高分子 Vol.66 No.4
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特集 高分子科学のはじまりと未来
ハイテク分野でも日常生活でも欠かすことのできない高分子! その分子量が見かけではなく、本当に大きい化合物であるとの概念が提唱されてから間もなく100年になろうとしている。言うまでもなく、提唱者はStaudinger教授である。彼の綿密な研究により提唱から確立へと進んでいく過程には二人の日本人が貢献している。一方、我が国も高分子科学技術の発展に大きく貢献してきた。そこで本号では、高分子概念の提唱の時代を振り返り、さらに高分子の未来をテーマとした若手研究者による座談会を通じて、高分子の科学技術を次の世代に受け継ぎ、引き継ぐことの大切さについて考える機会を提供したい。
Guest Editors:中條利一郎・古川 安・大野弘幸
芹澤・田井

Digest for English Readers
150

Hot Topics
152

素描
高分子の100年を考える 中條善樹
153

展望
学問としての「高分子」誕生前夜 古川 安
154
Staudingerの研究を現代の高分子科学で見る 中條利一郎
158

GALLERY
162

トピックス
落合英二先生と高分子化学の出会い 廣部雅昭・大和田智彦
163

Polyman画
166

座談会
変わりゆく研究環境とこれからの高分子学会 樫田 啓・児島千恵・酒井崇匡・寺島崇矢・沼田圭司・星野 友・藪  浩
司会者:佐藤浩太郎
167

グローイングポリマー
経験が、物言う自分をつくる 白木智丈
175

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
ジェンダー平等とワーク・ライフ・バランス 貞許礼子
176

高分子科学最近の進歩
ヒ素元素を活かした元素ブロック高分子 井本裕顕・田中 進・中 建介
177

私の本棚から 角五正弘 / 川添直輝
182
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