| 高分子 Vol.60 No.6 |
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特集 金属材料と有機材料の精密融合 |
| 金属材料と有機材料は全く異なる原料や合成条件，合成プロセスを経て作り出されている。また，その構造解析手法や求められる材料物性も大きく異なるために，長い間異なる研究分野として発展してきた。しかし，近年のナノサイエンス・ナノテクノロジーの発達によって，ナノスケールでの材料の微細化や微小観察ができるようになり，金属材料と有機材料の融合（Fusion）が可能になってきた。有機物が金属クラスターを安定化させたり，金属が有機材料合成の鋳型になったりして，お互いに助け合うことで，新しい物質が生まれている。このような新物質では，従来材料では実現不可能な機能の発現が期待されている。本特集では，本分野で活躍されている先生方に最先端の融合研究を紹介して頂き，今後の本研究分野の方向性と応用・実用化に向けた可能性を探る。 樋口・中川・宮田・山元 |
| Hot Topics |
371
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| 素描 |
| ナノによる融合で新分野を！ | 戸嶋 直樹 | 373 |
| 展望 |
| 高分子を担体とする金クラスターの触媒作用 | 石田 玉青・春田 正毅 | 374
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| 熱応答性磁性ナノ粒子のバイオ分野への応用 | 近藤 昭彦・大西 徳幸 | 378
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| デンドリマー内での金属微粒子の合成と機能 | 今岡 享稔・山元 公寿 | 382
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| 水中における配位高分子のアダプティブな自己組織化と機能性ナノ粒子の形成 | 西藪 隆平・君塚 信夫 | 386
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| ポリワーズ |
390
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| トピックス |
| イオン液体に高分散した金属ナノ粒子の合成と光機能材料への応用 | 岡崎 健一・鳥本 司 | 391
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| 金属錯体が形成するナノ空間内での高分子合成・物性 | 植村 卓史 | 393
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| 高規則性陽極酸化ポーラスアルミナによる膜乳化 | 柳下 崇 | 395
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| 金属ナノ粒子と高分子の複合材料の精密設計 | 赤松 謙祐 | 397
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| 金属錯体反応場としてのタンパク質結晶設計 | 上野 隆史 | 399
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| グローイングポリマー |
| 「らせん」と「ザリガニ」をつなぐもの | 西村 達也 | 401 |
| 米国留学経験で得たもの | 林 灯 | 402 |
| 先輩からのメッセージ − |
| 笑顔と感謝 | 佐藤 直正 | 403
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| 高分子科学最近の進歩 |
| 量子ビーム利用による現代の高分子結晶構造解析 | 田代 孝二 | 404
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| 学会からのお知らせ | 409 |
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