本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2024年9月主催行事


24-3ポリマーフロンティア21

主題=未知の可能性を秘める特殊構造ポリマー ~新しい機能性材料の創製~

<趣旨>はしご状構造を有するラダーポリマーや多数の分岐構造を有する星型ポリマー、環構造を有する単環状・多環状ポリマー、立体的な構造を有するかご型ポリマーは、その特殊な構造に由来して線状ポリマーとは異なる物性や機能を示すため、これまでにない新たな応用展開の可能性を秘めています。本講演会では、これら特殊構造ポリマーを得る種々の方法論や、その特徴的な物性や機能、今後の展望について、企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会、ケイ素化学協会、日本ゾル-ゲル学会、石油学会、触媒学会
日 時 9月12日(木)10:20~17:00
会 場 オンライン開催
プログラム
<10:20~11:10>
1.固定された分子内空孔を有する環状化合物の合成とそれらの極体紫外線レジスト材料への応用
(関西大)工藤宏人
演者はこれまで、固定された分子内空孔を有する環状化合物として、ラダー型環状オリゴマーやブドウの房状ポリマーの合成に成功している。これらの環状化合物は、極端紫外線レジスト材料として優れた性能を示した。本講演では、新しい構造体の合成とそれらを機能性材料に応用しようとする研究事例について紹介する。
<11:10~12:00>
2.MOFへの高分子吸着:構造認識・分離から新材料開発まで
(東大)細野暢彦
本講演では、多孔性金属錯体(MOF)が有するナノサイズの細孔へ高分子が浸入し、吸着する興味深い現象について概説し、本機構を利用した新しい高分子分離技術および材料開発に関する我々の最近の成果について紹介する。
<13:20~14:10>
3.分岐ポリスチレンの物性とその応用
(DIC)岸 勇希
一般的なポリスチレンは直鎖構造を有するが、分岐構造を導入することによりさまざまな特性が発現する。本講演では、弊社で開発した分岐ポリスチレンの物性やその応用、直鎖状ポリスチレンとは異なる特徴について紹介する。
<14:10~15:00>
4.モノマー配列を精密かつ自在に制御したオリゴシロキサンの合成
(産総研)松本和弘
オリゴシロキサンのモノマー配列を精密に制御しながら自在かつ簡便に合成するためのワンポット逐次制御反応について紹介するとともに、モノマー配列が物性に及ぼす影響について紹介する。
<15:20~16:10>
5.新しい構造特性を持つラダーポリマーの開発
(大阪大)石割文崇
主鎖に沿って2本以上の化学結合を有するラダーポリマーは多重の化学結合に由来する優れた物性を発現し得る。本講演では、演者が最近開発した配座柔軟性や表裏異方性など、新しい構造特性をもつラダーポリマーの物性や機能について紹介する。
<16:10~17:00>
6.構造制御されたシロキサン化合物の創製および特性
(鹿児島大)金子芳郎
ラダー型やかご型シルセスキオキサンなどの構造制御されたシロキサン化合物は、高い熱安定性や可溶性、機能性基の容易な導入などの理由から、高機能材料開発のための素材として注目されている。本講演では、これらのシロキサン化合物の構造制御合成、構造解析、物性および機能について紹介する。
参加要領 1)定員 300名 2)参加費(税込) ①企業22,000円 ②大学・官公庁11,000円 ③学生1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員3,300円 年会費制団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社17,600円 b)大学・官公庁8,800円 詳細はhttps://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.htmlをご覧ください。 3)申込締切 9月5日(木)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は9月末日までにご送金ください。
連絡先 高分子学会 24-3ポリマーフロンティア21係


第34回東海ミニシンポジウム

主題=高分子材料の表面・界面・局所構造の分析・解析、および改質

<趣旨>高分子材料はおもに力学的な特性が要求される構造材料のみならず、さまざまな機能が付与された材料としてさまざまな分野で使用されています。高分子材料の性能を高め、それらを発揮させるためにはバルク構造の制御だけでなく、極表面からナノメーター領域、マイクロメーター領域にわたる局所構造の制御・改質が重要となり、それを支える高度な分析、解析技術も必要となります。先端的な技術が開発され、それらを駆使することで未知であった構造が明らかにされたり、新規な機能をもつ材料が作り出されています。今回、この分野でリードされている先生方に、最新の研究事例についてご講演いただきます。
主 催 高分子学会 東海支部
協 賛 (予定)日本化学会東海支部、化学工学会東海支部、電気化学会東海支部、自動車技術会中部支部、東海化学工業会、色材協会中部支部、日本油化学会東海支部
日 時 9月20日(金)10:00~16:30
会 場 名古屋市工業研究所 第2会議室 名古屋市熱田区六番3-4-41
https://www.nmiri.city.nagoya.jp/aboutus/access/
プログラム
<10:00~11:00>
①「微細マイクロ構造の表面処理による液体動的制御技術」
(名工大)石井大佑
<11:05~12:05>
②「高分子のクラック状多孔構造の形成を利用した構造色印刷」
(京大)伊藤真陽
<13:15~14:15>
③「原子間力顕微鏡による高分子ナノメカニクスの最近の展開」
(東工大)中嶋 健
<14:20~15:20>
④「有機-無機コンポジット材料による簡易な表面処理と多機能化」
(産総研)佐藤知哉
<15:30~16:30>
⑤「最先端電子顕微鏡を用いた固体高分子燃料電池MEAのマルチスケール観察」
(JFEテクノリサーチ)宇部卓司
参加要領 1)定員 80名(先着順) 2)参加費 ①一般6,000円(消費税含) ②学生無料 3)申込方法 https://forms.gle/SkWCRCGKBtH6cFRP9からお申し込みください。 4)参加費 銀行振込(三井住友銀行名古屋支店普通預金口座5557774 高分子学会 東海支部)でお支払いください。なお、振込手数料につきましては、申込者にてご負担ください。 5)申込締切・振込期限 9月18日(水) 6)参加登録キャンセル 9月19日(木)までに高分子学会東海支部までメールにてご連絡ください。納入していただきました参加費を返金させていただきます。なお、キャンセル期限後のキャンセルは、お受けできませんのでご了承ください。
連絡先

高分子学会東海支部 犬飼としみ
TEL 052-231-3070
E-mail: koubunshi@cstc.or.jp
豊田中央研究所 岡本浩孝
TEL 0561-71-7125
E-mail: h-okamoto@mosk.tytlabs.co.jp
名古屋市工業研究所 相羽誉礼
TEL 052-654-9932
E-mail: aiba.motohiro@nmiri.city.nagoya.jp