みらい銀行緑橋支店 普通口座 0573045 高分子学会関西支部 *銀行振込の領収書をもって本会よりの領収書にかえさせていただきます。振込料は、貴方にてご負担ください。なお、振込予定日は必ずご記入ください。 4)参加者には事務局より視聴URLを電子メールにてお知らせします。今年度より講義テキストの郵送は行いません。講義資料PDFをダウンロードしてご利用ください。 5)申込締切 5月19日(金) 6)キャンセル期限 5月31日(水)※期限以降は参加登録費の返金はいたしません。
【禁止事項】本講座は、申込者本人のみの視聴に限らせていただきます。視聴URLの転送、また、視聴中の録画・録音は固く禁じます。

申込先

高分子学会 関西支部
E-mail: kansai@spsj.or.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/



23-2ポリマーフロンティア21

主題=地球環境にやさしい高分子・プラスチック材料の循環利用技術

<趣旨>高分子・プラスチック材料は、これまで人類の生活をより便利に、より豊かにするために大きく貢献してきました。しかし、地球の天然資源には限りがあるため、持続可能な社会を実現するためには、資源を有効に利用し、リサイクルを促進する循環型社会への転換が必要です。そのためには環境負荷の低い、高効率なリサイクル技術や原料のバイオマス化が求められています。本講演会では、資源の循環利用を目指した高分子・プラスチック材料のリサイクル技術・バイオマス利用技術について、最新の研究・開発動向を企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛

(予定)日本バイオマテリアル学会、日本バイオプラスチック協会、日本化学会、日本分析化学会、化学工学会

日 時

6月14日(水)10:20~17:00

会 場

オンライン開催

プログラム
<10:20~11:10>
1.プラスチックの資源循環利用の現状
(プラスチック循環利用協会)冨田 斉
プラスチックの三つのリサイクル方法と生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況、プラスチック製品の環境負荷をLCAの視点で考えた事例などについて紹介する。さらに、最近のプラスチックに関するトピックスとして、中国などの使用済みプラスチックの輸入規制措置、バーゼル条約などの影響についても触れる。
<11:10~12:00>
2.液相反応によるプラスチック分解反応とその連続化の試み
(東北大)渡邉 賢
蒸気圧以上の圧力を維持することで高温での水の液相条件を保った「水熱・亜臨界水」を反応場・分離場とした液相プラスチック分解プロセスについて、基礎とその連続実証に関する知見を概説する。
<13:20~14:10>
3.マイクロ波によるプラスチックケミカルリサイクル
(マイクロ波化学)木谷径治
われわれはマイクロ波を活用したさまざまな技術を開発し、化学プロセスに対する実証を行ってきた。ケミカルリサイクル分野に対しては、独自のプラスチック分解技術プラットフォーム“PlaWave™”を構築し、さまざまなプラスチックに対して適用させている。本講演では設備を踏まえながらその技術を紹介する。
<14:10~15:00>
4.廃プラ・廃繊維の資源循環を実現する日揮グループのソリューション
(日揮ホールディングス)古川雅敏
当社はマテリアルリサイクルが困難な廃プラスチックの受け皿として、廃棄物の性状に合わせた複数のリサイクル技術でケミカルリサイクルの社会実装を推進している。本講演では、適材適所のリサイクルのコンセプトと各技術について紹介する。
<15:20~16:10>
5.植物由来モノマーの精密重合による新規機能性ポリマー開発
(東工大)佐藤浩太郎
本講演では、さまざまな天然特有な骨格をもつ植物由来原料を用い、われわれが行ってきた制御重合を適用することで得られる優れた性能や機能をもった高分子の開発に関する研究成果について概説する。
<16:10~17:00>
6.桂皮酸の光反応性制御による高性能バイオプラスチックの設計
(北陸先端大)高田健司
桂皮酸は、古くから紫外線領域の光によって異性化する性質が知られている。本研究ではこの桂皮酸の光二量化に着目し、その結晶構造を制御することで対称性に優れた高性能プラスチックのモノマーとして利用した結果、新規なポリイミドやポリアミドを合成したので、その技術を紹介する。
参加要領 1)定員 300名 2)参加費(税込) ①企業 22,000円 ②大学・官公庁 11,000円 ③学生 1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員 3,300円 年会費制団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社 17,600円 b)大学・官公庁 8,800円 ※詳細はhttps://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。 3) 申込締切 6月7日(水)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は6月末までにご送金ください。
連絡先 高分子学会 23-2ポリマーフロンティア21係


第45回高分子と水・分離に関する研究会講座

主題=グリーンイノベーションを飛躍させる高分子と水

<趣旨> グリーンハウスガスの著しい低減を図る新しいエネルギーシステムの中で、今回はグリーンイノベーションを飛躍させる水素バイオガス用高分子膜や無機膜、イオン交換樹脂と水の再生利用、宇宙利用に関して講座を開催いたします。皆様の積極的なご参加を期待いたします。
主 催 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
協 賛 応用物理学会、化学工学会、繊維学会、日本繊維機械学会、電気化学会、日本化学会、日本食品科学工学会、日本農芸化学会、日本機械学会、日本鉄鋼協会、日本膜学会、日本水環境学会、日本油化学会、日本薬学会、プラスチック成形加工学会(予定)
日 時 6月30日(金)10:00~17:30
会 場

東京工業大学大岡山キャンパス西9号館ディジタル多目的ホール
(東京都目黒区大岡山2-12-1)
https://www.titech.ac.jp/maps/ookayama/ookayama.html

交 通

東急目黒線・東急大井町線 大岡山駅下車 徒歩3分
http://www.titech.ac.jp/maps/index.html参照)

プログラム
<10:00~10:20>
はじめに“グリーンイノベーションと分離技術そして宇宙へ”
(東工大名誉)谷岡明彦
<10:20~11:20>
1)膜分離と製膜の基礎
(神戸大科技イノベ)北河 享
<11:20~11:50>
2)ポリアミド複合膜の展開と水素分離膜への応用
(東レ)広沢洋帆
<11:50~12:00>名刺交換会
<13:00~13:30>
3)東洋紡の中空糸膜分離技術の紹介
(東洋紡エムシー)中尾崇人
<13:30~14:00>
4)イオン交換樹脂の食品工業への応用
(オルガノ)伊藤美和
<14:00~14:30>
5)UBEのガス分離膜の紹介とバイオガス精製への展開
(UBE)叶木朝則
<14:45~15:30>
6)分子ふるい炭素膜の開発
(山口大院創成)熊切 泉
<15:30~16:15>
7)逆浸透膜およびナノろ過膜による水の再利用
(長崎大院工)藤岡貴浩
<16:15~16:45>
8)宇宙での水処理-栗田工業の取り組み
(栗田工業)松本千誉
<16:45~16:50>閉会挨拶
(信州大工)清野竜太郎
<16:50~17:30>名刺交換会
参加要領

1)定員 60名 2)参加費(税込) ①企業 14,300円 ②大学・官公庁 5,500円 ③学生 2,200円 ④名誉会員・終身会員・フェロー・ゴールド・シニア会員 2,200円 (高分子と水・分離に関する研究会メンバー a)企業 11,000円 b)大学・官公庁 4,400円) 3)申込方法 会員MyPageの行事一覧もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面にてお申込ののち、参加費を6月末日までにご送金ください。 4)振込先 銀行振込<三菱UFJ銀行銀座支店(普)1126232 公益社団法人高分子学会>郵便振替<00110-6-111688 公益社団法人高分子学会> ※振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

連絡先

高分子学会 第45回高分子と水・分離に関する研究会講座係