フォーカスセッション
高分子学会は、年次大会、討論会の更なる活性化を目指し、多彩な新企画を実施しております。高分子討論会では、産業界から支援企業の企画による「フォーカスセッション」を開催します。このセッションは、高分子科学技術分野において、今注目の魅力的なテーマをとりあげます。参加者は、各テーマのトレンドについて理解することができ、また新しい産学連携の芽を生み出す機会にもつながるものと期待されます。第65回高分子討論会では、デンカ株式会社、日本ゼオン株式会社により、「ポリマーアロイ・複合材料に寄与する機能性高分子」、「革新的なイノベーションを実現するカーボンナノチューブ」に関連したセッションを開催いただく運びとなりました。約2時間という短い時間枠ではありますが、最新最先端の情報が凝縮された、中身の濃い講演が行われます。これらのセッションテーマに興味をお持ちの討論会参加者には、ぜひお越しくださいますようご案内申しあげます。 日 時 9月14日(水) 12:00 -14:05 デンカ株式会社
9月15日(木) 12:00 -14:05 日本ゼオン株式会社
会 場 神奈川大学 横浜キャンパス 3号館 地下1F 3-B104
ポリマーアロイ・複合材料に寄与する機能性高分子
supported by デンカ株式会社
ポリマーアロイ及び複合材料は、高分子の高機能化において重要な役割を果たしており、自動車、家電、OA機器、日用品等、幅広い分野のものづくりに貢献しています。本セッションでは、当社の保有する精密重合技術によって開発された機能性高分子に関して、それらのポリマーアロイ・複合材料への応用展開を中心に、特徴的な基本特性や機能発現メカニズム等を紹介させて頂き、新規材料や新規用途の可能性について議論を行いたいと思います。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
1. 日 時: 9月14日(水)12 : 00〜14 : 05
2. プログラム:
総合司会 (デンカ株式会社 千葉工場 高分子研究部 グループリーダー)西野 広平
12 : 00-12 : 05
(1)開会のご挨拶
(デンカ株式会社 千葉工場 高分子研究部 部長)尾田 威
12 : 05-12 : 35(2)PC/ABS等エステル結合性高分子を含むポリマーアロイの機能向上
(デンカ株式会社 千葉工場 高分子研究部)西野 広平
※講演者が変更になりました。
12 : 35-13 : 05
※講演者が変更になりました。
(3)新規高Tg透明性共重合体およびPMMA等とのポリマーアロイ特性
(デンカ株式会社 千葉工場 高分子研究部)下木場裕一
13 : 05-13 : 35
(4)シングルサイト触媒による新規アーキテクチャー共重合体とPP改質剤としての特性
(デンカ株式会社 千葉工場 高分子研究部)熊谷 雄志
13 : 35-14 : 05
(5)繊維強化熱可塑性プラスチックの改質に寄与する反応性高分子
(山形大学大学院 有機材料システム研究科)高山 哲生
革新的なイノベーションを実現するカーボンナノチューブ
〜カーボンナノチューブ研究開発の最前線〜
supported by 日本ゼオン株式会社
単層カーボンナノチューブは、軽量、高強度、電気や熱の伝導性が極めて高いなどの多くの優れた特長を有していることから、既存材料との融合により、今までにない革新的な材料を生み出すことが期待されている日本初の優れた新素材です。本セッションでは、単層カーボンナノチューブ誕生から、工業化を実現するまでの技術開発の経緯を紹介すると共に、応用製品を含めた研究開発の最前線を紹介、国内企業間の連携を強めることにより、新産業を創出することを目的とします。
1. 日 時: 9月15日(木)12 : 00〜14 : 05
2. プログラム:
総合司会 (日本ゼオン株式会社 総合開発センター長)三平 能之
12 : 00-12 : 05
(1)開会のご挨拶
(日本ゼオン株式会社 特別経営技監)荒川 公平
12 : 05-12 : 35(2)カーボンナノチューブ合成、用途開発最新動向
(日本ゼオン株式会社 総合開発センター CNT研究所)上島 貢
12 : 35-13 : 05
(3)カーボンナノチューブ複合材料開発
(日本ゼオン株式会社 総合開発センター CNT研究所)武山 慶久
13 : 05-13 : 35
(4)カーボンナノチューブを用いた柔らかいデバイス開発
(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ナノチューブ実用化研究センター)山田 健郎
13 : 35-14 : 05
(5)酵素修飾ナノカーボン電極によるバイオセンサ・バイオ電池の開発
(東北大学大学院 工学研究科 ファインメカニクス専攻)西澤 松彦