本会主催行事の参加費はいずれも消費税込みの料金です.

2025年6月主催行事


第59回高分子の基礎と応用講座

主題=わかりやすい高分子入門

<趣旨>プラスチック、繊維、ゴム、接着剤、塗料等、高分子はわれわれの身の回りのいろいろなところで使われ、生活を豊かにしています。これは高分子があらゆる分野の技術をささえる素材として、また先端的な高性能、高機能の物質として多元的な要求を満たしているからであり、これからも高分子はますます重要な材料になると言われています。「わかりやすい高分子入門」は、このような高分子材料の合成法、性能および機能の発現を基礎から理解し、それを利用し、さらに展開するための一助となる高分子科学・工学の入門講座です。開催形式はオンライン(リアルタイム配信)のみです。初歩的な質問も気軽にできるチャット機能を利用した質問回答タイムを設けていますので、ご活用ください。
主 催 高分子学会関西支部
協 賛 近畿化学協会、日本化学会近畿支部
日 時 6月4日(水),5日(木)9:10~
会 場 オンライン開催(リアルタイム配信)
プログラム
講演 第1日目=6月4日(水)
<9:10~12:15>
1)高分子とはなにか:高分子の未来を考える
(阪公大院工)松本章一
2)高分子合成と反応(1)-高分子合成(重合)の基礎と重合法各論-
(京大院工)寺島崇矢
3)高分子合成と反応(2)-制御重合、高分子の精密合成と構造制御、高分子反応-
(京大院工)寺島崇矢
<12:25~12:50>
質問回答会(松本先生、寺島先生)
<12:50~13:50>休憩
<13:50~16:20>
4)高分子稀薄溶液物性-平均分子量と高分子鎖の平均的広がりの関係からわかること
(京大院工)井田大地
5)高分子のレオロジー
(阪大院理)浦川 理
<16:30~16:50>
質問回答会(井田先生、浦川先生)
講演 第2日目=6月5日(木)
<9:10~11:40>
1)高分子の固体構造
(滋賀県大工)竹下宏樹
2)高分子の分析
(徳島大理工)平野朋広
<11:50~12:10>
質問回答会(竹下先生、平野先生)
<12:10~13:00>休憩
<13:00~16:50>
3)表面・界面・接着
(関西大化学生命工)宮田隆志
4)プラスチック-特性と成形加工-
(阪技術研)山田浩二
5)高分子バイオマテリアルと再生医療
(公立小松大学保健医療学部)山岡哲二
<17:00~17:30>
質問回答会(宮田先生、山田先生、山岡先生)
参加要領 1)定員 150名(うち、学生定員60名。定員になり次第締め切ります。) 2)参加費 ①会員(含法人会員、協賛学協会員)25,000円 ②大学・官公庁8,000円 ③学生3,000円 ④非会員40,000円 3)申込方法 支部ホームページよりお申し込みください。振込先銀行:ゆうちょ銀行 一三八支店 普通預金 1554635 公益社団法人高分子学会関西支部 シヤ)コウブンシガッカイ カンサイシブ 振込料は、貴方にてご負担ください。なお、振込予定日は必ずご記入ください。 4)参加者には事務局より視聴URLを電子メールにてお知らせします。
【禁止事項】本講座は、申込者本人のみの視聴に限らせていただきます。視聴URLの転送、また、視聴中の録画・録音は固く禁じます。
申込先 高分子学会関西支部
URL:https://spsj.or.jp/branch/kansai/event/event_124.php


第72回茨城地区活動講演会

主題=つながりの科学(人と社会のつながり)

<趣旨>高分子の合成に始まり、高分子の一次構造から高次構造、高分子の物性(高分子材料)に至るまで、高分子の分野では分子のつながりが重要です。本講演会では、分子間相互作用、高分子の高次構造、界面接着性について3名の先生に講演いただきます。また、「つながり」の対象を人と社会に広げ、3名のパネラーを迎えて、ダイバーシティー・ワークライフバランスに関して討論する予定です。多くの方々の参加をお待ちしております。
主 催 高分子学会関東支部
共 催 (株)レゾナック(つくば)
日 時 6月13日(金)13:00~
会 場 (株)レゾナック(つくば)講堂(つくば市和台48)
https://www.resonac.com/jp/corporate/network/domestic/tsukuba.html
プログラム
<13:00~13:05>
開会の挨拶
<13:05~13:50>[講演1]
半導体実装用接着剤の変遷
(レゾナック)榎本哲也
<13:50~14:40>[講演2]
液晶エラストマーによる可変粘着
(産総研)大園拓哉
<14:40~14:50>休憩
<14:50~15:50>[パネルディスカッション]
ダイバーシティー・ワークライフバランスについて
パネラー(東大)吉江尚子・酒井崇匡
(レゾナック)【調整中】
【話題提供】
・吉江教授:言葉の逆風-前に進もうとする女性の意欲をそぐ言葉-(10分)
・酒井教授:解けない私の仕事と私事の絡み合い構造(25分)
<15:50~15:55>休憩
<15:55~16:50>[講演3]
多重水素結合の硬軟に注目した高分子の動的特性設計
(東大)吉江尚子
<16:50~17:00>
(株)レゾナックの紹介
(レゾナック)高崎俊彦
<17:00~17:05>閉会の挨拶
<17:05~17:15>見学会【調整中】
参加要領 1)定員 80名 2)参加費 ①会員・法人会員企業社員・学生 無料 ②非会員1,000円【関東支部の口座にお振込ください:ゆうちょ銀行一三八支店(普通)1427914 公益社団法人 高分子学会 関東支部 シャ)コウブンシガッカイ カントウシブ 3)申込方法 氏名、勤務先、連絡先、種別(個人会員、法人会員、学生、非会員の別)を明記の上、下記URLからお申し込みください(その他情報も記載されています。ご参照ください)。 4)申込締切 5月30日(金)
申込先 (株)レゾナック 先端融合研究所 松谷 寛
[300-4247]茨城県つくば市和台48
E-mail: matsutani.hiroshi.xikla@resonac.com
FAX 029-864-6467
URL:https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=PFMHneCkOUaXgqosrhKpKBQCmqfDoZVLsK27S6JkFBZUN1RHTTVGRjkyNUI0OU1GUUgyVjZaVkpISC4u


25-2ポリマーフロンティア21

主題=データサイエンスを駆使した材料開発の最前線

<趣旨>近年、DXを用いた材料開発が産官学で取り組まれています。機械学習、マテリアルズインフォマティクス(MI)、ビッグデータ、人工知能(AI)に代表されるさまざまな計算、情報科学を活用することで材料開発の高効率化が可能です。高分子材料に代表される複雑系の多様性特性のデータを産官学でデジタル化・共有することで競争力の高いプラットフォーム化が実現できると期待されています。本講演会では、データサイエンスに関する研究・開発動向を企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。
主 催 高分子学会 行事委員会
協 賛 (予定)日本化学会、化学工学会、応用物理学会、日本複合材料学会、日本接着学会
日 時 6月27日(金)10:20~17:00
会 場 オンライン開催
プログラム
<10:20~11:10>
1.機械学習とロボットを活用した実験室のシステム化:デジタルラボラトリーのスゝメ
(東大)一杉太郎
開発の進め方に大きな変革が起きている。われわれの研究活動の一部を機械学習とロボットが担い、われわれは創造性がより高い研究に注力することが可能になる。世界最先端の状況と今後の展望を議論する。
 
<11:10~12:00>
2.積水化学におけるイノベーション創出とマテリアルズインフォマティクスの推進
(積水化学工業)日下康成
素材産業を取り巻く環境は大きく変化してきており、その中で、新素材の開発への要求は増大し、その反面速度の向上と高い機能の両立が求められている。本講演では、その解決手段として注目されているマテリアルズインフォマティクス(MI)の社内への導入と活用に関してお話しする。
 
<13:20~14:10>
3.MIとシミュレーションの連携による高分子材料開発
(旭化成)青柳岳司
高分子材料開発にマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を適用する際の課題を整理し、計算機シミュレーションとの連携によってデータの生成や高次構造の考慮、および説明性の付与を行った事例について紹介する。
 
<14:10~15:00>
4.MIとDX ~個のデータ活用から拡がりの有るデータ活用へ~
(トヨタ自動車)庄司哲也
AI技術を駆使した材料の研究開発の事例を紹介するとともに、商用のプラットフォームでできることも拡張されつつある。本講演では生データからの特徴量抽出技術・マルチモーダル解析、さらに組織を跨いだデータ連携について弊社の取り組みを紹介する。
 
<15:20~16:10>
5.マテリアルズインフォマティクス・プロセスインフォマティクスが実現する新材料の合成・製造プロセスの設計
(明大)金子弘昌
当研究室ではさまざまな高機能性材料およびその合成・製造プロセスのデータを機械学習して数理モデルとし、未知の分子・材料・プロセスを設計している。今回はとくに材料の物性・活性の目標値からそれを実現する分子・材料およびその合成・製造プロセスを予測する方法を中心に講演する。
 
<16:10~17:00>
6.高分子材料開発を加速するセルフ・ドライビングラボ
(物材機構)内藤昌信
本講演では、高分子材料のデータ駆動型開発を進めるにあたり、さまざまなAIツールやデータサービスを組み合わせていくアジャイル的な開発手法を採っている。本発表では、粘着・接着材料を開発していく事例を挙げながら、ポリマーインフォマティクスやセルフ・ドライビングラボの開発状況について紹介する。
参加要領 1)定員 300名 2)参加費(税込) ①企業22,000円 ②大学・官公庁11,000円 ③学生1,100円 ④名誉・終身・フェロー・ゴールド・シニア会員3,300円 年会費制団体からのご参加は、何名様でも割引料金となります。 a)会社17,600円 b)大学・官公庁8,800円 詳細は https://main.spsj.or.jp/c18/nenkaihisei.html をご覧ください。 3)申込締切 6月20日(金)正午 4)申込方法 会員MyPageの行事一覧、もしくは高分子学会ホームページの行事参加申込画面からお申し込みください。参加費用は6月末日までにご送金ください。
連絡先 高分子学会 25-2ポリマーフロンティア21係