本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.
2024年6月主催行事
第58回高分子の基礎と応用講座
主題=わかりやすい高分子入門
<趣旨>プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子はわれわれの身の回りのいろいろなところで使われ、生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。「わかりやすい高分子入門」は、このような高分子材料の合成法、性能および機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。開催形式はオンライン(リアルタイム配信)のみです。初歩的な質問も気軽にできるチャット機能を利用した質問回答タイムを設けていますので、ご活用ください。 主 催 高分子学会関西支部 協 賛 近畿化学協会、日本化学会近畿支部 日 時 6月19日(水),20日(木)9:10~
会 場 オンライン開催(リアルタイム配信)
プログラム 講演 第1日目=6月19日(水)
<9:10~12:15>
1)高分子とはなにか:高分子の未来を考える(阪公大院工)松本章一2)高分子合成と反応(1)-高分子合成(重合)の基礎と重合法各論-(京大院工)寺島崇矢3)高分子合成と反応(2)-制御重合、高分子の精密合成と構造制御、高分子反応-(京大院工)寺島崇矢<12:25~12:50>
質問回答会(松本先生、寺島先生)
<12:50~13:50>休憩
<13:50~16:20>
4)溶液中の高分子鎖の形態と物性(阪大院理)寺尾 憲5)高分子のレオロジー(阪大院理)浦川 理<16:30~16:50>
質問回答会(寺尾先生、浦川先生)
講演 第2日目=6月20日(木)
<9:10~11:40>
1)高分子の固体構造(滋賀県大工)竹下宏樹2)高分子の分析(徳島大理工)平野朋広<11:50~12:10>
質問回答会(竹下先生、平野先生)
<12:10~13:00>休憩
<13:00~16:50>
3)表面・界面・接着(関西大化学生命工)宮田隆志4)プラスチック-特性と成形加工-(阪技術研)山田浩二5)高分子バイオマテリアルと再生医療(公立小松大保健医療)山岡哲二<17:00~17:30>
質問回答会(宮田先生、山田先生、山岡先生)
参加要領 1)定員 150名(うち、学生定員60名。定員になり次第締め切ります。) 2)参加費 ①会員(含法人会員、協賛学協会員)25,000円 ②大学・官公庁8,000円 ③学生3,000円 ④非会員40,000円 3)申込方法 氏名、所属、連絡先、送金予定日を明記のうえ、支部ホームページより、またはE-mailにてお申し込みください。※振込先銀行:ゆうちょ銀行 一三八支店 普通預金 1554635 公益社団法人高分子学会関西支部 シヤ)コウブンシガッカイ カンサイシブ ※銀行振込の領収書をもって本会よりの領収書にかえさせていただきます。振込料は、貴方にてご負担ください。なお、振込予定日は必ずご記入ください。 4)参加者には事務局より視聴URLを電子メールにてお知らせします。 5)その他 【禁止事項】本講座は、申込者本人のみの視聴に限らせていただきます。視聴URLの転送、また、視聴中の録画・録音は固く禁じます。 申込先 高分子学会関西支部
E-mail: kansai@spsj.or.jp
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/
24-2ポリマーフロンティア21
主題=最先端の高分子接着・粘着技術 ~材料・機構から応用まで~
<趣旨>接着・粘着技術は私たちの生活のさまざまな分野で用いられており、近年は自動車や航空機など高い信頼性が要求されるモビリティ分野にも広がっています。さらに環境に配慮した易解体性接着剤なども注目を集めています。これら接着・粘着技術の発展には、材料の開発のみならず接着機構の解明や評価技術等も大きく寄与しています。本講演会では、高分子材料による接着・粘着に関し、材料技術とともに機構や評価、応用等幅広い分野について、企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。 主 催 高分子学会 行事委員会 協 賛 (予定)日本化学会、日本接着学会、日本接着剤工業会 日 時 6月21日(金)10:20~17:00
会 場 オンライン開催
プログラム <10:20~11:10>
1.接着界面における分子描像の深化と社会実装への展開(九州大)田中敬二接着現象の学理構築と社会実装を目指し、JST未来社会創造事業大規模プロジェクト型「界面マルチスケール四次元解析による革新的接着技術の構築(CREA)」を遂行している。本講演では、CREAのこれまでの成果と目指す方向について紹介する。
<11:10~12:00>
2.自己修復性分子骨格を活用した架橋高分子の接着(東工大)大塚英幸特定の条件下で開裂と結合の平衡状態をとる組み換え可能な共有結合を活用した架橋高分子の接着系について紹介する。架橋高分子の自己修復技術を活用することで、架橋高分子の再成形や異種架橋高分子の融合も可能となる。関連研究も含めて基礎的な視点から概説する。
<13:20~14:10>
3.複雑系科学に基づく粘着・剥離の基礎研究(早大)山崎義弘粘着剤で見られる粘着・剥離現象に対し、複雑系科学の観点に基づいて行った研究の成果を紹介する。とくに、剥離時に生じる特徴的な糸引き構造、および、剥離系全体の剛性が剥離強度に及ぼす影響に焦点を当てることにより、剥離強度の決定要因について議論する。
<14:10~15:00>
4.粘着・剥離の多階層動力学(東大)山口哲生本講演では、やわらかい高分子が被着体と粘着し、被着体から剥離する際の挙動を理解するために取り組んできた、その場可視化、理論、数値シミュレーションによる多階層動力学解析について紹介する。
<15:20~16:10>
5.粘着・接着技術の最新動向(日東電工)保井 淳今後成長が期待できる分野や循環型社会に向けた強接着、強密着技術および易剥離、易解体技術さらには界面の解析手法について、アプリケーションや、アカデミアとの連携事例などを交え紹介する。
<16:10~17:00>
6.ポリオレフィンの革新的接着技術の開発(住友化学)富永武史自動車の軽量化による燃費向上は、環境中へのCO2排出量削減に向けた有効な手段である。本講演では、われわれが開発した軽量材料であるポリオレフィンと金属の新規な接着技術について紹介する。
参加要領 1)定員 300名 2)参加費(税込) ①企業22,000円 ②大学・官公庁11,000円 ③学生1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員3,300円 年会費制団体※からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社17,600円 b)大学・官公庁8,800円 ※詳細はhttps://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。 3)申込締切 6月14日(金)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は6月末日までにご送金ください。 連絡先 高分子学会 24-2ポリマーフロンティア21係